スーパーマーケット変革への3つの兵法
自己紹介
初めまして、私は某スーパーマーケットのお惣菜売り場チーフをしております川田と申します。主な仕事内容としては、パート社員の管理、数値の管理、食品衛生責任者としての衛生管理等々をやっております。私が思う、現状の仕事の課題を3つ考え、そして解決案を今回は考えてきました。もし同業者の方、興味ある方は読んでいただき、反応をいただけると幸いです。誹謗中傷でも構いませんのでお気軽にお願いします!ではスタートします!
①シフト作成がめんどくさい
皆さん、シフトを作成したことはありますか?スーパーマーケットでお仕事している人は非正規雇用者が半数以上をしめており、その結果人よって出勤日数や労働時間がバラバラです。その人のライフワークバランスに応じた仕事の仕方をさせるには、よりよいシフトの作成が必須です。そのシフトの作成に時間がかかるんですよね。それについて5W1Hで考えてみました。
・HOW 解決方法
プログラミング言語を学び、プログラムを組む
これ実は何度かやろうと思い、勉強をしました。実際に詳しい友人に聞いて取り組んだ結果、「月に一回3時間程度で終わることなら、勉強して1から組むより毎回頭でシフト作成したほうが早いよ」と言われそのままになっている課題です。まぁたしかにその通りなんですよね、しかも誰がこのプログラムを組んで、その後の管理するのかという問題もあります。でもこれを一人じゃなく皆で共有することが出来たらその通りではないかも!?つまりは会社にプレゼンして巻き込む必要があります。出来たら皆の労働の負担が減って全員万歳です。
・シフト作りはもう古い!?5分でお手軽AIシフト作成レシピ
現在2時間かかっているシフト作成を5分で出来たら一人当たり年間23時間の時短。これを1000人の人が実行したら2300時間の時短!?時給2000円ほどかかっているとしたら年間4600万円の削減です!現在弊社では1000人以上シフト作成している人がいると思われますので、達成できない数字ではないと思われます。
・実際に聞いてみた
一人で盛り上がっていてもしょうがないので、他の人にどうか聞いてみました。その結果
・もうアプリのサブスクであるんじゃない?
・人と人との相性まではAIじゃ無理なんじゃない?
といった意見が。。。既にアプリであるということはそれよりもより弊社向けの製品を作り差別がする必要があります。人と人との相性を個別で設定できたりしたら、その部門専用のシフトAIが出来るかも。
実際に使う人にも上記のことをふまえて聞いてみると
・基礎組だけでもしてくれたらめっちゃ助かるから作って!
・シフト作成だけじゃなく、製造計画、発注といったコア業務も全部やれるようにして!
・他店ともそのシフトで繋がれたらめっちゃ楽じゃない!?
といった肯定的やプラスオンの意見も出ました。確かに他店とシフト協力まで出来たら弊社ならではのアプリになるのかも。というより、この他店との協力が円滑にできるようになるアプリを作るのがいいかも!?人の過不足はどこのお店でも起こる上に、このコロナ禍により、感染による療養や濃厚接触による自宅待機がおこり人員がひっ迫しているお店も少なくありません。良い意見をいただきましたので、またこれについて考えてみたいとも思います。
②商品のつけ間違いを無くしたい
この右下の「天ぷら盛り合わせ 春」といったシール、これは作業員が商品確認をしてラベルシール機に「天ぷら盛り合わせ 春」と入力をし、そこから出力されたシールを手で商品に貼っております。滅多に間違いは起こりませんが、人間が目視で手を使って張っているので貼り間違いは0ではありません。
・貼り間違えが起こるとどうなるのか
値段違いの問題とアレルギー表示の問題が発生します。特にアレルギー表示問題は深刻で、貼ったシールに含まれている原材料が書かれているので、そこを確認し、原材料に自分のアレルギー物質が無いと思ったお客さまが喫食され、アナフィラキシーショックにより死に至る可能性もあります。絶対に防がなくてはいけないミスです。それについても5W1Hで考えてみました。
・HOW 解決方法
商品の画像でAIに判断してもらう
現在、AIによる画像診断が出来る時代がきています。なのでAIにこれは天ぷら盛り合わせ、これはコロッケと判断してもらえればヒューマンエラーが減って値付け事故が減るのでは!?と考えました。ただAIに人より正しい判断ができるのか?という問題もあります。ですが、全売り場で正しい画像判断システムを導入することが出来れば、アレルギーを持ったお客さまに安全にお買い物をしていただくことが出来るようになります。なんとしてもこの未来をかなえたい!
・STOP値付け事故!見せるだけで値付けが出来ちゃうAI判定システム
そのままですが、現在ゼロにするために色々な対策を行っておりますが、どうしても人間だとそれをめんどくさがって行わない人が発生してしまいます。それをAIにさせることで常にゼロをキープできるのではないか!?これも色々な人に聞いてみました。
・実際に聞いてみた
・コロッケの中身とかも判断できるの?
・人によって出来栄えが違うからそれも判断できるの?
といった意見がありました。まさにその通りですね。コロッケの中身の判断は確かに人間でも出来ないので作る前に必ず確認します。同時に別のコロッケを作らないようにします。これは商品自体を変えることで何とかならないかな?とは思っています。例えばかぼちゃコロッケは外の衣が黄色いとか。。
上記のことをふまえて実際に使う人に聞いてみると
・お金がかかりそうだね
・自分たちで判断しなくてよければ仕事が楽になりそう
・AIって信頼できるの?
等々といった意見がありました。完璧にできれば、楽になりそうなのでまずは出来ることから一つ一つ実行できないかな?とも思います。明らかに違う商品の場合エラーが出るといった最終チェックに使ったり、人間とAIのハイブリッド型も良いのかなと思いました。
③レシピを探すのに時間がかかる
お惣菜を作るのには当然レシピが必要です。スーパーのお惣菜はお店にもよりますが、100種類以上もあったります。それに毎月のように新商品が出ます。それを現在は紙ベースで行っているので探すのに時間がかかります。それについても5W1Hで考えみました。
・HOW 解決方法
作りたいものを送ったらBotがすぐにレシピを返してくれるシステム
現在でいったらLINEBotのような、送ったらそのワードに反応してすぐに検索して送り返してくれるシステムがあれば、紙の中から探さなくてもよくないか?との考えにいたりました。ただ機器を持ち込むことで衛生的にはどうなのか?といった問題。液晶上には雑菌がすごい多いとされています。ただ、これを全店的に展開できれば、今まで印刷していた紙を使わなくて良いので、経費削減、作業場もスッキリします。
・手順書100枚がこれ一台に!
こちらもそのままですが、まさにこれこそ近年話題のデジタルトランスフォーメーションじゃないでしょうか!紙からデジタルへの進化です。声で検索できるようにしたら手が汚れていても心配ありません。これも色々な人に聞いてみました。
・実際に聞いてみた
・外国人の子もできるの?
・タブレットは老眼には見づらい。
といった意見が。確かに私の職場には色々な国の人が働いており、全員が日本語が上手なわけではありません。多分かろうじて読むことが出来るのでなんとか仕事は出来ておりますが、声で検索システムは発音の問題もあり難しいかもしれません。老眼対策は画面を大きくしましょう。
上記のことをふまえて使う人に聞いてみると
・とても楽になって良いんじゃない!
・②のアイディアと合体してレシピにQRコードやバーコードをつけてそれを読み込ませて値段のシールを出せば、事故減るんじゃない!?
といった意見がでました。②と③を合体させる案はなるほどなぁと思いました。タブレットを固定ではなく移動できるようにしておけば、カラオケのデンモクみたいな形で現在表示しているレシピの値段のシールを出すこともできるのかなと思いました。そうすれば作っているもののシールを出すので②のミスも減るかもしれません。
あとがき
敵を知り己を知れば百戦してあやうからず
以上が私が現在行っている仕事に対する3つの課題をデジタルで解決する手法になります。めちゃくちゃ疲れましたが、自分の課題に向き合って色々な人を巻き込むという手法は良いですね!愚痴ばかり言っていても前には進まないので、課題に向けて準備をするのは大事だなと改めて思いました。スーパーマーケット変革に対する3つの兵法などと大それたタイトルにしましたが、いつかこれ3つを実行して解決し、兵法っぽく語りたいと思います。
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