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The New Mastersounds 2024/12/13 渋谷クラブクアトロ

このバンドを知ったのはいつ頃だったのかは記憶が曖昧ですが、1枚だけ持っている「live at la cova」(2005)は出てすぐ買った覚えがあります。Jam Band枠だったのでしょうか。イギリス人のファンクなんかフェイクだよ、とかなんとかで(すごい偏見ですが、笑)彼らのライブには行かず、P-FunkとかFunkadelicなんかを、これが本物よね(笑)という感じで聞いていたような。
そんなこんなで時は流れ(笑)、初見とあいなりました。会場は満員のクアトロ。スタンディングのライブの場合、ポジションが重要ですが、それ以上に、前後左右から押されたり、隙あらば横から入られたりするので、朝の山手線を想像しつつ開演を待ちました。

ライブは5分押しでスタート。出音は割と硬い感じ。歌があまりないので、それぞれの楽器を際立たせているのだとは思いますが、もう少し調和が取れたサウンドにしても良いのかなぁとは思いました。音楽は、これぞジャズファンクという感じで1曲目からガンガン飛ばしてます。これは気持ちが良いです。ただ、これが2時間くらいぶっ通しで続くのかな、もしかしてセットブレイクあるのかな、とか思っていたら、このまま、最後まで走り抜けました(笑)。曲自体は色々あるものの、結構一辺倒なので、途中間延びする部分は否めないような。ただ、オルガンのソロがとても良いので、そこはかなり引き込まれました。逆にギターはもっとぶっ飛び感が欲しかったかな。アンコールを含めた最後の数曲はとても盛り上がりました。

ポジションに関して、横入りは全くなくて、しかも皆さんマナー良く自分の場所で楽しんでおられました。飲み物をこぼすわけでもなく、さすが日本人、素晴らしいです(笑)。アメリカでこの手のライブだったら、ガンガン隣の人や後ろの人が当たってきたり、場所移動したり、ライブ中も飲み会のように会話したり、終演後のフロアーは飲み物とカップでベチョベチョになっていることでしょう。帰りは渋谷駅から山手線に乗ったのですが、こちらはほんとに満員で、クアトロ以上にきつかったですね(笑)。

The New Mastersouds、個人的には20年越しにLiveが見られて良かったです。20年前とはサウンドも曲も変わっているとは思いますが、バンドの方向性はぶれずにサウンドと同じく突っ走ってる凄いバンドでした。もちろん税込7000円(安い!)はお値段以上でした!


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