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第38号『ライン取りを意識しよう! ~あなたが知らない安全快適な一般道走行の必須条件とは?~』

2014年9月17日配信(発行部数 369部)

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こんにちは。

「車の修理屋たけしくん」です。

市街地ですぐに始められる安全運転術について第35号から具体的にお伝えしてます。

第35号は ブレーキングについて

第36号は カーブの読み方について

第37号は ハンドリングについて

そして、今回は第38号

『ライン取りを意識しよう! ~あなたが知らない安全快適な一般道走行の必須条件とは?~』

です。

運転者に必要なインフォメーションが感じにくくなってきた現代の自動車。

ブレーキもハンドルもアクセルも全ての操作が漫然となりがちですね。

市街地で出来るブレーキングやハンドリングの練習をすでに実践されているあなたは、痛感されていることと思います。

そして、市街地では分かりにくい運転技術の巧拙は、山坂道で際立ちます。

いろいろな曲がり具合のカーブの連鎖に、勾配も上り下りと様々。

道の曲がりを事前に予測し、適切なブレーキングとハンドリングの練習を積む。そして、カーブの連鎖を華麗に駆け抜けましょう!

さて、今回のテーマは「ライン取り」です。

カーブが続く道を走る場合、どの場所を通過するかで走りも見える景色も違ってきます。

良く通る山坂道で上級者の助手席に座ると一番よくわかると思います。

まず、カーブの曲がりがとても緩く、カーブの通過時間が短く感じます。

そして、アクセルを踏んでいる加速時間が非常に長いことに気がつきます。

車の向きを変える操作はカーブ中盤でほぼ完了していて、カーブ終盤は完全加速体勢。

速度だけ真似してアクセルを踏み込み、眼前にガードレールや山肌が迫ってきて、アクセルを開けられないあなたの運転とは何が違うと思いますか?

それは、一番いい場所を意識的に「選んで」走っているからです。

「アウト イン アウト」

と呼ぶ走法はご承知のことと思います。より曲がりが緩やかで直線部分を多く取る走法です。

しかし、この走法は日本の一般的な山坂道ではほとんど適しません。ひとつのカーブの直後、反対向きのカーブが現れることが多いからです。

知らない山坂道でひとつ先のカーブを読むのは至難の業。

カーブ出口でアウトギリギリを通ると、直後に現れた反対向きのカーブのインからアプローチすることになるからです。

カーブへの進入は、余裕があればできるだけ「アウト」から、

ブレーキング後、ハンドルを切り始めて車の向きを変えつつ、カーブ内側の「クリッピングゾーン」へ。

そして、出口は道(対向車線がある場合は通行帯)の真ん中辺りを目安に加速。

いうならば

「アウト イン ミドル」

最初は超スロースピードでいいと思います。

漫然と走っていた山坂道を一本の細ーいラインでできるだけ滑らかにトレースしてみてください。

きっと、今までとは違うカーブの景色がフロントガラスに映るはずです。

《第38号「ライン取りを意識しよう! ~あなたが知らない安全快適な一般道走行の必須条件とは?~」おわり》


それでは、次号をお楽しみに。最後までお読み頂きありがとうございました。 



◆たけしくんコメント◆

一般道で出来る簡単な運転上達法をシリーズ化でお送りして4回目の号です。

この号を読み返して、大切なことを書き忘れていました。

カーブへのアプローチで、ほとんどのドライバーに見られる傾向は、

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