東京都庁 戦略広報担当課長を退職して「キャリアブレイク」期間に入りました!
少し前ですが、東京都庁の戦略広報担当課長を退職し、キャリアブレイク(※後述)期間に入りました!
もともとは民間で10年間以上、デジタルマーケティング・広報といったコミュニケーション分野で仕事をしてきました。
その後、文部科学省 大臣官房 広報戦略アドバイザー&東京都港区 区長室 広報専門職の兼業(国 × 地方の公務員複業)を経て、22年度からは行政広報に任期付きでフルコミットしてきたつもりです。
本来は24年3月末までの任期だったのですが、
長男が来年度から小学生になるので、教育環境をじっくり考えたり、「小1の壁」に夫婦でしっかり備えたい
40歳の誕生日という自身の人生の節目を迎え、人生100年時代の次のステージに向けた準備をしたい
ということで、少し早めの退職(自己都合)となりました。
もともと、戦略広報担当課長の公募を見つけて応募する前から、東京都庁は本当に素晴らしい施策・取り組みも多い(もちろん、課題も多いですが)のに、それがほとんど知られていなかったり、伝わっていなかったり、誤解されていたり…ということに、とてももどかしさを感じていて、国(中央省庁)・基礎自治体(23区)に続いて、初めての広域自治体(都道府県)ということで、自身にとっても新たなチャレンジでした。
そして、広報に関連する部門が組織横断で集約されて昨年度に新設された戦略広報部では、非常に多岐に渡る広報施策を同時多面的に、ものすごいスピード感で進めていて、民間企業と比べても、攻めの広報に果敢に挑戦していることを実感しました。
知事部局ということもあり、目まぐるしい毎日でしたが、宮坂副知事がよくおっしゃっている「職業人生の中の一部を公共部門で過ごす」道を選んだ同志(=民間出身者)も多く、とても刺激的な日々を過ごすことができました。
短い期間ではありましたが、課長級の特定任期付職員(管理職)としてその一員に加えていただき、仕事ができたこと、とても光栄に思っています。
実現できたことよりも、できなかったことの方が圧倒的に多く、正直なところ、心残りばかり、後ろ髪をひかれる思いです。
広報改革の道半ば、任期満了前の自分本意な決断になってしまっているということは重々承知しているつもりですが、東京都庁のみなさん、本当にありがとうございました。
さて、せっかくなのでこの機会に、東京都庁の広報改革の軌跡を、公開情報をもとにまとめておこうと思います。
人口1,400万人を誇る世界有数の大都市・東京都の戦略広報に少しでも貢献できて、子どもたちが明るい未来を描けるように、少なからず前進したはず…!
そして、日本を代表するテック企業・ヤフー株式会社の代表取締役から、行政のフィールドに2019年に転身された宮坂副知事の2期目も9月から始まりましたし、これまでの改革とともに、これからの東京都庁の広報・デジタルマーケにも、注目いただければ嬉しいです。
(全170ページ以上の大作スライドですが、目次だけでもぜひ)
東京都庁 戦略広報部が推進するデジタル広報改革例(22年〜23年)
X(旧Twitter)アカウント再編を生活者視点・組織横断で実施
LINE公式アカウントのリニューアルで友だち20万人 → 100万人を達成
行政ではまだまだ珍しい、公式ホームページのパーソナライズ(個別最適化)にチャレンジ
Instagram、Facebook、Google、note…など、デジタルプラットフォーム各社との連携
新型コロナウイルス感染症対策サイトが「オープンソース」「オープンガバメント」を前進
国際的な行政サービスデザインのハブを目指すデジタル庁との連携
データドリブンの第一歩はホームページのアクセス解析から
詳細は 別記事 にまとめました。
東京都庁における広報改革例(22年〜23年)
創刊70年以上、発行部数約250万部の広報紙「広報東京都」が大幅リニューアルで漫画家や著名人とのコラボも加速
スタートアップ・こども分野をはじめとした組織横断・連携強化への挑戦
事業所管の現場の広報を支援する局支援の取り組み
世界中のスタートアップと世界各都市の首長級が同時に東京に集結!「City-Tech.Tokyo」を初開催
「アジャイル行政」への変革を着実に:四半期ごとに進捗状況を公表、3か月で320か所の改善など
採用・組織基盤強化、そして改革のうねりを区市町村全体へ
(参考)世界最大級のオンライン動画学習プラットフォーム「Udemy」で最高評価
詳細は 別記事 にまとめました。
キャリアブレイク:キャリアを一旦ストップして長期休暇をとり、人生の再設計をする
離職や休職など、仕事の一時的な中断を「ブランク」ではなく、肯定的に捉える「キャリアブレイク」という考え方が、海外はもちろん、日本でも広がってきているようです。
キャリアを一旦ストップして長期休暇をとり、人生の再設計をするという意味では、以前から「サバティカル」(大学教員などの定期的な長期休暇)もありますが、今の僕もまさにこれ、「サバティカル」「キャリアブレイク」かな、と。
そういえば昨年から、LinkedIn のプロフィールの職歴にも、引っ越しや親の介護、ボランティアワークなどさまざまな種類の中から「キャリアブレイク」を選択できるようになってますね。
ということで、すでにお声がけいただいている官公庁や自治体の研修・講演や審査委員・評価委員等はいくつかあるものの、これからしばらくは少し時間ができる予定です。
ここ数年はSNSでもあまり近況報告もできてないので…よろしければ以下もご覧いただき、SNS経由でお気軽にメッセージいただければ幸いです。
皆さん、ご連絡をお待ちしております〜!
近況報告・情報交換させてください!
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最後まで読んでいただきありがとうございます!このnoteは自身の生活の中での学びや気づきを公開メモしているような形ですが、何か参考になることなどありましたら、X(旧Twitter)等のSNSでコメントいただければ、大変嬉しく思います◎