vol.93 Q. ワンネスとは何ですか?(自己内対話23)

A. ワンネス(Oneness)は、一体感や統合感、全体との調和を感じる心理的な状態を指しますが、しばしば宇宙全体、森羅万象を統合した象徴として語られることがあります。

これからの宇宙交流時代、この概念を理解しておくことはとても大切です。もちろん、ある種の仮説として受け取ればよいわけで、何事も強制はありません。

さて、話はいっきに大きくなりますが、人はその人生において何度も人智を超えた何か大きな存在を意識することはあるでしょう。まるで神様が何かをしたからこうなったのではというような風景をみたり、できごとがあったり。そういう経験が皆無の人はいないことでしょう。そのとき、信じている宗教があれば、その信仰する神様というものを意識する人もいることでしょう。

この人智を超えた何かということに、新しい理解をもたらす概念がワンネスということになります。ワンネスはいってみれば宇宙全体です。それも人が現在理解している138億光年の広がりをもった宇宙を超えて、人が認識できないすべてを宇宙とここでは表現しています。

いままでの宗教だと、世界をつくる側・コントロールする側とつくられている側・コントロールされる側という世界観がほとんどだったと思いますが、ワンネスの世界観は、つくる・つくられるという概念ではなく、文字通り一体です。その仕組みはもちろん人智を超えているから言葉などで記述はできません。そしてその考え(仮説)に従えば、私たちもワンネスの一部であるということができます。

この理解の例えとして、手のひらを比喩として使います。指一本一本は独立して意志で動かすことのできる1つの独立した存在ということもできますが、手のひら全体はつながっていて一体であるということもできます。この手のひらにあたるのがワンネスということになります。

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