誰一人取り残されることのないメルケル首相のメッセージに感動
緊急事態宣言が出されてからは健康維持のため人がいない道を少し遠回りしながら弁当を買いに行くくらいでほとんど外出しなくなりました。
インドで仕事をしている方のブログを読んでいると、インドではかなり厳しい外出規制がされているので、家の中でウォーキングをしているようです。なんと、家の中で15000歩も歩いています。
こういった状況なので、6月までに予定されていた研修・講演はほとんど中止・延期になりました。そして、ニュース・新聞でよく目にする「不要不急」。もちろん、このような状況でうつらないために、うつさないために外出を控えるということは理解していますが、何度も見る「不要」という言葉で「自分の仕事は不要なのか」と感じてしまいます。
そんな状況の中で「ある人から市川さんの講演が良かったという話を聞いて、うちの会社でやって欲しいんです!」というご相談を頂きました。
もちろんこのような状況なのでオンラインで皆さんにスマートフォン、パソコン、タブレットなどで参加いただくスタイルになります。でも、「こんな時期だからやらない」ではなくて「話が聞きたいのでやり方を考えながら開催したい」という人がいることにすごく胸が熱くなりました。
そういえば、ドイツのメルケル首相が国民へ贈った感動のメッセージをご存じですか?
こちらの内容をドイツ在住の林フーゼル美佳子さんが翻訳されていますのでぜひご覧ください。
この機会にまず、医師としてまたは介護サービスやその他の機能でわが国の病院を始めとする医療施設で働いている方すべてに言葉を贈りたいと思います。あなた方は私たちのためにこの戦いの最前線に立っています。
あなた方は最初に病人を、そして、感染の経過が場合によってどれだけ重篤なものかを目の当たりにしています。そして毎日改めて仕事に向かい、人のために尽くしています。あなた方の仕事は偉大です。そのことに私は心から感謝します。
このような状況下で日々スーパーのレジに座っている方、商品棚を補充している方は、現在ある中でも最も困難な仕事のひとつを担っています。同胞のために尽力し、言葉通りの意味でお店の営業を維持してくださりありがとうございます。
不要な人など誰もいません。私たち全員の力が必要なのです。
国は違えど、誰一人取り残されることのないメッセージにとても感動しました。
こんな時期だからこそ、改めて、何のために自分は存在しているのかといったことを考えたいと思います。そして新しく考えていることをどんどん試していきます。