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中小企業が戦うための3つの方策 ~3C分析との比較~

前回まで「中小企業が戦うための3つの方策」について解説してきました。その内容は「敵を知り、己を知り、戦場を知る」です。そこで気づいた方もいるかも知れませんが、それは「3C分析と同じじゃないのか?」という事です。

3C分析とは、マーケティング戦略における手法のひとつで、外部環境分析、すなわち市場 (Customer)と競合(Competitor)について行い、その結果を自社(Company)の戦略にフィードバックする、というものです。つまり「自社・市場・競合」を分析する、という点では同様です。

3C分析との大きな違いは、まず自社の分析、特に「自社の技術等で何が製造可能か」を解析し明確化することにあります。これは、本手法が「中小製造業を主な対象としている」ためです。中小製造業は、優れた技術などの経営資源を有しているものの、下請けに甘んじているケースが多く、そのため本来のポテンシャルを発揮出来ていない可能性があります。言い換えれば、これら技術を活かしてオリジナル商品や新たな市場を開拓することで売上・利益を安定化、さらにはアップさせることも十分可能という事です。

そのためには、これら社内資源の棚卸を行い、①何を作ることが出来るか(自社の能力)を明確化していきます。その段階で、今度は②何を作れば売れるか(市場の要望)を分析して、自社がどこで戦うか、即ち参入分野を決めます。そして、その分野における競合の状況、特に技術・特許状況を調査することで、③何を作れなくて何を作るべきか(他社の動向)、を決定するということになります。

これらの手法は、「中小製造業、特に新製品・新規市場の開発で利益アップしたい」といったニーズに向けたものですが、もちろん企業規模、商品、さらには非製造業も含めると状況やニーズは異なるので、それに応じてカスタマイズすることもあります。

当方では、これらの方策によって主に中小製造業をフォローしておりますが、「もっと詳しく知りたい」という経営者の方は、無料セミナー形式で今回の話の詳細を説明していますので、お気軽に当方へコンタクトして下さい。

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