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山里亮太の不毛な議論 真夏の大喜利甲子園 2024 "勝手に"レビュー

1. 最初に

毎年恒例となった『山里亮太の不毛な議論 真夏の大喜利甲子園』。11回目となった今大会も、リスナー達の熱い戦いが繰り広げられました。

大喜利甲子園とは、リスナーが3つの高校に分かれて、番組から出題された大喜利のお題に答え、高校ごとに採用された枚数の合計で優勝を争う、不毛な議論の夏の風物詩です。

今回の大会では、前年度初優勝を飾った『市立不毛高等学校(以下、市立不毛)』、過去2度の優勝を誇る強豪『ディルディアン大学附属第三高等学校(以下、ディル大三高)』、そして今回初出場の『エゴサーチャー国際高等学校(以下、エゴ国)』の3校で優勝が争われました。

そんな盛り上がった今大会を、データと合わせて色々と振り返り、"勝手に"レビューしていきたいと思います。
忙しい方は画像だけでも見て楽しんで頂ければと思います。

尚、今回もリスナー仲間の『はたらくかたやん』さんの採用者リストを参照させて頂いております。
かたやんさん、いつも集計ありがとうございます。

2. 試合(大喜利)結果

・第1問(生募集)『こんな始球式はイヤだ、どんな始球式?』

開幕を飾るのは、大喜利の王道『こんな○○はイヤだ』から始球式を題材にしたお題でした。
始球式『あるある』で攻めるのか、はたまた野球から連想される事から考えるのか。
なにせ生募集なので思考のスピードも大事で、シンプルなお題なだけに難しく、私は4通しか送れませんでした(T ^ T)

結果は以下の様になりました。

開幕のお題は、接線を制した市立不毛が前年度覇者の貫禄を見せつける結果となりました。

個人的に面白かった回答は、

あいさつへたお君(市立不毛)』さんの回答、『アイドルが「満席じゃないドーム、初めてでしたー」と言って帰っていく』でした。

短時間で、始球式・アイドル・球場でのライブを結びつけられる思考の瞬発力が凄いと思いました!

・第2問(事前募集)『ぜんぜん怖くなさそうな怪談の冒頭とは?』

大喜利甲子園名物、モノマネ芸人さんにネタを読んでもらうシリーズで、今回はモノマネ芸人のレジェンド、『原口あきまさ』さんが『稲川淳二』さんの声真似でネタを読んでくれるという、豪華なお題でした。
稲川淳二さんが喋る時点で、たいていの事は怖くなってしまいそうで、それを怖くなさそうにするのが難しいお題でした。

結果は以下の様になりました。

この回は市立不毛とディル大三高の昨年出場校が譲らず同数、初出場のエゴ国は苦しい展開でした。

個人的に面白かった回答は、やはり今大会MVPを取った、

猫背ファミリー(ディル大三高)』さんの回答、『これは、菊地亜美から聞いた話なんですけど、、、

でした。
正直、私も似た様な方向性のメールは送っていたんですけど、猫背ファミリーさんのメールは短い文章で且つ人のチョイスが絶妙で完璧で、山里さんも作家の小川さんも放送で言っていた通り、パンチが凄い納得のMVPだったと思います!

・第3問(事前募集)『「関係者に聞いたんですけど」と前置きして、根も歯もない情報を流してください。』

こちらも王道のお題。私は読まれはしなかったですが、何かしらの機密情報や噂をきっかけに突拍子もない事を考えていくお題で、今回の事前お題の中では1番考えていて楽しいお題でした。

結果は以下の様になりました。

このお題は市立不毛が圧倒的な結果で、残り2校に倍近い採用数で突き離す展開でした。

このお題は、名回答が1番多かったと思ってて、私が好きな回答は、

てんとう虫はほぼ肉食(エゴ国)』さんの回答、『関係者に聞いたんですけど、ダイソン、次の扇風機って、もう何もないらしいですよ。』と、

泡とヤギ(市立不毛)』さんの回答、『関係者に聞いたんですけど、増えるワカメって、増えてるわけではなくて、相対的に僕たちが減っているだけらしいですよ。

前者は、ダイソンの羽無し扇風機が、羽どころか何も無くなるという発想が素晴らしく、商品開発系のリークという、このお題にぴったりフィットした素晴らしい回答だったと思います。
後者は、まさに『泡とヤギ』さんワールド全開と言ったところで、なんであんな発想が浮かぶのか羨ましい限りです!

・第4問(生募集)『まだ誰も気づいていない新紙幣の秘密とは?』

生募集の2つ目は、最近発行された新紙幣のお題でした。お札・お金・紙幣や載ってる人から連想されるものや、透かしやホログラム関連のネタも多かったですね。私は、財布から出したお札を見ながら考えてましたw

結果は以下の様になりました。

先ほどの関係者と逆で、今度はディル大三高が残り2校と倍の差を付け、追い上げを計りました。エゴ国も悪くはない数字ですが苦しい展開。

個人的に面白かった回答は、
ふるふーる(ディル大三高)』さんの回答、『あの娘と同じ匂いがする
です。新紙幣に一切関係のない強引な回答なのに絶妙なラインを付いていて、笑ってしまいました!

・第5問(事前募集)『「ETCカードが挿入されていません」みたいなことを言ってください。』

こちらも恒例のアナウンス系お題。以前は『ファールボールにご注意ください』や、『お風呂が沸きました』などのアナウンスお題がありましたが、今年は『○○されていない』という文章が基本なので、少し工夫が必要なお題でした。

結果は以下の様になりました。

ETCでは、市立不毛が追い上げてきたディル大三高を、またまた突き離す結果に。エゴ国は苦しい状況が続きます。この結果で、市立不毛が逃げ切り2連覇を果たすと思いましが、、、

個人的に面白かった回答は、

お芋のヒーロー(ディル大三高)』さんの回答、『ECCジュニアに、おっさんは入れません。』でした。

毎年、電子音声に辛辣な事を言わせるのが定番なのですが、敢えてETCカードに似た言葉としてECCジュニアに目を付けただけでも凄いのに、そこからの発想がまた面白かったです!

・第6問(生募集)『ポコチンがトレンド1位に! 何があった?』

大喜利甲子園名物お題『ポコチン』シリーズから、今年はSNSのトレンドに絡めたお題でした。正直、今までSNSで話題にあがった事をネタにすれば、ポコチンがなんでも面白くしてくれるので、このお題はスピード勝負だったのではないでしょうか。

結果は、以下の様になりました。

ディル大三高がポコチンで異常な強さを見せ、もの凄い採用数を叩き出しました。最終的に、この結果が優勝を大きく手繰り寄せた形となりました。
エゴ国は、最終お題で市立不毛をまくり、お題別で初の2位を獲得し意地を見せましたね!

3. 最終結果

以上の激戦の末、最終結果は以下の様になりました。

最初のお題までは3校とも接戦でしたが、次第に初出場の『エゴ国』が突き離されていきました。初出場に厳しい不毛な議論の大喜利甲子園。魔物がいますね。

優勝争いは凄まじい展開で、『関係者』で『市立不毛』が『ディル大三高』を突き離し、『新紙幣』で喰らい付いたのを再び『ETC』で突き放し、このまま2連覇かと思いきや、最後の『ポコチン』で『ディル大三高』が怒涛の連打を放ち、見事逆転優勝を飾りました!

今年も見事な戦いを繰り広げてくれた三校に、惜しみない拍手を贈りたいと思います!

4. 個人成績

MVPは、怪談のお題で見事な回答を見せた『猫背ファミリー(ディル大三高)』さんが受賞ました。

最多安打は市立不毛の『ノルウェーバック』さんで、なんと4安打の大活躍でした。これだけ競争率が厳しい大喜利甲子園での4安打は本当に凄いと思います。1つ1つの回答も面白くて圧巻でした!

5. 最後に

大喜利甲子園に参加した皆さん、本当にお疲れ様でした。

個人的には、昨年は読まれず悔しい想いをしたので、今年は読まれてホッとしています。来年も読まれる様に、また1年、不毛な議論のコーナーメールで精進したいと思います。

最後に、膨大なメールをさばいてくれた『不毛な議論スタッフの皆さん』、ETCを読んでくれた『上村アナウンサー』、怪談を読んでくれた『原口あきまさ』さん、そして喉の調子も悪い中、昨年より19通も多くメールを読み、且つ1つ1つの回答に全て的確なツッコミでより面白くしてくれた、まさに【彼のツッコミは一つも外さない】を地でいく我らがボス『山里亮太』さん、我々リスナーに最高の戦いの場を提供してくれ、本当にありがとうございます!

それでは皆さん、また来年!!

6. (9/11追記)大喜利甲子園2024延長戦

本戦で生募集お題、『始球式』、『新紙幣』、『ポコチン』の読み切れなかったメールを紹介する、大喜利甲子園の延長戦が行われましので、その分のデータも集計してみました。

優勝したディル大三高が延長戦でも力を見せた結果となりました。
総採用枚数は、なんと241枚!!
選んでくれたスタッフの皆さんも、そしてそれを読み上げてくれた山里さんに本当に感謝です。
それでは、皆さん、また来年!!


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