見出し画像

うさぎ、漫画の描き方を語る。

こんにちは!昨日はストロングゼロを母と飲みました、酒うさぎです。

今回は、先日営業チームの先輩方との雑談で出た話題「創作の手順」についてふわっとお話ししたいと思います。
創作、というと範囲が広すぎるので、ひとまず私の創作媒体「漫画」に絞りますね。

先輩方が私に聞いたのは「漫画ってどうやって思いついて描いてるの」でした。私は一次創作の場合と二次創作の場合でやり方が違うので、分けてお話ししました。
あ。そうや。そもそも一次創作・二次創作ってなんぞや?という方もいらっしゃるかも知れませんね!簡単にいうとこういう事です。

ちょっとサブカルジャンルに詳しい方なら、「同人誌」という単語を耳にしたことがあるかもしれません。あれは一次創作でも二次創作でも関係なく、個人が私的に作った本なら同人誌になります。

では本題に戻りましょう。私の創作手順でしたね!
アイディアを思いつくタイミングは、一次も二次もそう大差ありません。面白い漫画やアニメ、ドラマを見ている時、友人たちとの会話の中からなど、本当に様々な場面でふとネタが降ってきます。原動力は「こんな話読みたい!!描きたい!!」の一点ですね。

違うのはここからです。まず一次創作の場合は「プロット」といって、いきなり絵に起こすのではなく、ストーリー展開を箇条書きにしていくところからスタートします。ただしスケッチブックに鉛筆でガーッと殴り書きしていくので、読めるのは大概自分だけ…良いねん、私がわかれば。
そうして、出来上がったプロットを元に勢いのままラフを描きます。いわゆる「ネーム」というやつなんですが、私はネーム兼下書きのような感じで結構描き込むタイプです。プロの漫画家さんは、ほぼ棒人間のようなキャラクターだけでネームをサッと描く方が多いのですが、私は不器用ゆえできませんでした。(中学の頃は憧れて棒人間ネームやってたけど自分が混乱するのでやめました)

画質悪くてすみません…。ポートフォリオから引っ張ってきましたw

このネーム兼下書きが上手くいったら、ペン入れ(線画)→ベタ(黒塗り)→トーン(下の画像でいうグレーっぽいとこ)の順で作業します。最後にホワイトを入れたり文字を入れたり。

↑これは去年描いた漫画の1ページです。悪の宇宙組織のボスが地球に惚れ込んで最終的に地球防衛軍の一員になるコメディ漫画でした。ただし主人公はこっちの女の子↓

地球の、特に日本が気に入りすぎて仕事を放り出して遊びまわるボスにブチギレる、百面相主人公でした。

と、一次創作はこんな感じ。
二次創作になると、もういきなり下書きからスタートします。すでにキャラクターの詳細設定や世界観などが決まっている分、自分の勝手な妄想を付け加えるだけで良いので、特段文字に起こさずとも描けます。あ、あくまで私の場合は、ですが!
描きながら展開やセリフが脳内に出てくるので、筆が止まることなく描いてますね。そこから先の手順はほぼ一緒です。同人誌の方がちょっと描き込みを甘くして、とにかく締め切り優先作画にしたりしますがw

ただ、二次創作物で重要なのは、著作権問題があるということ。

誰かの作品を使って作り出してるわけですから、当然著作権に触れます。SNSに上げるだけならまだしも、金銭が発生する二次創作同人誌となればなおさらです。しかし日本で二次創作物は、限りなく黒に近いグレーゾーン扱いをされています。その理由は夏コミ・冬コミなどをはじめとする同人即売会の経済効果が侮れないから、なんて耳にしますが、実際どうなんでしょうね。

私が二次創作を始めたのは高校に上がってから、同人誌を作ったのは大学に入ってからですが、その数年だけでも某ゲーム会社作品の同人誌でSNSが炎上した事件を始め、二次創作・同人誌の引き起こした事件は沢山ありました。私たち作り手側は、あくまで公式側に「見逃してもらっている」という意識のもと、わきまえて活動することがキモだなあ、と思います。

と、いうわけで!私の二次創作漫画をここでお見せすることはできません!なので何ジャンルでやってるかだけ言いますね。

「ボソッ(少年漫画のライバル男女カプです…)」←超小声


さて、書くことがなくなりました。
最初から最後まで全然大したこと書いてなくて申し訳ないんですが、あくまで趣味としてやっていただけの人間なので、色々甘いところは見逃してくださいね(>人<;)
しかしながら現在は、社内漫画家の仕事も期待されて雇われた身。これからはプロの意識を持って、精進していく所存です!!!(急に真面目)

最後に。
ここまで漫画を描いてきて一つ言えるのは、絵の教室行かなくたって専門学校行かなくたって、下手だろうがなんだろうが好きで描き続けてたら、周囲の人に楽しんでもらえる漫画を描けるようになるってことです。そうして思わぬ出会いで私のように一般企業の漫画担当に就職できたりするのです(正確にいうとデザイナー兼漫画担当)。余談ですが、最近久しぶりにライブに参戦し、バンド物描きたくなってる今日この頃です。

以上!『うさぎ、漫画の描き方を語る。』でした!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?