ただのクラフトビール飲み比べnote
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どうも、ただの酔っ払いです。今日はチリ領パタゴニアのクラフトビール「D'OLBEK(ドルベック)」各種を飲み比べたんでご紹介しますん。ご紹介します。個人的に、見出しを付けるとノウハウブログっぽくてあんまり好きじゃないんですけど、みなさんの時間を少しでも無駄にしないために一応付けておこう。ちなみに「ドルベック」はオーナーの苗字。
ハゲおやじの正体
ドルベックのラベルできになるのが、このハゲおやじ。名を「チャーリー」という。ドルベックのホームページを訪れると、「1948年10月、ヨーロッパでの戦争に疲れ、チリ領パタゴニアに移住した5人家族の最初の子孫として生まれた」とあります。1949年生まれだそう。この家族は、どうやら秘伝のレシピを持つビール一家。そしてこのチャーリー、「ベルギーのレシピを使って、家族の伝統を守りたい」と、パタゴニアでビールを作ることを決意するのです。2004年のこと。このラベルは2015年に刷新したもので、以前は山に通っていたチャーリーが手懐けたコンドルがモチーフになっていた。
Lager Belga
さて早速飲み比べ。ドルベックには「Lager Belga」「Ale」「Maqui」の3種類のビールがある。全くビールの知識はなく、舌もトンチンカンだけれど、レビューしていこう。
まずは「Lager Belga」。飲んだ瞬間、香ばしい干し草みたいな香りによって、パタゴニアの大草原パンパの脳内スライドが降ってくる。しっかり苦くて、かつ濁った感じの甘みがあります。そして泡がいい。アルコール度数は4.5%。ドルベックのビールの中では軽い味わい。グリルソーセージ、クリームチーズ、グリーンサラダとの相性良しとのこと。
Ale
続いて「Ale」。いわゆるエールビール。干し草感は変わらないけれど、そこまで干されてない感じ。パンパより瑞々しい。フルーティーな香りがフレッシュさを生み出してます。濁った甘さはラガーより印象に残るかもしれない。度数は5.5%。スモークチーズ、シーフード、フルーツサラダにぴったりらしい。
Maqui
最後に「Maqui」。3種の中で、最も印象に残るエールビールだった。パタゴニアの代表的なフルーツ「Maqui(マキ)」を使ったビール。マキはブルーベリーと同じくツツジ科のフルーツで、このビールも飲んだ瞬間ブルーベリーに似たマキの香りがブワッと広がる。その香りのせいで一瞬「甘いな」と感じるものの、後から割としっかりした苦味を感じる。これはもう、舌の奥で苦味を感じるという、人間の機能があってこその旨さ。生理学的にうまいビールです。度数は4.8%。スパイスの効いた鶏肉料理やサラダ、野菜のグラタンにぴったりだそう。
パタゴニアを感じる
以上、3種を飲み比べてきたわけですが、実際パタゴニアにいることもあってか、これほど土地を想起させるビールはないな、というのが全体的な印象です。ドルベックはコジャイケという小さな街に醸造所があり、定期的にツアーを実施しているとのことなので、機会があれば参加したい。次のnoteは、飲んだくれていないで、ちゃんと本丸の活動であるチリサーモンの取材経過でも書こうと思います。はい。
最後に、パタゴニアの写真をいくつか(主にアイセン州)。
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