2024/7/13小雨。関東女子サッカーリーグ１部 後期第３節「南葛SCウイングス vs 日体大SMG横浜サテライト」
２０２４年７月１３日に行われたウイングスと日体大ＳＭＧ横浜サテライトの試合を中心に、７月までの関東女子サッカーリーグを振り返ったりしてみました。
はじめに
今節は、関東女子サッカーリーグの後期第３節となり、南葛ＳＣウイングスにとっては、この試合が終われば、しばらくの中断期間となります。
今節はアウェイでの戦いなのですが、試合会場は「奥戸総合スポーツセンター」で行われます。
そのため、アウェイのようでホームのような試合です。
さて、関東女子サッカーリーグは、後期の日程が変則的になっており、前回のウイングスの試合（６月１６日）から今日までに、３つの試合が行われました。
それぞれの結果は以下のとおりです。
6/22（土）
十文字高校 ５－１ 早稲田大学（後期第３節）
6/23（日）
東洋大学 ２－２ ＶＯＮＤＳ市原（後期第３節）
7/7（日）
日体大ＳＭＧ横浜サテライト ０－２ ＶＯＮＤＳ市原（後期第１節）
この結果、順位表は以下のようになりました。
残念ながらウイングスは４位に後退していますが、試合数が異なるため、あくまで暫定の順位になります。
今節の対戦相手である日体大ＳＭＧ横浜サテライトは最下位ですが、試合数がウイングスより１試合少ないです。
そのため、もし今節勝って、次の試合も勝った場合は勝点が１３となり、なんとウイングスは追いつかれてしまいます。
アウェイでは勝てないウイングスですが、今節はホームのようなアウェイ戦、なんとしても勝利を掴みたいところですね。
この日の試合情報も南葛の公式サイトにアップされているので、リンクを貼っておきます。
今回は奥戸開催なので、現地観戦することにしました。
当日を迎えて
７月に入ってからというもの夏の気配が一気に増してきたのですが、木曜日ぐらいから雨が多くなってきて、寒暖差の激しい週となりました。
この日も曇り空で、どうやら試合が行われる夕方の時間帯には雨が降る可能性があるとのことです。
ひとまず、いつ雨が降っても大丈夫な準備を整えて、現地に向かうことにしました。
現地到着（１７：３０～）
キックオフが１８：００なのですが、その３０分ぐらい前に現地に到着します。
かなり、のんびりですね。
少し前に小雨が降っていたのですが、到着した時には止んでました。
既にグラウンドの奥には横断幕が掲出してあり、ちょうどウイングスのメンバーがウォーミングアップを行っているところでした。
いつもは、ウォーミングアップの光景を見ることも無いのですが、この日はスタンド観戦なので、両チームともよく見えます。
こうやってみると、相手チームとウォーミングアップの違いを観るのが意外に面白いなあ、って思います。
ウイングスの場合はボールを使ってウォーミングアップを開始することが多いのですが、日体大ＳＭＧ横浜サテライトは体を動かしてからボールを使ってウォーミングアップをしてます。
順番が両チームとも逆なんですよね。
そういえば、十文字高校なんかも、日体大ＳＭＧ横浜サテライトと同じような順番でウォーミングアップをしていました。
さて、この日のメンバーは以下のとおりです。
ＧＫ（１）高橋 純佳
ＤＦ（16）中原 藍
ＤＦ（２）相田 さくら
ＤＦ（20）岡田 真波
ＤＦ（24）堀井 綾乃
ＭＦ（４）人見 のどか
ＭＦ（８）菅野 永遠
ＭＦ（３）堤 夏穂
ＭＦ（17）佐藤 幸恵
ＦＷ（22）門司 恵音
ＭＦ（７）石倉 花純
ベンチ
ＧＫ（31）中川 良美
ＤＦ（５）大河原 美和
ＤＦ（15）小島 さつき
ＤＦ（23）今井 彩絢
ＤＦ（26）佐藤 春世
ＭＦ（６）瀧澤 璃麻
ＭＦ（14）高原 麻実
ＦＷ（９）広瀬 永里香
ＦＷ（13）永木 真理子
引き続き、中原藍選手が右のサイドバックで起用されています。
前節の十文字高校戦では、センターバックに大河原美和選手が起用されていましたが、今節は岡田真波選手が起用されています。
ＦＷの位置には門司恵音選手が初のスタメン出場です。
それ以外は、前節までと大きく変わっていません。
試合開始（１８：００～）
予定通り試合が始まります。
前半はウイングスがチャンスを作ることが多かったですが、なかなか得点出来ません。
前半の途中から雨も降ってきます。
惜しいシーンが何度もあったのですが、得点は動かず０－０で折り返すこととなりました。
ハーフタイムでは、遠くに夕焼けも見え、雨の心配も無くなるかな、といった感じです。
後半も楽しみにしていたのですが、なんだか頭が熱く、風邪をひいたような感じになりました（あとで熱を測ったら３９度ありました）。
本当は最後まで残って応援するつもりでしたが、雨で少し服も濡れてしまっていたし、帰ることにしました。
さて、ハーフタイムでの交代は無く、前半終了時のメンバーで後半を迎えます（前半３９分に門司恵音選手に代わって広瀬永里香選手が入っています）。
後半６分、佐藤幸恵選手の華麗なパスを、抜け出した人見のどか選手が見事に左足でシュートを決め、先制します。
今季のリーグ戦では初ゴールとなります。
もはや、センターバックをやっていた頃の人見のどか選手が思い出せないぐらい今のポジションが板についていますね。
これで１－０になりました。
そして、後半２４分に、南葛ＳＣウイングスはコーナーキックのチャンスを得ます。
キッカーは菅野永遠選手、その左足から蹴り出されたボールを、相田さくら選手が見事なヘディングで相手ゴールに叩き込みます。
確か、これが南葛に来ての初ゴールではないでしょうか。
一番最初に出場した試合では、何故かトップの位置で起用されていたのが懐かしいですね。
これで２－０になります。
後半３６分には、石倉花純選手のパスに抜け出した佐藤幸恵選手が、右足でループ気味のシュートを撃ち、キーパーの頭上を超えてゴールに突き刺します。
今季６得点目です。いつも力任せにシュートを打っているイメージがありますが、これは技ありの華麗なシュートでした。
これで３－０となり、残り時間は１０分を切っています。
そのまま守り切り、南葛ＳＣウイングスにとっては、アウェイ初勝利となりました。
ライブ配信はありませんでしたが、後日ハイライトがアップされていたのでリンクを貼っておきます。
その他の試合結果や次節の予定など
この日の２週間後と３週間後に、後期第２節の残りの試合が行われました。
その試合の結果は、以下のとおりです。
7/21（日）18:00～
日体大ＳＭＧ横浜サテライト ５－０ 神奈川大学（後期第２節）
7/28（土）18:30～
ＶＯＮＤＳ市原 １－０ 東京国際大学（後期第２節）
日体大ＳＭＧ横浜サテライトが快勝しているので、もし今節負けていたら、勝ち点では追いつかれていたところでした。
そして、ＶＯＮＤＳ市原レディースも負けないですね。
ＴＯＰチームと同じく、今のところ今季無敗で来ています。
さて、これで全てのチームが後期第３節まで終了したことになります。
順位表は下記のようになりました。
次節、後期第４節の予定は以下のようになります。
10/5（土）
15:00 南葛ＳＣウイングス － 東京国際大学
16:00 十文字高校 － ＶＯＮＤＳ市原
10/6（日）
14:00 神奈川大学 － 東洋大学
17:00 早稲田大学 － 日体大ＳＭＧ横浜サテライト
１０月５日は、３位４位の直接対決と、１位２位の直接対決となり、とても見応えのあるカードです。
ただ、南葛ＳＣウイングスとＶＯＮＤＳ市原レディースは、９月２８日から１０月３日まで、なでしこリーグの入替戦予選を戦っているので、かなり疲労が溜まった状態で試合を迎えることになります。
この大会は、５日間で４試合を行うという過酷なスケジュールのため、そのわずか２日後の１０月５日に、コンディションが戻るとはちょっと考えにくいですね。
振り返って
余談ですが、去年まで南葛ＳＣウイングスに在籍していた鈴木紋伽選手も応援に駆けつけてました。
現在、鈴木紋伽選手が所属しているチームの調子はいまいちなのですが、元気そうな姿を見られて嬉しかったですね。
さて、ようやくアウェイで勝ちました。
そして、これから長い中断期間に入ります。
しかし、次節が行われる頃には、なでしこリーグ入替戦予選の結果が出ているって考えると、なんだか不思議な気分になります。
どんな未来が待ち受けているのか、今からそわそわしますね。
さて、そんな南葛ＳＣウイングスの、リーグ戦での次の対戦相手は東京国際大学。
前節では２－２の引き分けですが、昨季は１敗１分、その前は１勝１敗と、ここ３年での通算は１勝２敗２分となっています。
東京国際大学は、今季は得点を挙げている選手が９人も居て、どこからでも点が取れるチームのような気がします。
その中でも、１８番の坂ふみか選手が、（今季は得点こそは無いものの）３アシストを記録しており、チームのキーを握る選手かもしれません
坂ふみか選手は、昨季はチームトップタイの４得点を挙げているので、得点力もあるはず。
いずれにせよ、負けたら順位が入れ替わってしまう大事な一戦となります。
がしかし、その前の、なでしこリーグ入替戦予選の方が大事なので、無理せず頑張って欲しいですね。
がんばれ！南葛ＳＣウイングス！
最後に、得点とアシストだけが全てではありませんが、関東女子サッカーリーグ１部におけるチーム内の得点ランキングと、アシストランキングをまとめてみます（２０２４年９月２２日時点で公式発表があったものや無かったものも集計対象としています）。
※手作業で、まとめたものなので、間違いがあったら教えてくれると嬉しいです。
◆チーム内得点ランキング（敬称略）
１位 石倉花純・・・８得点（リーグ１位）
２位 佐藤幸恵・・・６得点（リーグ３位）
３位 菅野永遠・・・２得点（リーグ１４位）
広瀬永里香・・２得点（リーグ１４位）
小島さつき・・２得点（リーグ１４位）
呉娟花・・・・２得点（リーグ１４位）
７位 人見のどか・・１得点（リーグ４６位）
堤夏穂・・・・１得点（リーグ４６位）
相田さくら・・１得点（リーグ４６位）
岡田真波・・・１得点（リーグ４６位）
◆チーム内アシストランキング（敬称略）
１位 菅野永遠・・・４アシスト（リーグ１位）※暫定
２位 石倉花純・・・３アシスト（リーグ３位）※暫定
３位 広瀬永里香・・２アシスト（リーグ８位）
堀井綾乃・・・２アシスト（リーグ８位）
佐藤幸恵・・・２アシスト（リーグ８位）※暫定
６位 堤夏穂・・・・１アシスト（リーグ２９位）
高原麻実・・・１アシスト（リーグ２９位）
今井彩絢・・・１アシスト（リーグ２９位）
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