勝手さと気ままさだけの日々なんて
条件っていうのは、人の行動を制限するけど、それが安全や知恵の引き金になったりすると感じる今日この頃です。
釣りに使う、ウェーダーというウェアがあります。腰まで水に入っても、浸水しない仕組みになっていて、川を渡ったりすることができる。田んぼの作業をかやる時に身につける、防水つなぎみたいなやつです。腰上まで防水のものと、胸まで防水のもので迷っている。でも、たぶん腰までのウェーダーを買うと思う。
なぜかといえば、腰までしか川に入れない方が不便で制約が強いから。水深が腰以上の川は渡れない。腰までの深さの川でも、滑って転べばアウト。ただ、それでいい。
胸まで川に浸かることができたら、きっとぼくはより良いポイントを求め、無茶して川を渡る。そんで滑って、ウェーダーの中に水がゴボゴボ入って、重たくなって、溺れる。
腰までのウェーダーは、確かに浸水防止能力的には、心許ない。条件的には、より深い川で防水能力を発揮するウェーダーの方が優れているように思える。ただだからこそ、ぼくの体が、頭が、がより気を付けるようになる。どうやったら良いポイントに無茶せずたどり着けるか、知恵を振り絞る。脳味噌を使って。
条件とか制約ってある程度大切だと思う。それがなければ、勝手気ままに振る舞えて楽しいかもしれないけど、自分の中から生まれるのは勝手さと気ままさだけ。もし本当にそうだとしたら、ぼくは条件と制約のもとで、最大限楽しむための努力をする方を選びたい。ぼくにはまだまだ、いろいろ足りない。
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