【レビュー🏓】 (開幕戦つづき)選手寸評
前回↓
まずは勝った岡山リベッツの方から
森薗政崇選手
「鬼気迫る感」が出場全選手のなかで、最もわかりやすい形で伝わってきた。
気持ちだけでなく、英田選手との試合ではサービスエースを随所で取っていたり、前後の揺さぶりで加点したり、対カットに対する攻めの鋭さを今まで以上に感じた。
厳しい選考会を何回もくぐり抜けてきた実績はダテじゃない。
町飛鳥選手
ダブルスでレシーブミスを2本のうち1本はしていた印象だったが・・・
第3G 9-9からのレシーブ番では違った。
「2本中1本は取れるだろうから最低でも10オールかな」と彩たま側目線で勝手に予想していたがさすがトップ選手。
ここぞというところでは自滅しないし、きちんとコートの中にボールをおさめてくる。
吉村和弘選手
勝負どころでのストレートへの攻撃は相変わらず脅威で、勝負度胸ぶりには感服。
健太選手が勝てた要因のひとつとして、力関係だけでなくネットインなどのラッキー要素もあったと個人的には思っているので、「和弘選手の調子は全然悪くないし、VMになるとこれはちょっと一筋縄ではいかないなぁ・・・」
第4マッチ終盤くらいから嫌な予感がしていた。
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一方の惜敗したT.T彩たま
丹羽孝希選手
試合の序盤(最初の4,5本)、そして第3G 4-0とリードしてから第4G 1-3までの間は凡ミスや守勢に回る場面がみられて心配したり、素朴な疑問として第4G 8-4とリードしている状況で、自らタイムアウトを取ったその意図は何だったんだろう?と思ったりしたが、全般的に「五輪後もしっかり練習していたんだな」というのがよくわかるすばらしい試合だった!
キングからのエールにぜひとも応えてほしい!!
丹羽とは10年くらい一緒に日本代表で団体戦を戦ってきているのでよく分かりますが、彼は団体戦は得意ではないですね。もし、今後も団体戦に出るとしたら、何か変化がほしいです。
彼自身も苦しんでいるとは思いますが、もう一泡吹かせてほしいという気持ちはあります。
(※引用元↓)
松平健太選手
試合勘のところを心配したが不要だった。すばらしい!
今年で30歳。ベテランの域に達してきたところで、ジュニア時代に比べて心に余裕のようなものも感じられ、試合巧者ぶりにますます磨きがかかっているような気がした。
上田仁選手
ダブルスの第3G、6-7とリードされたところで森薗選手の3球目を完全に封じたレシーブ(フォア側をノータッチで抜いていったチキータ)
現地で見ていて一番印象的な場面だった。
このシーンには前段があると思っているので、上手く伝わるかどうか自信はないが、そこにいたるまでの経過を書いてみようと思う。
上田選手、第1Gでは9-7からまずまずショッキングな逆転(4点連取 9-11)をされている。
①町選手のサーブ、上田選手のレシーブという9-7の場面で、ストップレシーブをミスして9-8
②「同じミスはしたくないだろう」という心理状態になってそれを相手に読まれたのか真偽は定かでないが、バック側へレシーブしたチキータの3球目を森薗選手に狙われてしまい9-9
③レシーブ番で2本取られて動揺してしまったのか、サーブを上田選手がミスしてしまって9-10
こんな流れで第1Gを落としてしまった時は心配をしたし、第3G(6-6スタート)最初の上田選手のレシーブを再び森薗選手に3球目強打されて6-7とされた時は「このまま一気にやられてしまうのだろうか!?」
ドキドキものだったが、やられっぱなしで終わらなかったその次のレシーブ(=同じコースへのチキータ)はさすが!と自分は思った。
この冴えを個人としての勝利、ひいてはチームの勝利へつながるような形で次戦はファンに見せてほしい!
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以上となります。
試合を観戦した時は今回のように自分なりに深掘りして記事にしてみようと思います。
三流どころか四流評論家の身勝手な論評にお付き合いいただき、ありがとうございました。