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海老澤剛の生い立ち99-靴屋でアルバイト
高校を卒業後、予備校生になっても、あまり切羽詰まった感覚はなく、朝から夕方までは予備校に通いましたが、ヨガにも行きたいので、夏まではアルバイトをすることにしました。
母が三中井靴店で経理の仕事をしていたので、店員のアルバイトはいらないか聞いてもらい、すんなりOKをもらいました。
寂しいですが、三中井靴店は、今はもうありません。
わたしの生活リズムは、朝9時から3時半ぐらいまでは予備校の授業。夕方5時から8時半まで靴屋でバイト、帰ってから食事して勉強というものでした。
火曜日はヨガ教室、土曜日は山手さんの瞑想会に通いました。
わたし以外の店員さんは社員でしたが、親切に仕事を教えてくれました。
たまに厄介なお客様もいましたが、マネージャーが代わってくれて、接客のトラウマになることはありませんでした。
社員食堂のご飯は福利厚生で500円ぐらいで定食を食べることができました。メニューも3〜4種類から選べて、美味しかったです。
勤めたお店は、婦人靴のお店だったので、欲しいと思う靴はなく、変に目移りすることがなかったので、淡々と働けました。
興味を感じたのは、靴の手入れです。
布にクリーナーを付けて靴を拭くと、汚れを落としながら、自然なツヤが出てきて、靴の皮も少し柔らかくなる様子を見るのが楽しかったです。
傷がついた靴をクリーナーと靴墨を使って修復したり、シューキーパーを使って皮を少し伸ばして幅を調整したりすることに面白みを感じていました。
この頃のわたしは、接客よりも、裏で作業する方が楽しめた性格のようでした。
今も、たまにですが、家にある靴をクリーナーを付けて拭いたり、靴墨でキズを消したりするのを楽しんでいます。
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