第13号『整備士が警告する『給油』の落とし穴 〜行きつけは危険信号?〜』
2012年3月25日配信(発行部数 148部)
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あなたは、デタラメだらけの自動車修理にうんざりしていませんか?
納得いく説明を受けたことがない…
あれこれ部品を交換したけど全く直らなかった…
びっくりするほど高額な修理代を見積りされた etc...
プロの整備士の目線で役立つ情報を配信しようと思います。
さて、今回は第13号
『整備士が警告する『給油』の落とし穴 〜行きつけは危険信号?〜』
です。
いくら自動車が高性能、高耐久といっても、注入する液体の品質で寿命が大きく左右されます。
ご自身のお車に関心の高い方は、まずエンジンオイルにこだわるでしょうか。
そして、僕が繰り返し述べていますように、LLC(クーラント)の交換方法、交換サイクルはエンジンオイル以上に重要な事ですね。
さて、他に液体というと、クルマのメンテナンスと少し離れた位置にある『燃料』があります。一番高頻度でクルマに注入するものです。
こちらの2つの故障事例をごらんください。
この2つの燃料ポンプトラブル、新車から全く同じガソリンスタンドでガソリンを入れ続けていたものです。
燃料タンクにはガソリン以外の物が混入する可能性は極めて低く、
ガソリンそのものに異物が混入したと考えるのが自然です。
皆さんご存知の通り、ガソリンスタンドには、地下に埋設しているタンクがあり、ローリーが定期的に注油しています。
埋設タンクのメンテナンスには詳しくないのですが、何年かのスパンで大掛かりな工事をしているのを見かけますので、おそらく何か、劣化なり、使用を続けるのには問題があるということなのでしょう。
僕は、この2つの故障事例以外にも数回、同じように燃料タンク内が汚れ、ポンプが故障に至った車の修理を経験しています。
そして、その都度オーナー様に燃料のことを伺いますと、決まって同じ場所で給油しているとおっしゃいます。
しかも比較的昔からあるガソリンスタンドが多いという印象です。
燃料系統全体に損傷を与えることにもなりかねない事柄だけに、ガソリンスタンド選びは慎重になった方がいいかもしれません。
《第13号「整備士が警告する『給油』の落とし穴 〜行きつけは危険信号?〜」おわり》
それでは、次号をお楽しみに。最後までお読み頂きありがとうございました。
◆たけしくんコメント◆
ガソリンといえば、2020年7月に衝撃のニュースを忘れません。
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