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国家資格キャリアコンサルタントの勉強経験-その4

みてくださった皆さん、こんにちは!

今回は、キャリアコンサルタント国家試験の実技論述問題の設問3についてですね。

設問3は、
「あなたが考える相談者の問題①とその根拠②について、相談者の言動を通じて、具体的に記述せよ。」

となっていて、記述欄が2か所になっています。そして各々の行数から記述文字数は
設問3①=80~90文字
設問3②=150~170文字
程度となっています。

なので問題文にある「相談者の言動を通じて、具体的に」ってところが肝になります。

つまり回答記述には相談者の言動が記載されていることが得点アップには必要であること、その言動から回答者(受験者:キャリアコンサルタント)がどんな問題点があると判断したのか、を記述する必要があります。

例えば、問題文の中の相談者の発言に「マネージャーとしてやっていけるか不安を感じる」という発言があったとして、この発言を根拠に「〇〇とのコミュニケーション不足が見られる」と回答した場合、不安=コミュニケーションはキャリアコンサルタントとしての「見立て」としては間違っている、お上手ではない見立てと見られてしまい、得点にはつながりませんね。

問題文全体から判断することになりますが、相談者の「発言」と「見立て」はだいたい以下のようなセットとなる場合が多いと感じていました。

・どうしたらいいのかわからない ⇒ 自己効力感(私はやれる!できる!感)不足
・〇〇ができていないと思う(感じる) ⇒ 自己理解不足
・私は○○は得意でなく、▲▲な性格だから ⇒ 自己理解不足
・転職先も経験を生かせば見つかるのでは ⇒ 仕事理解不足
・会社は自分を必要としていない(のでは) ⇒ (会社との)コミュニケーション不足
・〇〇みたいだという話を同僚から聞き ⇒ 情報収集不足
・管理職なんて厳しく人に言える人でないとできない ⇒ イラショナルビリーブ(ゆがんだ認知)

だいたい上記の〇〇不足、イラショナルビリーブを問題文の相談者の発言から3つチョイスできればいいと思います。

なので設問3の①は
1.〇〇という(事象や状況)に対して、〇〇不足が見られる。
2.▲▲という(事象や状況)に対して、◆◆不足が見られる。
3.◇◇という(事象や状況)に対して、◎◎についてのイラショナルビリーブが見られる

という具合です。採点者に分かりやすいように「1.」「2.]のように番号を付けるといいと思います。ただ、回答欄は2行しかないので段落落としはしないで連続で書くことになります。

設問3の②は、①に付けた「1.」「2.]に連動するように、キャリアコンサルタントが見立てた〇〇不足の根拠となる相談者の発言を記載します。

【例】
1.「どんどん不安感が強くなり、どうしていいのか分からない」という発言。2.「1日中何かに追い立てられて、うまく〇〇や■■ができていないように感じる」という発言。3.「夫に〇〇の相談ができていない」、義両親に「こちらから▲▲をお願いするわけにもいかないし」という発言。

のような感じです。

設問3もパターン化されているので、いろんなシチュエーションの論述問題を実際に解くことで、書くパターンが自分のパターンになっていくので種類をこなすことが大事たと感じました。

ではまた!


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