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2024年、南葛SCウイングス「なでしこリーグ2部入替戦予選大会 詳細決定」

入替戦予選大会の組み合わせや日程などが発表になりました。

ちなみに、2021年、2022年は9月の最初の月曜日に、2023年は1週間早く、8月28日の月曜日に組み合わせが発表されてました。

その流れで、今年も月曜日かな、と思っていたのですが、8月29日の木曜日に発表されました。

せっかくなので、ざっくりまとめてみます。


試合方式決定

昨季までは入替戦予選大会に出場するチームが7チーム以上あったため、Aグループと、Bグループに分かれて試合を行っていました。

今季は出場チームが5チームのため、総当たりによるリーグ戦となります。

それに伴い、昨季は4日間で4試合だったのが、今季は5日間で4試合となりました。

出場するチームは以下の5チームです。

1.北海道リラ・コンサドーレ(北海道)
2.FCゼブラレディース岩手(岩手)
3.VONDS市原FCレディース(千葉)
4.南葛SC WINGS(東京)
5.レノファ山口FCレディース(山口)

この中で、「FCゼブラレディース岩手」と「VONDS市原FCレディース」は初めての出場となります。

「レノファ山口FCレディース」は3回目、「北海道リラ・コンサドーレ」は4回目の出場となります。

ちなみにウイングスは2019年にも出場しているので、2023年と合わせて、今回が3回目ですね。

残念ながら、昨季は審査に通った「リリーウルフ.F石川」や、過去に審査を通ったことのある「エナジック琉球デイゴス」、昨季なでしこリーグから降格してしまった「ノルディーア北海道」は、今季は落選してしまったようです。

※なお、文中にある出場回数ですが、2021シーズンよりWEリーグが設立されたことでリーグが再編されたこともあり、ひとまず過去5年間の記録を元に記載しています。

2018シーズン以前の記録も加えると、ウイングスとレノファはもう少し出場回数が増えます。

さて、公式サイトにもお知らせがアップされているので、リンクを貼っておきます。


レギュレーションなど

昨季は、木金土日の4日間で開催されてましたが、今季は、土日月火水の5日間で開催されます。

一番盛り上がるであろう最終戦が、週の真ん中である水曜日なので、現地で観戦するハードルが高くなってますね。

試合会場は昨季に引き続き、Jヴィレッジ(福島)で行われるようです。

35分ハーフの70分、引き分けの場合はPK戦で決着をつけます。ハーフタイムは10分になります。

勝ち点の考え方が一般のリーグ戦とは異なる点も注意ですね。

勝ち点の考え方
・勝利した場合は勝ち点3
・PK勝ちでは2
・PK負けでは1
・負けは0

過密日程ですが、通常よりも試合時間がかなり短いのが救いですね。

なお、勝ち点が並んだ場合は、得失点差、総得点、チーム間の対戦成績、反則の数、抽選、の順番で上位が決まるようです。

中学生以上であれば、8月30日13時までに登録が完了すれば出場することが出来るようです。

詳しくは、なでしこリーグの公式サイトに色々載ってましたので、リンクを貼っておきます。


試合日程

試合日程は下記になります。

試合日程

この中で、「北海道リラ・コンサドーレ」は土曜日から4連戦、「VONDS市原FCレディース」は日曜日から4連戦となります。

「FCゼブラレディース岩手」は2連戦した後に休みを1日挟んで、また2連戦となります。

「南葛SC WINGS」は、土曜日に試合をして日曜休んで3連戦、「レノファ山口FCレディース」は3連戦した後に休みを挟んで水曜日に試合、といった形です。

全て同じ時間帯に行われるため、試合がある日は他のチームの試合を観る(偵察する)ことが出来ません。

そう考えると、4連戦とは言え、初日に試合が無いVONDS市原レディースは事前に他のチームを偵察出来るので、その点では有利かもしれません。

この中で2位までに入れば、入替戦の本戦に出場することが出来ます。

出場回数の多い「レノファ山口FCレディース」と、皇后杯の関東予選で優勝した「VONDS市原FCレディース」が強敵と言えそうです。

出場回数だけで言えば「北海道リラ・コンサドーレ」が最も多いのですが、選手層が薄く、勝ち抜くのは厳しいのではないかと思います。

「FCゼブラレディース岩手」は未知数ですね。台風の目になるかもしれません。

入替戦本戦の試合日程

入替戦の本戦は11月2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)の4日間で、ホーム&アウェイ方式で行われることが決定しています。

予選1位のチームは、なでしこリーグ12位のチームと、予選2位のチームは、なでしこリーグ11位のチームと入替戦を行います。

本戦の組み合わせ

ホームとアウェイで試合を行い、勝てば、なでしこリーグ参入の資格を得ることが出来ます。

ウイングスが勝ち抜けば、葛飾区のホームで入替戦が実現するかもしれませんね。

なお、なでしこリーグ2部は、現時点(2024年9月25日)では残り5試合となっており、順位表は以下のようになっています。

第17節終了時点

入替戦に勝ち抜いた場合は、なでしこリーグ2部の動向も見逃せません。

感想

さて、ここからは個人の感想です。

まず、試合日程からウイングスの試合だけ抜き出すと、以下のようになります。

ウイングスの試合のみ

いずれの試合も簡単に勝てる相手ではないでしょうが、おそらく最大のライバルは「VONDS市原FCレディース」でしょう。

その相手と休み明けに戦えるのは運が良いとも言えます。

リーグ戦でも何度か戦っている相手なので、ある程度は手の内をお互い知っているはず。

とすると、新加入の選手を起用してみるのも面白いかもしれません。

また、ウイングスは通算3回目の出場ですが、「VONDS市原FCレディース」は初出場という経験の差。

これも一つ有利な点と言えるかもしれません・・・が、皇后杯関東予選を優勝するようなチームだからなあ、あまりアドバンテージにはならないかもしれないですね。

そして何より大事なのが初戦の「レノファ山口FCレディース」との戦い。

この相手とは昨季の入替戦予選でも3日目に戦っており、その時はウイングスが1-0で勝利しています。

今季は初戦で当たることになりましたが、ここに勝つことで本戦出場がぐっと近くなることでしょう。

ただ、ピッチの外では「VONDS市原レディース」の偵察の目が光っていると思うので、秘密兵器(があれば)温存していきたいですね。

ちなみに、ウイングスに少しだけ在籍していた長谷川愛選手が「レノファ山口FCレディース」に移籍しています。

どんなプレイをするのか楽しみですね。

3試合目には「北海道リラ・コンサドーレ」と対戦します。

「北海道リラ・コンサドーレ」にとっては4連戦最後の試合になり、おそらく疲労もピークに達している状態ではないでしょうか。

また、2021年以降「北海道リラ・コンサドーレ」は毎年出場していますが、この大会で勝利したことはおろか、引き分けたこともありません。

よほどのことが無い限り、勝てるのではないかと思っているのですが、何が起こるか分からないのがスポーツの世界。油断は出来ないですね。

最後に試合するのは「FCゼブラレディース岩手」。

2022年に設立された新しいチームなのですが、前身が盛岡ゼブラのレディースチームとのことです。

ホームページを見ると、香港代表?の選手が3人在籍しているようです。

どんなチームなのでしょう。わくわくしますね。

5日間なので、始まったと思ったら、あっという間に終わってしまいます。

2024年9月25日にこの日記を書いているのですが、なんと1週間後には決着がついているのです。

果たして、どんな結果が待ち受けているのでしょうか。

がんばれ!南葛SCウイングス!

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