飽くなき悪食〜骨まで愛して〜②。※閲覧注意(カニバリズム)
※お断りと注意。
今回の文は倫理的に問題があるため閲覧注意とさせて頂きます。エロ、グロがふんだんに含まれます。ご理解頂いた上で閲覧下さい。
※上記の内容の為R-18とさせて頂きます。
以前、性的嗜好と食はリンクしているという事について書いたが、今回はもう少し掘り下げてみようと思う。
よく男性は女性に比べて血に弱いと言うが、僕は違う意味で血に弱い。
幼少期より怪我の多い僕は身近に体感出来る非日常として流血を楽しんでいたように思う。早まる動悸、そのリズムに合わせてやってくる痛み、少なからず興奮していたと思う。又、外傷としてどれくらい危険なのか、断面の汚れ、異物の混入は無いか、深さはどれくらいで血は止まるのか?神経には達していないか?縫う必要があるのかどうか?など自身の身に起きた非日常を冷静に観察していた。
高校生の時初めて開けたピアスはピアッサーの衝撃が怖くてゆっくりじわじわと痛みを確認しながら安全ピンで空けた。その後ピアスの魅力に取り憑かれた僕は顔中思いつく所にピアスを開けた全て前述したやり方でだ。
その頃初めての恋人が出来て、無事童貞を捨てるのだが、生殖行為としてのSexでは無く、愛情表現としてその行為を楽しめる様になった2人は当時いろんな事をして楽しんでいた。大好きの気持ちを伝える為により多くの興奮を、より高い快感を、より深い一体感を感じ、与えたかったのだ、2人で快楽の海に溺れドロドロに溶けて混ざり合い一つになりたかったのだ。
随分経ってからあぁ、あれはSMプレイだったんだなぁと気付いた。
くすぐったいが気持ちいいと繋がっているように、痛みも又、快感と繋がっている。大切なのは慎重な確認作業だ。
僕の好きなプレイで、悪いクセなのだが噛み癖がある。手軽に痛みを調節できるし、唇を、舌を肌に密着させる事で色んな刺激を与える事が出来る。噛んだ後、肌に歯形が付くのは面白いし、口の中で皮下脂肪がプチプチ言う食感も堪らない。噛む事で皮膚の表面、皮下脂肪を感じ、筋肉を感じる事ができる。一度、食いちぎるつもりで噛んでもらった事が有るが、人間の皮膚は思ったより硬く柔らかく血が滲む程度で、食いちぎる事は出来なかった。
僕は五感の中でも特に嗅覚、味覚、鼻腔周りが好きな様だ。
※血を舐めたり触ったりする行為は様々なウィルス、感染症の危険を伴うので本気で注意し無ければならないし、そもそもSMなんて体に悪い事ばかりだから遊び半分ですることでは無いので、事前にリスクに関する確認やチェックはシッカリとする事と、あくまでも自己責任だと言う事を頭に入れておきましょう。
断っておくが僕はサイコパスでは無いし、良識のある大人で、人を傷つけて悦ぶタイプの人間では無いし、暴力に酔い痴れるタイプの人間でも無い。
ここから先は根底に愛のある、ある種のファンタジーだと思って読み進めて頂きたい。
近年までPNGの一部の種族で行われていた習慣で変わった風習がある。葬儀の中の儀式として身内が死者の肉を食べるのだ。死者に対して敬意を払い、生きている者の正に血となり肉となり共に生きると言う事なのだろう。エクソカニバリズムと言う。
勿論、今では違法だし、色々と問題はある。
衛生面ではあらゆるウイルス感染や、クールーと言う狂牛病に似た神経変性疾患に罹る危険性も有る、これは発症すると一年以内に死んでしまうし、困った事に治療法は無い。正に命がけだ。
もし、自分のパートナーからこれを求められたらどうするだろう?
「私がもしあなたより先に死んだら私の事食べてね、そうすればあなたの血となり肉となり共に生きられるから」
若しくは、
「もし君が死んだら君の身体の一部をどこでも良いから僕にくれないか?食べて一つになりたいんだ」
近年で起こったカニバリズムといえば、ある日本人アーティストが自分の性器を切り取り調理して希望者に食べさすと言うイベントを行ったり、飛行機の遭難事故で仲間の遺体を食べて生き残った例も有る、これは映画化もされているので有名な話なのでご存知な方も多いのでは無いだろうか。切除した自身の指を食べた人がFBに写真を上げたり、と数え出したらキリがない。自然界の中では結構当たり前に行われているし、ヨーロッパでは薬として人肉や血が使われていた事があったりと、ハンニバルレクターの様なサイコパスでなくても人肉に興味を持つ人というのは一定数いる様だ。
とはいえ、愛する人が死んでも血となり肉となり共に生きられるって最高じゃ無いだろうか?やっと一つになれるのだ、寂しくなんか無い、だって僕の中には愛する人が居るんだから。もう誰にも邪魔され無い。誰にも話せない2人だけの最後の秘密。自分が死ぬ最後の瞬間迄ずっと愛する人と共に過ごす事が出来るのだ。
死ぬ迄一緒に添い遂げようと思えるパートナーが出来たら頼んでみよう。それが原因でフラれてしまうかもしれないが。
※遺体を傷つける行為は重罪です。又、遺体を食べる行為は命に関わるリスクを負います。絶対に止めましょう。