第5号『知らずに装着されている社外品の真実 〜整備士が明かす車検部品の闇〜』
2012年1月29日配信(発行部数 96部)
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発行人の「車の修理屋たけしくん」です。
あなたは、デタラメだらけの自動車修理にうんざりしていませんか?
納得いく説明を受けたことがない…
あれこれ部品を交換したけど全く直らなかった…
びっくりするほど高額な修理代を見積りされた etc...
プロの整備士の目線で役立つ情報を配信しようと思います。
さて、今回は第5号
『知らずに装着されている社外品の真実 〜整備士が明かす車検部品の闇〜』
です。
道路運送車両法では、車検証に記載されている「使用者」に、その車の保守管理の努力義務を課しています。
しかし、ほとんどの場合、部品交換はプロの自動車整備士に任せていると思います。
さて、
例えば車検で車を自動車屋に預けるとします。
主な交換部品と言えば
・オイルフィルタエレメント
・ファンベルト
・エアフィルタエレメント
・ブレーキディスクパッド
などでしょうか。
車検が終わり、内容の説明と共に交換した古い方の部品を見せるのは一般的な光景ですが、
装着した新しい方の部品を「よく」見たことはありますか?
上に挙げた部品のように、業界で「車検部品」と呼ばれる比較的使用頻度の高い部品には必ず
「社外品」
が存在します。
姿、形は同じでも、性能が大きく劣っていることは全く珍しいことではありません。
ブレーキパッドだと早期摩耗、
ファンベルトだと早期摩耗や劣化、鳴き
フィルターは濾材の質、透過面積の違いなど
性能の優劣はともかく、ユーザーが選択して、安い社外品を求めたのならばよいのですが、
ほとんどの場合、無断で社外品を使用している現実があります。
しかも、純正定価と変わらない値段で!!!
社外品は仕入れ価格が安く、しかも定価設定は純正と同じであることがほとんど。
昨今の車検価格競争の中、少しでも利益を上げようとするために社外品を常習的に使用しているのです。
例外的に社外品でも満足のいく性能のものがあります。輸入車でメーカーロゴの有無だけのパーツはその一例です。
こういう確かな情報があれば、社外品を使うのを厭いません。
しかし僕は、基本、純正部品。
よほどの理由がないかぎり社外品は使用しません。
社外部品を使用して、それが原因で不具合を生じた例をたくさん見てきました。
悪いとわかっていながら装着するのは修理とはいえないですよね。
安いのには必ず理由があると考えるべきです。
あなたのお車は大丈夫ですか?
ディーラー整備だからと安心はできませんよ。
《第5号「知らずに装着されている社外品の真実 〜整備士が明かす車検部品の闇〜」おわり》
それでは、次号をお楽しみに。最後までお読み頂きありがとうございました。
◆たけしくんコメント◆
これは本当に自動車整備業界の良くない習慣です。
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