オランダは、オカシカナイ
六本木のヒルズで、
スキージャンプ「ノーマルヒル」を観ていたら、
ゴリラズの「オン・メランコリー・ヒル」をBGMに、
「ノッティンガムヒルの恋人」を思い出す、
頭の中は「フール・オン・ザ・ヒル」です。
ヒル呑みしたから。
スキージャンプの
「ノーマルヒル」で金メダルを取った小林選手に、
「同じ岩手県人として誇りに思う」系コメントを聞くと、
わからなくは無いけれど、
頭の中で小林選手と一緒に飛んだ飛行距離が、
若干、目減りする気はする。
同じアジア人、としての誇りは?
同じ地球人、としては?など、
いらぬ減点をしたくなるけれど、
人の感想は、自由にジャンプして良いし、
一旦、飛び立ったら、
空中で姿勢を変えるのは難しい。
※
ノーマルヒルが、普通の丘なら、
ラージヒルは、大きな丘で、
丘しか無いのは、オランダ王国。
オランダは、
山がない平坦な国土。
でも、運河がたくさんあって、
冬には凍るので、
天然のスケートコースが街中に。
なので、子供の頃から、
みんなスケートをするらしい。
オランダがスキーより、
スケート王国になるのも、
オ カ シ カ 無い。
スケートの3000や5000の長距離は、
スーーー、スーーーーッと、
いかにもスケートらしく滑っていくのを、
何周も見ることが出来る。
ジャンプやフィギュアの、
「着地が決まるかどうか」
ドキドキするのとは違う面白さがある。
ジャンプ、フィギア系の、
垂直移動、
着地時のカラダを止める、
彫刻的、滝のような、
アナログ3Dな美。
スピードスケート系の、
水平移動、
ラップ時の時間を止める、
グラフィックで、湖のような、
デジタル2Dな美。
日本では、
歌舞伎的な3Dな熱狂がメジャーで、
オランダでは、
ラップタイムの2Dなデジタル熱狂がメジャーとか。
※
ふと、
オランダやベルギーの、平坦、水平な世界から、
新しい絵画技法が育まれた背景と、
リンクするのでは?と、妄想が滑り出す。
世界の見方、感じ方は、一つではなく、
垂直系と水平系は、何か違うのでは?
さて、
あなたは、どちらがお好き?
わたしは、
虎ノ門ヒルズ横、
愛宕山ヒルのチーズが好き。