悲惨な戦争にしたのは?
テロという卑怯な戦い方・・・かつて日本は正々堂々と戦った
連日のように、イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への進攻のニュースを目にする。
いつの時代も戦争の犠牲になる一般市民というものが少なからずおり、メディアはそのことばかりに目を取られ、これでもかと言わんばかりに悲惨な状況を報道する。
だがこの戦争が始まった直接の原因は、パレスチナの軍事組織であるハマスが密かにイスラエル内に侵入して、住民数百人を殺害して(それもかなり残酷な方法で殺害されたらしい・・・)、100人近い人質を連れ去ったことにある。
ハマスとは、イスラエルに隣接するパレスチナ・ガザ地区を実行支配するテロ組織である。
つまり、パレスチナの正規の軍隊でもなんでもないのである。
ただテロと言ってもやれられたほうのイスラエルはたまったものではないだろう。
いかにテロ組織からの攻撃とは言え、自国内に侵入して一般住民を多数殺害されたり連れ去られたりすれば、これはもう自衛権を発動する戦闘行為で対応せざるをえないのではないだろうか。
しかし本来戦争というものは、軍服を着用した戦闘員が戦時国際法にのっとって行うものである。
戦争といえども極力一般住民に被害が及ばないよう配慮するためだ。
もしテロ組織やゲリラのように、一般住民に紛れ込んで攻撃してくれば、誰が敵で誰が一般人か分からなくなって、攻撃の対象が拡大することが懸念されるからだ。
だから国際法上も、テロは違法なものとして規定している。
今回の紛争が悲惨なものになっているのも、ハマスがテロ組織であるところが大きい。
なぜなら正規の軍隊でもないハマスは、住民を隠れ蓑にしてその中に潜んでおり、報道によると病院など本来攻撃対象とはしてはいけない建物の中にさえ潜んだり、武器庫を持っていたりしているようである。
病人を盾にしているようなものである。
これではイスラエルも、どこに敵がいるかも分からない状況で進攻せざるをえず、当然その結果は悲惨ものになる。
もちろんイスラエル側の責任を全否定するつもりはないが、ハマス側の住民を盾にする卑怯な戦い方にも責任の一端はある。
それにもかかわらず、メディアはそのことを伝えようとしない。
つまり報道が偏っているのだ。
特に近代以降は、このテロやゲリラ戦法が住民を戦争に巻き込む悲惨なものにしてきたようである。
あまり知られていないが、日中戦争の頃、旧日本軍も中国の便衣兵の部隊に苦しめられてきた。
便衣兵とは、一般住民の恰好をした中国軍のゲリラ部隊が、日本軍に住民の振りをして近づき油断させておいて奇襲攻撃するというもので、明らかな国際法違反である。
俗に「南京大虐殺」と呼称して、日本軍による民間人大量虐殺行為の象徴のように吹聴する人もいるが、実際はこの便衣兵が南京城内に多数逃げ込んだものを日本軍が摘発して逮捕処刑した事実を針小棒大にしたものであるという説もあるくらいだ。
なお軍服を着用しなかったり、民間人を装って戦闘行為を行った者は、戦時国際法違反とみなされその場で処刑されても合法であるらしい。
また米軍も、ベトナム戦争においてベトナム軍ゲリラ部隊(ベトコン)によって苦しめられ、その戦いは一般住民を巻き込んだ悲惨なものとなった。
米軍はジャングル内に潜んだゲリラをせん滅するためにナパーム弾という非人道的武器を使用したが、結果的にそれがその地域の住民にも被害を及ぼしている。
ナパーム弾とは、着弾すれば何千度という高熱を発して周辺を焼き尽くす非人道的兵器である。
「ナパーム弾の少女」とタイトルがつけられた写真は、ピュリツアー賞を受賞していることから、その映像を思い起こす人もいるかもしれない。
なおゲリラ戦法は特に共産主義陣営がとる戦法で、所詮国際法といっても欧米民主主義諸国が作ったものでしかないことが分かる。
さらに戦争となれば、アメリカは先の大戦時にも、原爆投下や東京大空襲など日本の大都市への無差別爆撃という戦争犯罪を平気で敢行していることも付け加えたい。
ちなみに前述のナパーム弾が初めて実戦に使われたのは、その東京大空襲の時で、そのような残虐な兵器で我々の同胞が一晩におよそ十万人も犠牲になっていることを忘れてはならない。
では日本軍はどうだったか。
日本は、明治以降主要な戦争だけでも、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、大東亜戦争を戦っているが、いずれの戦争でも日本軍がゲリラ部隊等を組織して戦ったことはなく、全て軍服を着用した正規の軍隊が厳正な規律のもと最後まで戦っている。
確かにどのような軍隊であっても、犯罪行為に走る不届き者はいるものであり、日本軍に全く落ち度がなかったとまではいえないかもしれない。
しかし世界を見渡してみた時に、日本軍ほど規律厳正な軍隊はいなかったようで、それについては中国であった義和団事件の際に日本軍が示した規律あふれる行動が、欧米諸国から称賛されたほどである。
また、よく戦争後に見られる略奪・強姦等の組織的犯罪も認められず、その意味からも世界一規律が厳正な部隊であったことで知られ、その伝統は現在の自衛隊にも引き継がれている。
実はこの日本軍の伝統的な規律の厳正さを引き継いだ組織が東南アジアにあることはあまり知られていない。
それは、ミャンマーにある武装勢力の
カレン民族解放軍
である。
ミャンマーは、1989年までは「ビルマ」という国名で、先の大戦まではイギリスの植民地であったが、日本軍がイギリス軍を駆逐して東南アジアにおける一大拠点としたため、親日家が多く日本の文化が色濃く反映された地域であった。
残念ながら戦後は、共産主義陣営と、再植民地化を狙ったイギリスによって再び紛争の絶えない地に逆戻りし、現在は中国やロシアを後ろ盾とした軍部が政権を奪取して、民主化を促進しようとしている欧米諸国と対立する構図となっている。
そのなかにおいてカレン民族解放軍はゲリラのレッテルを貼られて国軍と対立しているが、共産主義、資本主義そのいずれにも属さない本来の国柄を取り戻すために動いている組織である。
彼らは、ミャンマーに最も多いカレン民族が中心となった本当の独立国を目指して戦っている軍隊なのだ。
例えれば、仮に日本が先の大戦後にアメリカとソ連に分割統治されてその両者が日本国内において争った場合、真の独立を勝ち取るためにそれらの勢力と戦うために日本人が軍隊を作って立ち上がったという立ち位置になるのがカレン民族解放軍なのである。
またカレン民族解放軍の軍旗は下記のものである。
上部は旭日旗のデザインで、下の部分は旧ビルマの旗からとったデザインになっている。
なぜ、旭日旗をあしらったデザインなのだろう?
日本がかつて侵略戦争により欧米同様東南アジア諸国から収奪しかしなかったのであれば、何を好き好んで侵略国のイメージを旗に取り入れるだろうか。
なぜイギリスのユニオンジャックではなく旭日旗のイメージなのだろうか?。
この旗は、この軍隊が
かつて日本から支援されて
独立を勝ち取った時のように
ビルマを外国から取り戻そう
という考えをもって行動している証ではないだろうか。
すなわち、かつて日本が掲げた大東亜共栄圏構想を背景に持っていることが言えるのではないだろうか。
この旗は、日本が東南アジア諸国に示したアジア解放の考えは間違ったものではなかった証拠のようなものである。
悲しいかな日本のメディアは、この組織のことを、単なる現軍事政権やアウンサンスーチー氏率いる民主化勢力に敵対する一部武装勢力としてしか報道していない。
間違った自虐史観をもとにしか思考できないため、旧日本軍の象徴としかとらえられないからだ。
なおアウンサンスーチー氏は、日本では民主化勢力のリーダーのように好意的に捉えられているが、彼女の夫はイギリス人であり、先の大戦後再びビルマを植民地化しようとした欧米側の人間であり、決して本来の自国民の代表という立場ではないということも忘れてはならない。
そしてこの組織は、きちんとした軍服を着用した組織であることからも、ハマスのようなテロ組織とは一線を画すものである。
彼らは自国を取り戻すために、軍服を着用して正々堂々と世界の二大陣営と対峙しているようにも思える。
下の写真を見てもらいたい。
兵士のの右肩には旭日旗をあしらったワッペンが・・・
なかなか東南アジア諸国の政治情勢までは目が届かないが、日本が先の大戦で示した軍紀と大東亜共栄圏の構想を今の時代でも守り通している組織があることに日本人として胸が熱くなる。
彼らは、いまだに続く理不尽な大国の横暴から真の独立を果たすために闘っている。
しかもテロやゲリラなどという住民を巻き込む卑怯な戦い方ではなく、正規軍同様の軍服を着用して正々堂々と戦っている組織なのだ。
そこがハマスとは異なるところである。
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