徒然-note 19 恋愛の仕方

徒然-note vol.19 1/4/2021

「恋愛の仕方」

シェアハウスの住人と共有スペースでふと思い浮かんだことを話題にして話をする。意外と素直な自分をさらけ出せるいい感じな時間。年始のゆっくりと流れる時間を過ごすのにはちょうどいい。

シェアハウスというのは年齢層が高くなればなるほど、訳ありなヒトの割合が高くなる。話をしているのは年齢も同じぐらいの方々で、それなりにお互い複雑な人生を送ってきている。なので話が始まると比較的内容が深く、若い子はおそらく入ってこれない。

「恋愛の仕方まだ覚えてる？」

これが今回のテーマだ。ここの「まだ」というところが鍵なのだ。そう、かれこれ20年ほどそのような感情から離れてしまっているからだと思うが、もうすっかり忘れてしまっているのだ。そして、中年男女が、過去を必死で思い出しながら忘れてしまった感情のかけらを拾おうと小一時間格闘することに。

結局答えは出なかった。感性は人それぞれだから答えのない問いだったとすれば聞こえはいいが。あ、いい出汁が出そうな干物であっても水分がなければ何も出ないわ。そう、我々は干物なのだ。干物が2つ3つ集まったところで瑞々しさが混ざらないといけないのだ。

恋愛小説でも読んで、疑似体験でもしようかと思い、Amazonで検索し始めるも、エッチなマンガの検索にシフトしてしまいみずみずしさを取り戻すための長い夜を過ごしている。

takeshi_h