【レビュー】 T.T彩たま:10月に行われた試合のふりかえり
シーズン中盤にさしかかる局面で、まだまだ巻き返しの可能性があるため、期待込みで今回、あえて厳しいことを書かせていただきます。
※10月24日(日)の試合に関する監督コメントが下記サイトで視聴することができますので、よかったらこちらもぜひ。試合後監督コメントをTリーグ本体が今シーズン、定期的に拾ってくれるのでこの点については大変ありがたいです。
賛否両論あるでしょうが、ダブルス起用の部分でオーダーに一貫性を感じず、迷走している印象を抱いた10月の試合でした。我慢して使い続けるなら、袋井の初戦(23日)も上田選手を起用してほしかったです。
ダブルスで待望の初勝利をおさめた次の日の試合、ペアの一人をダブルス5試合に出場して未勝利の選手へ切り替えて0-2の敗戦。
「篠塚の調子のよさに上田も引っ張られていいプレーできるかなと。上田にも勝つ機会を与えたい」
ちょっと待ってくれと個人的には思いました。
人情として正しいと思う一方で、勝負事としてその想いが果たして適切だといえるのか?
「試合に出てナンボ」のプロたちが多数存在するTリーグ。
出場できるものなら選手全員に出てほしいと思う一方で、そういうわけにはいかず、メンバーの中には出場できない選手も存在します。
袋井2連戦のオーダーをみて、私は2ndシーズン終盤戦の平野友樹選手(現:琉球アスティーダ)を巡る起用を思い出してしまいました。
チャンスを掴んだ選手を次の試合で外して、掴み切れていない選手を今度こそ!という想いで起用する。
「勝つよりももっと大事なことがある」と指摘されたら、その通りなのかもしれませんが、「ファイナル行けないのは彩たまだけ」を踏襲することだけは個人的に避けてほしい。
10月16日久留米での敗戦から私は「今シーズンもまた・・・」と危機感を抱き始めています。
リーグ中盤以降、少しでも良い状態で迎えられるよう、年内残り3試合。全勝とはいわないので、なんとか2勝はあげてほしいですね!