2023/10/7 晴れ。ボランティア体験記(関東女子サッカーリーグ1部 後期第4節「南葛SCウイングス vs VONDS市原FCレディース」)
はじめに
この日は11:00から、南葛SCの女子チームである南葛SCウイングスと、VONDS市原FCレディースの試合が、水元総合スポーツセンターでありました。
今季のウイングスにとって、水元で開催されるホームゲームは、この日が最後になります。
対戦相手であるVONDS市原FCレディースは、関東女子サッカーリーグに所属しているチームの中で、なでしこリーグ参入を目指しているチームの一つです。
同じ目標を持つ、いわばライバルチーム。今季は、2試合やって2連敗しているので、今度こそ勝ちたいですね。
前節までの順位表を貼っておきます。
ウイングスは現在4位。上位3チームとの差を少しでも縮めていきたいところです。
そして、どうやら今季から始まった「ウイングス選手による観客のお見送り」企画ですが、今回も変わらず実施するようです。
この日の試合情報が公式サイトにアップされているので、リンクを貼っておきます。
そんなウイングスの試合ですが、自分はボランティアとして参加してきました。
当日を迎えて
9月後半から涼しい日が続き、だいぶ暑さも和らぎました。
ただ、この日は、そこまで気温は上がらなかったとはいえ、かなり陽射しが強かったですね。
キックオフ時間は11:00なので、ボランティアは2時間前の9:00集合となります。
そのため、8時ぐらいには家を出る必要がありました。
前回、ウイングスのボランティアをしたのが5月なので、本当に久々にボランティアに向かうことになります。
現地到着(8:30)
久々のボランティアということもあり、どこまで厚着をすれば良いのか悩んだのですが、ウイングスのレプリカユニの上にジャケットだけ着ていくことにしました。
余裕を持って8時前には家を出たせいか、ちょっと早く到着しすぎてしまったので、適当にぶらぶらして時間を過ごします。
それから、10分前ぐらいにボランティアの集合場所に到着したのですが、既に大半のメンバーが揃ってました。
作業開始まで、もう少し時間があるのですが、ひとまず運用マニュアルと、ボランティアが着用するビブスが配布されました。
集合時刻の9時になったので、南葛スタッフの如月さんから、挨拶と作業の説明がありました。
どうやら、この日は風が強かったので、(運用マニュアルには記載があるのですが)、安全のためテントの設営は見送るとのことです。
また、試合終了予定が12:45ぐらいなのですが、約40分後の13:30には、別のイベントが入っているとのことで、撤収作業は速やかに行う必要があるとのことでした。
さて、この日の事前作業としては、こんな感じです。
受付にテーブルと椅子の設置
各チームにベンチを設置
本部にテーブルと椅子の設置
アドボードの設置
ピッチの横に来場者用ベンチの設置
コーナーフラッグの設置
ゴールを移動
横断幕の掲出
この中で、横断幕の掲出以外は9:40までに終わらせる必要があります。
また、事前作業と撤収作業は全員で行うのですが、開場から試合終了までの役割分担を決めます。
ボランティアが担当する役割は以下になります。
ボールパーソン
受付
案内
担架要員
自分はボールパーソンをやることになりました。
ボランティア作業の開始(9:10)
まずは、事前作業を各自で分担して行います。
この日は、テントの設営が無かったため、いつもより作業量が少なく、試合に向けての準備は、早い段階で終了しました。
グラウンドには、VONDS市原レディース側が持ち込んだ練習用のアイテムが設置されてましたね。
試合が出来る状態になったので、次に横断幕の掲出作業を開始しましたが、これが思ったより時間がかかることになりました。
いつものように移動式のネットに横断幕を張っていくのですが、この日は、かなりの強風で、移動式のネットごと倒れてしまいそうになりました。
スタッフの方とも相談した結果、安全のため移動式のネットを端っこに移動して、一番外側に固定されているネットに横断幕を張りかえる、といったことになりました。
予定外の作業で、思ったより時間がかかりましたが、なんとか試合開始30分前には、横断幕の掲出が全て完了しました。
自分は見たことなかったのですが、相田さくら選手(背番号2)と鈴木紋伽選手(背番号16)の横断幕が増えてましたね。
サポーターの方が持参した横断幕も合わせると、なかなか賑やかな感じになりました。
ひとまずこれで落ち着いたので、試合開始時間まで、待ち時間となる、はずでした。
さて、反対側には、VONDS市原FCレディースの横断幕が掲出されています。20枚以上ありました。
こちらも移動式のネットに全て張られています。
安全のため配置を変えた方が良いのではないか?と、スタッフの間で検討している際にも、強風でネットが倒れそうになるシーンがありました。
会場の大きさもあり、移動式のネットを端っこに置くことも出来ず、結局、移動式のネットから全て横断幕を外し、その後ろにある外側のネットに付け替える、といった対策を取ることになりました。
数が多かったのと、高い位置の横断幕は脚立を使用しなければ届かなかったことから、かなりギリギリでしたが、なんとか試合開始までに間に合いました。
自分の役割であるボールパーソンは、本来は試合開始15分前にはボールを受け取り、配置に付くのですが、この日は作業が延びてしまったため、残り10分を切ったあたりでボールを受け取ることになりましたね。
試合開始(13:00)
色々ありましたが、ついにキックオフです。
スタメンをチェックする余裕が無かったので、ピッチに出ている選手を確認していたのですが、ほぼ前節と同じメンバーのようです。
リーグの序盤では、中谷汐音選手(背番号13)が2列目あたりのポジションでしたが、今はトップの位置で出ていますね。
また、呉娟花選手(背番号18)も前節からスタメンで出場しています。
おそらく、ですが、今季の残りのリーグ戦は、来季に向けて色んなことを試していくのではないかな、と思ったりします。
試合の方はと言えば、かなりの強風が中央から左右に吹いていて、自陣で守時は向かい風、攻める時は追い風、といったような感じだったのではないかと想像しています。
9月から調子を上げていた中谷汐音選手は、この日は徹底的にマークされていて、自由に動けないように見えましたね。
こういった重圧を、個人技なり味方に頼るなりして打開出来るようになれば、もっと凄い選手になりそうです。
個人的に、一番目立ってたのは菅野永遠(背番号8)でした。チームの中では、一番走ってたんじゃないでしょうか。
終わってみれば、お互い得点を決めることは出来ず、0-0の引き分けとなりました。
この日の試合の模様はアーカイブが残っている(2023年10月時点)ので、お時間ある方は是非ご覧ください。
ハイライトはこちらになります。
試合が終わって(14:50頃)
試合終了後、すぐに選手たちによる観客のお見送りがあります。
この日は時間が無い(次の予定が決まっている)ため、撤収作業を並行して行います。
みんなで、試合開始前の状態に戻していきますが、かなり手慣れたもので、どんどん作業が進んでいきます。
その間に、お見送りが終わった選手たちが戻ってきたので、みんなで記念写真を撮ります。
今季、水元総合スポーツセンターでボランティアをするのも、これで最後だと思うと、少し寂しくなりますね。
ホームゲームがあと1試合あるのですが、試合会場が東金町運動場になります。
さて、撤収作業も時間までに完了し、参加証とクオカード、それと軽食をいただき、解散となりました。
軽食は、例のごとくスクラッチコーヒーさんのサンドになります。
右下の文字を見ると、どうやら今回はバジルサンドのようです。
トマトの部分が、めちゃくちゃ美味しいんですよね。大好きなサンドの一つです。
それにしても、この日はかなり陽射しが強く、顔が日焼けしてしまいました。鼻から口にかけて、ヒリヒリして痛いです。
振り返って
VONDS市原とは今季3戦目となりますが、結局、引き分けに終わり、これで今季の対戦成績は0勝2敗1分となります。
おそらく来季も、なでしこリーグ参入に向けて、お互いに切磋琢磨していく相手だとは思いますが、次は勝つところが観たいですね。
それにしても、VONDS市原のサポーターの方で、レプリカユニを着て応援してる方も結構多かった気がします。
試合が終わったのが昼過ぎなので、まだ帰るには早いだろうし、葛飾区で何かしら楽しんでから帰ってくれれば良いな、なんてことを思います。
なお、この日の来場者数は126人だったそうです。
来場者に配布するプログラムも、全部なくなったみたいですね。
なお、その他の試合結果は、以下のとおりです。
レイア湘南 3-0 早稲田大学
東洋大学 1-3 東京国際大学
神奈川大学 5-0 筑波大学
ウイングスより上位に居るOSAレイア湘南と神奈川大学が勝利したので、勝ち点差が少し広がってしまいました。
これで3位との勝ち点差が8となり、残り3試合で追いつくのは(不可能ではないですが)かなり厳しい状況ですね。
さて、次の試合は1週間後、アウェーでOSAレイア湘南と対戦します。
前回の対戦では0-2で敗戦しています。
そんなレイア湘南ですが、なでしこリーグの入替戦に出場することが決まっており、上手くいけば来季からは、なでしこリーグに参入することになります。
関東女子サッカーリーグでは、一番なでしこリーグに近いチームでしょう。
そんなチームを相手に、今のウイングスのチカラがどこまで通用するのか、自分たちの実力を測る絶好の機会とも言えますね。
さて、今季の試合を振り返ると、レイア湘南は非常に得点力の高いチームです。
特に、6得点4アシストを決めている鈴木陽笑選手(背番号11)と、4得点8アシストを決めている高橋沙矢香選手(背番号9)のFW2人が結果を出していますね。
また、塩野海風選手(背番号10)なんかも厄介な選手だった気がします(今季は4得点2アシスト)。
レイア湘南は、来季は、なでしこリーグに参入するかもしれず、ひょっとしたら、しらばく対戦することの無くなる相手かもしれません。
勝って終わりたいところですね。
がんばれ!南葛SCウイングス!