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2024/5/11 晴れ(強風)。ボランティア体験記(関東女子サッカーリーグ1部 前期第5節「南葛SCウイングス vs 早稲田大学」)

関東女子サッカーリーグ第5節にて、ボランティアの体験記と試合の感想や次節の日程などをまとめました。

はじめに

この日は、南葛SCウイングスと早稲田大学の1戦となります。

これまでの試合は水元で行われていましたが、今回は奥戸での開催となりました。

キックオフ時間は18:00となり、いつもより少し遅い時間になります。

この日は今季最初の奥戸開催ということもあり、300人大作戦と称した冠マッチ的な試合だったようです。

南葛の公式サイトに公開されている試合情報のリンクを貼っておきます。


さて、前節までの結果より、南葛SCウイングスは現在2位、対する早稲田大学は4位となっています。

第4節まで

そんなウイングスの試合ですが、ボランティアとして参加してきました。

当日を迎えて

非常に天気が良く、かなり暖かくなるのでは?と思ってましたが、実際には風が非常に強く、日が暮れると寒さを感じる一日となりました。

キックオフが18:00のため、ボランティアクルーの集合時間は2時間前の16:00となります。

終了時間が21:00頃の予定だったので、念のため長袖を着てボランティアに参加することにしました。

なお、この日はウイングスの試合の前に南葛SCユースの試合も組まれており、14:00には開場していたようです。

現地到着(15:45)

集合時間の15分前には現地に到着します。

現地に置かれていた看板

14:45から南葛SCユースの試合が組まれており、この時は、ちょうど後半が始まろうとしている頃でした。

会場には既に何人かのボランティアクルーが到着していましたが、それ以上に大勢のサポーターで賑わっています。

作業開始までは、まだ時間があったので、他のクルーと談笑しながら待つことにしました。

ボランティア開始(16:00)

まだ到着していないクルーも居ましたが、時間になったので運用マニュアルとビブスが配布され、作業の説明が始まります。

水元の時と大きくは変わらないのですが、奥戸の場合はグラウンドの周りに陸上のトラックがあることから、人工芝をコーナーフラッグの周りに設置する作業が増えます。

ただ、ユースチームが試合中なので、グラウンド付近の作業は後回しにして、まずはアドボードや横断幕の掲出を行い、それからテントの設営を行うことにしました。

事前作業は以下のようになります。

  • 会場受付にテント、テーブル、椅子の設置

  • 各チームにテントとベンチを設置

  • 本部にテントとテーブル、椅子の設置

  • アドボード用のウォーターウェイトに水を入れる

  • アドボードの設置

  • ボールパーソン用のパイプ椅子を配置

  • 横断幕の掲出

  • コーナーフラッグの周りに人工芝を敷く

16:50までには試合が出来る環境を整えなくてはならないのですが、既にユースチームが試合を行っているため、そこは問題なさそうです。

ただ、この日は非常に風が強かったので、安全面を考慮して受付のテントを設営するのは止めることにしました。

アドボードも、いったんは設置しますが、風で飛んでいくと危険なので、状況によっては伏せておくことになります。

さて、事前作業を始める前に、この日の役割分担を決めることにします。

  • ボールパーソン(9名)

  • 受付(2名)

  • 案内(7名)

  • 担架(2名)

  • その他(2名)

いつものごとく、ボールパーソンをやることにしました。

あらかじめボールパーソン同士で集まり、自分がどこの位置でボールを持つか話し合って決めます。

それが終わったら、いよいよ作業開始です。

作業開始(16:10)

ユースの試合が行われていたので、まずは横断幕とアドボードの掲出、それとウォーターウェイトの準備から始めます。

ただ、非常に風が強く、アドボードなんかは重石を置いたとしても簡単に飛んでいってしまいそうでした。

アドボードの設置

テントを設営する時も、そのままだと飛んでいきそうなぐらい風が強くて、重石を固定するまで、みんなでテントを抑えてました。

ただ、重石を置いても、突風が来たら吹き飛んでしまうんじゃないか、と思うぐらい風が強かったですね。

固まったゴムチップも、あちこちに散乱していたので、それを拾っておきます。

強風のせいで、普段よりかなり疲弊しましたが、ひととおり作業が終わったので、配られた軽食を食べることにします。

この日はキーマカレーサンドでした。

キーマカレー

スパイスが効いてて、とても美味しかったですね。

ちょうど晩ご飯の時間帯に試合が行われることもあり、ほどよく満腹感を得られて良かったです。

会場を見渡すと、スコアボードやウェルカムボードもありました。

スコアボード
ウェルカムボード


お互いの横断幕も掲出されてました。

ウイングスの横断幕
早稲田大学の横断幕


さて、ボールパーソンは、7分前には本部に集合し、試合で使用するボールを受け取る必要があります。

余裕を持って移動し、本部でボールを受け取った後、自分の担当場所で試合開始まで待機することにしました。

なお、この日のメンバーは以下のとおりでした。

スタメン
GK(1)高橋 純佳
DF(3)堤 夏穂
DF(2)相田 さくら
DF(20)岡田 真波
DF(23)今井 彩絢
MF(18)呉 娟花
DF(4)人見 のどか
MF(17)佐藤 幸恵
MF(8)菅野 永遠
MF(7)石倉 花純
FW(9)広瀬 永里香

ベンチ
GK(31)中川 良美
DF(5)大河原 美和
MF(6)瀧澤 璃麻
MF(14)高原 麻実
MF(15)小島 さつき
MF(16)中原 藍
MF(24)堀井 綾乃
FW(13)永木 真理子
FW(22)門司 恵音

前節と同じメンバーですね。

スタメンはそろそろ固まってきたのかもしれません。

試合開始(18:00)

エスコートキッズと共に選手が入場し、いよいよ試合が始まります。

通常であれば、前半は風上スタートでしたが、エンドが変更となり、前半はウイングスが風下からのスタートとなりました。

風上の方がボールの飛距離も出るので、早稲田大学としては前半で得点を稼ぐつもりだったのかもしれません。

しかし、試合はウイングスの一方的な展開となりました。

前半3分の菅野永遠選手のシュートを皮切りに、ウイングスは数多くのチャンスを作り出します。

早稲田大学のチャンスも、まったく無いわけではないのですが、ほとんどウイングスが主導権を握っていたと思います。

それでも点が入らない時は入らないのですが、この日は前半21分、31分、35分と、ウイングスが立て続けに得点を重ね、3-0とします。

1点目は広瀬永里香選手の折り返しヘディングから石倉花純選手が見事なヘディングシュートを、2点目も石倉花純選手が素晴らしいトラップからキーパーの手を弾いてゴールを決めます。

3点目は菅野永遠選手による見事なループシュートで、今季初ゴールとなります。

ほとんど一方的な展開になりつつあったんですが、前半39分に失点してしまいます。

前にボールを運ぼうとした菅野永遠選手がボールをロストし、合わせて前に出ていた岡田真波選手の後方に大きなスペースが出来てしまったことで、そこを上手く使われ失点してしまいました。

決めたのは背番号24の三宅万尋選手。なんでも今年1年生で、昨年まで十文字高校に所属していたようです。

この後もコーナーキックのピンチがありましたが、結局3-1で前半を折り返すことになります。

ハーフタイムではダンサーによるショーが行われました。

時間は19:00になろうとしている時間帯、辺りは既に暗くなっています。

照明の灯りがグラウンドを照らしていて、なんだか綺麗でしたね。ただ、風が強かったので、かなり寒かったです。

後半開始直前の様子

後半からは広瀬永里香選手に代わって堀井綾乃選手が入りました。

てっきり石倉花純選手か佐藤幸恵選手がトップの位置に入るのかと思いきや、堀井綾乃選手がそのままトップに入ってたのは驚きました。

後半は風上からの攻撃になるので、前半よりやりやすいんじゃないかな、と思ってましたが、思ったよりやりにくそうでしたね。

後半8分には、佐藤幸恵選手がキーパーへのバックパスをカットして鮮やかにゴールを決めます。

これはもう完全に狙ってましたね。これで4-1となりました。

あとは、試合の趨勢を見極めながら、今まであまり出場機会を得られなかった選手を積極的に起用していったように思います。

後半16分に小島さつき選手が出た時は、この日が誕生日だったこともあり、会場がどっと沸きましたね。

個人的に驚いたのが今井彩絢選手です。後半39分に大河原美和選手と交代したのですが、ピッチの外に走っていくスピードが速い。

まだ、こんな速度で走れるほどの余力があるのかと。

今はまだそこまで目立ってはいませんが、もっとチームに慣れてくれば、佐藤幸恵選手の代わりを務めるぐらいになるかもしれないな、なんてことを思ったりします。

それにしても、最後まで佐藤幸恵選手と菅野永遠選手は相手のゴールを目指して走り続けてました。

相手選手からすれば、厄介だったろうな、って思います。

惜しいシーンもたくさんありましたが、結局そのまま試合が終わり、4-1でウイングスの勝利となりました。


試合のアーカイブは残っていませんでしたが、ハイライトが公開されているので、リンクを貼っておきます。


試合が終わって(20:00頃)

試合終了後、サポーターによる葛飾ラプソディーが歌われたり、監督のインタビューにヒーローインタビューに加え、恒例のお見送り企画などが行われてました。

それを眺めている余裕も無く、事前作業で設置したものを片付けていきます。

途中で、選手たちと恒例の記念撮影をします。

恒例の記念写真

この後、てきぱきと事後作業を終わらせて、参加証とクオカードをいただき、ボランティアは無事に終了。解散となりました。

その他の試合結果や次節の予定など

その他の試合結果は、以下のとおりです。

東京国際大学        2-4 十文字高校
VONDS市原       1-0 神奈川大学
日体大SMG横浜サテライト 0-0 東洋大学

VONDS市原は引き分けを挟んで4連勝となります。最も失点の少ないチームですね。

十文字高校も、前節はVONDS市原に負けたものの今節は勝利しています。梅本恵選手がハットトリックを決めたようです。

日体大SMG横浜サテライトと東洋大学は引き分けとなりました。この試合はコーナーキックが互いに一度も無かったようです。なかなか珍しい気がしますね。

第5節終了時の順位表は以下のとおりです。

第5節まで


次節の予定は、以下のとおりです。

5/18(土)
16:00 十文字高校 - 日体大SMG横浜サテライト

5/19(日)
11:00 神奈川大学 - 南葛SCウイングス
16:00 早稲田大学 - VONDS市原
18:00 東洋大学 - 東京国際大学

振り返って

これでホームでは3連勝となります。ただ、アウェイでの戦いは1敗1分なので、そこは今後の課題といったところでしょうか。

基本となるメンバーは固まってきたような気がしますが、ポジションに関しては流動的な部分もありますね。

特に、1トップに関してはメンバーが固定されていない気がします。ひょっとしたら、そもそも固定するつもりがなく、単に相手をかき回す役目が主なのかもしれません。

失点シーンは、前への意識を強く持っているため、仕方ないところではあります。

それにしても、技の石倉、パワーの佐藤、と勝手に思ってましたが、今節は石倉花純選手がヘディングと強烈なシュートで決めており、逆に佐藤幸恵選手が技ありのゴールを決めているので、良い意味で予想を裏切られました。

この日は300人大作戦とのことで、スタンド席を気にしながらボランティアをしていたのですが、なんと417人のお客様が来場されたようです。

これは今季の関東女子サッカーリーグでは1番の集客となりました。

次のホーム奥戸は6月16日になりますが、どれぐらい集まるのか、今から楽しみですね。

さて、次節からは3戦連続アウェイでの戦いとなります。

正直、アウェイで勝てるようにならないと、なでしこリーグ昇格は難しいと思うので、この3連戦には非常に注目しています。

注目はしているのですが、残念ながらアウェイなのでライブ配信は無さそうですね。

嘆いてても仕方ないので、現地に行けない日でも、SNSなどを通じて応援をしたいと思います。

がんばれ!南葛SCウイングス!


最後に、得点とアシストだけが全てではありませんが、関東女子サッカーリーグ1部におけるチーム内の得点ランキングと、アシストランキングをまとめてみます(2024年5月18日時点で公式発表があったものを集計対象としています)。

※手作業で、まとめたものなので、間違いがあったらすみません。

◆チーム内得点ランキング(敬称略)
1位 石倉花純・・・8得点(リーグ1位)
2位 佐藤幸恵・・・3得点(リーグ2位)
3位 小島さつき・・2得点(リーグ6位)
   呉娟花・・・・2得点(リーグ6位)
5位 菅野永遠・・・1得点(リーグ32位)
   岡田真波・・・1得点(リーグ32位)

◆チーム内アシストランキング(敬称略)
1位 石倉花純・・・2アシスト(リーグ1位)
   菅野永遠・・・2アシスト(リーグ1位)
3位 堤夏穂・・・・1アシスト(リーグ9位)
   広瀬永里香・・1アシスト(リーグ9位)
   高原麻実・・・1アシスト(リーグ9位)
   佐藤幸恵・・・1アシスト(リーグ9位)
   今井彩絢・・・1アシスト(リーグ9位)
   堀井綾乃・・・1アシスト(リーグ9位)

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