西田敏行さんのご冥福をお祈りいたします
遅ればせながら西田敏行さんのご冥福をお祈りいたします。
他界された日に知ったのですが、悲しすぎて言葉が出てきませんでした。
わたしが10歳のころ、NHKで「新・坊っちゃん」という番組が放送されていて、主役の「坊っちゃん」を柴俊夫さん、数学の教師「山嵐」を西田敏行さんが演じていました。
今でも強烈に印象に残っているのは、西田敏行さんの「おっぺけぺ節」です。
子供のわたしでも、彼の発するエネルギーに圧倒され、熱演とはこういうことを言うのだなと思いました。
歌手の松崎しげるさんも、坊っちゃんを見て、すでに友人だった柴俊夫さんに、西田敏行さんを紹介して欲しいと頼んだそうです。
そして二人は大親友になります。
西田敏行、柴俊夫、田中健、志垣太郎、松崎しげるの5人で、五人会と名付けて楽しく飲んでいた話もラジオでよく聞きました。
特に西田敏行さんと松崎しげるさんのお二人は、夜な夜な六本木の飲み屋をべろんべろんになりながらはしごしました。
松崎しげるの即興の歌、西田敏行のエルビスプレスリーのものまねは、このころに鍛えられたとか。
彼らの酒場での武勇伝は評判になり、土曜日のお昼の人気番組「ハッスル銀座」が誕生します。
わたしは、この二人の大フアンなので、土曜日に授業が終わった後、教室のテレビをつけて友達とこの番組を見るのが部活前の楽しみでした。
松崎しげるデビュー50周年記念のアルバムにも二人のデュエットソング「夢に隠れましょ」が収録されています。
噺家役の「タイガー&ドラゴン」、カメラマン役の「池中玄太80キロ」など、彼が持っている温かさと深みが大好きでした。
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