いわきFC:未知の世界、冒険は続く!
J2リーグ第13節、5月3日(水)、対ヴァンフォーレ甲府戦をネット観戦。結果は、5回目の0-1敗戦(第3節、第6節、第11節、第12節V・ファーレン長崎戦)。前4回は、前半0-0、後半に得点を許し、逃げ切られた。今回は、前半、遠藤選手の退場劇の後、クロスをピンポイントで怪人ピーターウタカに合わせられ失点。そのまま得点は動かず敗戦した。10人での戦いは初めての経験。よく攻めたが、シュート数2(枠内1)では、勝ち点を得ることはできなかった。
遠藤選手の退場は、いわゆるDOGSO(Denying an obvious goal-scoring opportunity:決定的な得点機会の阻止)だった。しかし、スローでよく見ると、遠藤選手は、スライディングでボールに先に触れ、ボールを前に押し出していた。その時点で、得点機会はなくなっていたのだから、その後にウタカ選手が倒れても、理屈の上では、DOGSOは成立しないのではと、筆者は思う。審判からすると、後ろからのタックルで、印象が悪かったのだろう。VARがあったら、どうなっていたのか。ジャッジリプレイに投稿してみたい。
次節は、これまた強力なFD陣が待ち構える清水エスパルス(アウエー戦)が日曜日に。ところで、我々は今年J2初挑戦なので、いずれの相手もこれまでは初対戦であった。しかし、清水だけは違う。6年前の2017年7月、第97回天皇杯3回戦、当時J1の清水エスパルスに、当時福島県リーグ1部(実質7部)のいわきFCが挑戦したことがあった。試合は、清水のホームIAIスタジアムで行われ、結果は0-2でいわきが敗れ、天皇杯の冒険は終わった。試合後、エスパルスサポーターは、スタンディングオベーションで、いわきの善戦を称えた。清水は、いわき相手にベストメンバーで臨み、一方リスクを恐れないいわきも、ハードワークで応え、なかなかの好ゲームとなった。今回、いわきとしては、リベンジの機会をもらった。ぶれずに「90分、倒れないで走りきる」姿勢を見せつけてほしい。
なお、天皇杯エスパルス戦の秀逸な記事がある(下のURL)。サッカージャーナリストの手嶋真彦さんの文章をどうぞ。題して「天皇杯での胸の熱くなる光景。清水の人々はなぜいわきFCに力一杯の拍手を送ったのか」。懐かしいです!!
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=27774