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【UIUX体制づくり】UIUX勉強会の開催
まえがき
株式会社ラクスのサービスデザインチームで
Mail DealerのUIUXデザインを担当しているたけしまです。
高品質なUIUXを提供できる体制づくりとして、
企画、(営業、サポート)と連携強化のために行った施策を紹介します。
1.目的
顧客の製品体験(UX)はデザイナーだけでなく、製品制作に関わる全ての部署が協力し進めていく必要があります。
そのためにも、サービスデザインチーム以外の部署にもUIやUXに関する知識や考え方を持って頂き、良質な顧客の製品体験を生み出しやすくするために今回の施策を実施しました。
<目指す状態>
・開発を進める際、各部署で顧客の製品体験の考慮が自然と行われている
・共通言語が増え、部署を越えて顧客の製品体験の意見交換が行われている
・デザイナーが必要とする顧客情報が各部署から密に共有されている
2.参加者の選定
顧客からの改善要望や社内の営業、サポートからの声を元に案件化し、要求定義を行う企画にUIUXの学習をしてもらったら、顧客の製品体験について活発に意見交換されるなど分かり易く効果が出るかもしれない。との期待から、まずは企画の方に参加して頂きました。
3.実施内容
比較的分かりやすい内容、進行中のプロジェクトにすぐ活用できそうな内容を選び、全4回のUIUX学習会を実施してみました。
<学習項目>
・8つのUXバグ
・カスタマージャーニーマップ
・快適なインタフェースとは
・オブジェクト指向UI
4.進め方
話を聞いているだけで終わらないように気をつけたこと。
深く理解できる少人数制
・フラットに話しやすい
・硬い雰囲気が生まれにくい
・質問し易い空気を作りやすい
・ひとりひとりと話せる時間を確保しやすい
・参加者全員が理解できる状態に持っていきやすい
・ブレストや雑談に発展しても収束しやすい
記憶に定着しやすいコンテンツ
・「なるほど」「面白い」「納得」と興味を惹き、
学ぶことに面白さを感じたり、気づきを得られる例題を用意
・「自社製品でいうと」と、具体例を見せることで『業務』と『学習』を
紐づけ、実践ですぐに活用できることをイメージしやすくする
5.結果
これまで持っていた視点とは別の切り口ができたことで、現在の製品を俯瞰して評価できたり、顧客の製品体験のあるべき姿をイメージしやすくなったりと、要求定義や要件定義のミーティングでもUXを考慮した発言が少しずつ増えています。
<参加者の声>
・設計承認レビューなどで色んな気づきがうまれるきっかけとなった
・既存UIを踏まえた上で新しいUIが必要だと思えるきっかけとなった
・具体的な事例があったりして非常に分かりやすかった
当初は企画のみの参加でしたが、途中から営業やサポートにも参加していただきました。理由としては、顧客に直に接している一次情報を持つ方こそUXについて理解を深めていただき、重要な情報源である顧客から今よりも少しでも深くニーズを聞き出すのに役立つからです。
感想
新しいことを学習していただくためにはどうモチベーションを上げればいいのか。というところから考え始め、何とか実施に繋げることができました。参加された方が楽しみながら学習でき、制作現場で活用していける流れが作れたので今後も継続して学習会を開いていければと思います。
勉強会では質問やツッコミがいくつもあり、情報を共有している側の自分も勉強になりました。アウトプットって大切。