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エヴィデンス/キャンディ・ステイトン (‘11)
Evidence : The Complete Fame Records Masters / Candi Staton (‘11)
サザンソウル決定盤!キャンディ・ステイトンの’’69年〜’74年にフェイム・レコードにおける録音完全集である。
録音はマッスル・ショールズのフェイム・スタジオ。フェイム・ギャングを中心としたバックのメンバーによる演奏。タイトで地に足が着いたリズムに彩りの鮮やかなホーンセクションなど、サザンソウルファン以外にも聴いていただきたいアルバム。
多数のウェブサイトで詳細な内容が記されているので、あえて割愛させていただくが、個人的にサザンロックが好きなので、そのサウンドの秘密や隠し味を知る上で、マッスル・ショールズ関連は避けて通ることができない。
ご存知のように、デュアン・オールマンはマッスル・ショールズのスタジオミュージシャンという経験からオールマン・ブラザーズ・バンドを始動させる意味を見出し、そのサウンドにはスタジオミュージシャン時代の経験がオールマンズの核を担っていたのは事実である。
‘70年代後半にかけて多くのサザンロックのアーティストが登場したが、オールマンズが他のアーティストと一線を画してしたのは、デュアン、グレッグのオールマン兄弟のソウルフィーリングとジェイモー・ジョハンソンのジャズの要素であり、同時にディッキー・ベッツのカントリー風味が対をなしていたからである。
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アナログレコードからCDの時代になり、リマスター盤が多数リリースされ、今回のようなレアトラックを収録したコンプリート盤もかなり一般化してきた。
こういった一連の作品については、まさにCDの功績だと思う。