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ヘッドホン探し


Focal Trio 6beを使い出してからヘッドホンはサブになってしまった。

Focal Trio 6be

それまでモニタとヘッドホンの作業割合は半々か、ヘッドホンの方が上回るぐらいだったがTrio 6be導入後はヘッドホンの出番が目に見えて減った。
Trio 6be導入のわけはその昔、スタジオでムジークを聴いて衝撃を受けてしまったせいである。

musikelectronic geithain RL901K

細かいところが良く見えるし調整のしやすさから、同じモノは無理でも(一発100万!)普段使いのモニタで近い感触は得られないかと小口径のモニタを幾つも買い替えてはあーでもないこーでもないという日々を過ごしていた。
その頃はヘッドホンの使用頻度が高く、特にmix以降は割合が高かった。
しかしエンジニアさんがモニタメインでmixをされるのを見る度に、自分もそっちに切り替えた方が成長しそうな気がしていた。
そうして自分に合うモニタを探し続ける中、もしかして「大きな口径」が重要なのでは?と考えるようになる。
最初は安いけどデカいモニタを試したりするもお値段以上とはいかず小口径に戻ったりと彷徨う中、ついにTrio 6beに出会う。
で、覚悟を決めエイヤで導入、今に至る。
もちろん今でもヘッドホンは使うし、効果音やボイスなどヘッドホン中心がやりやすい時もある。
でも曲を作るときは基本的にモニタで聴くようになった。

ではなぜヘッドホン探しかというと、外のスタジオではなくオフィスでの作業が増えそうだからなのだ。
普段のヘッドホンはオーテクのM50xかヤマハのMT8、ごくたまにゼンハのHD650を使っている。以前はヘッドホン中心の作業だったのでやれないことはなさそうだけど、作業場所となるオフィスが遠く出ずっぱりになるためデータを持ち帰ってTrio 6beでチェックもできない。

どうしたものかと思案した挙げ句、最近はリスニング目的だけでなく色々すごいヘッドホンが出てるらしい。というわけで高級ヘッドホン。

ようやく試聴してきた感想を書き連ねる。
長々とした前書きは「そういうバイアス入ってる」説明みたいなものです。あと普段の作曲はオケ系の劇伴多めです。何か参考になれば幸い。

AUDEZE MM-500

試聴に行った時の本命。一聴して「すげぇ!」てなりました。
でもTrio 6beに餌付けされた耳だとなぜかカマボコ型に聞こえる。上から下までちゃんと出てるのになんでかそう聞こえる。そう聞こえちゃうんだからしょうがない。たぶん慣れだと思う。

FOCAL Clear Mg Professional

店員さん曰くTrioシリーズを目指して作ってるらしい。
Trio 6be使ってる身としては笑っちゃうぐらい傾向同じで滅茶苦茶悩んだ。

HEDD  HEDDphone TWO

MM-500に近い印象。自分はちょっと高域が耳に刺さって痛かったと記憶。
モノは良いのでこれもたぶん慣れの問題な気がする。やっぱしカマボコ型に聞こえた。もうFOCALにしちぇばいいんじゃないか。

AUDEZE  LCD-XC 2021

間抜けな話ですが開放型ヘッドホンって音漏れすごいんですよね。静かなオフィスでシャカシャカ音漏れしたらダメなのではと、試聴して30分以上経ってようやく思い出しました。
ゼンハのHD650使ってるくせに忘れてた。
でもせっかくだしFOCALとちょっと毛色が違うの欲しいっていったらオススメしてくれたのがこちらの商品。
試聴にあたり普段使ってるM50xも持ち込んで比較したのですが、同じ密閉型なのに音場の開放感がまるで違う。M50xがリミッタ突っ込んだみたいに聞こえてしまった。密閉型なので当然音漏れも最小。
同じAUDEZEだけど密閉型のおかげかMM-500のようなカマボコ感はせず。
買うことが決まったらコレになりそうです。

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