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漕日(そうじつ)

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南米・チリ共和国のアイセン州をカヤックで旅した記録。パタゴニアと呼ばれる地域の、ジグソーパズルを砕いたような地図を描くフィヨルドに持ち込んだ食料は、お米とちょっとした調味料のみ。…
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2019年11月の記事一覧

漕日#7|「向かい風=前進」の法則

 午前6時34分、嫌な夢で目が覚めた。眠りが浅かったらしい。  夢はこんな感じだった。何…

志田岳弥
5年前
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漕日#6|知るべきことを知った不幸で今生きている

 プユワピ水道の途中で見つけたビニール小屋には2泊した。この水道は3日程度でパスするのが…

志田岳弥
5年前
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漕日#5|期待通りにいくとでも?

 10月20日、午後2時過ぎ。止んでた雨が再び降り出す。北風も強くなってきた。小便にも行きた…

志田岳弥
5年前
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漕日#4|自然の情報を活かせないぼく

 久しぶりのテント泊が快適すぎた。昨晩は晴れにも関わらず驚くほど暖かく、シュラフを羽織っ…

志田岳弥
5年前
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漕日#3|自分に関わる一切を外注しない

 まずはあの岬。そしたら次はあっちの岬。プエルト・シスネスから漕ぎ出たプユワピ水道は、3…

志田岳弥
5年前
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漕日#2|暮らしに必要なのは25kg

 10月19日、快晴。もろもろの用を済ませ、宿の近くにある売店でセビチェとバナナを買う。セビ…

志田岳弥
5年前
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漕日#1|白鳥たちの港にて

 探検家といえば、どこか個人的な表現活動とも捉えられる現代だけれど、昔は軍人の仕事に探検が含まれる場合が多く、交易のための陸路や航路の開拓に命を張った。チリ海軍のエンリケ・シンプソン提督もまた、探検家だった。無数の水路が張り巡らされたフィヨルド、いわゆるパタゴニアと呼ばれる地域を調査し、開発を試みた。1872年、シンプソン提督はある水路の川が流れ込む小さな湾に立ち寄り、数百羽の白鳥の群れに遭遇し、その湾に「白鳥たちの港(プエルト・シスネス)」と名付けたらしい。そんな白鳥たちの

漕日#0|自分の言葉を手に入れる

 noteを更新するのはすごく久しぶりだなぁ。というのも、カヤックに乗って旅に出たのですよ。…

志田岳弥
5年前
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