#13 3.20
忙殺される日々ですっかり放ったらかしにしていたnote。
必要な時にだけ向き合ってなんだかごめんよの気持ちです。笑
ワンマンのこととか、これからのこと。心と体が非常に安定している今、なんとなくまとまった文章にしたくて、こうしてパソコンを開いた次第です。
もうひと月半も前という事実に震えますが、3月20日(日)、S.O.Ra.Fukuokaにてワンマンライブ『実』を行わせていただきました。
こうして銘打ってやるワンマンライブは私としても初の試み。
銘打ってやるからにはテーマを、ということで、現状の僕個人の『実力』。今まで私が向き合ってきたもの、大切にしてきたものの『結実』を届けたい。そんな気持ちを込めて『実』というタイトルをつけ、臨ませていただきました。
1部、2部、アンコール。全11曲。
経験にない緊張が大きく波打ち、心の場所が本当にその名の通りそこにあるかのごとく心の臓が揺れるのを感じながら、それでも手綱を放さず、喜怒哀楽の感情の海を渡るように進む時間。
その中で確信しました。私には、私たちにはまだ『この先』があるということを。
音楽活動を再開してから2年。私は数多くの非凡な才能を持つ人たちに出会ってきました。
あんな風にはなれないな、一生かけても同じにはなれないな。
最初は嫉妬や羨望だったものが、そんな体験を重ねるごとに、気づかぬうちに、自分の可能性を信じきれないことに心を痛めないための言い訳になっていました。
続けていれば、辞めなければいつかそれなりに。
私はいつからか、想像の域を出ることのない『これから』しか描くことができなくなっていました。
当日はありがたいことに満員御礼。昨今の事情もあり席数こそ限られていたものの、自身としても最大人数を前にしてのライブ。
音楽での繋がり。家族、中、高、大学生時代に出会った人たち。S.O.Ra.スタッフの皆様。まるで今まで私が生きてきた足跡が地続きになって今日という日を迎えたかのようにして生まれたそれは、自分の頭の中では描ききることのできなかった時間、光景でした。
ステージからみなさんをみる私には、いつしか小さくまとめてしまった不安などは消えさり、その奥にさらなる希望が見えていました。予定調和のままでは終わらない未来を、その先を信じてくれる人たちがいることを、たくさんの支えと私の今までの想いが実を結ぶ瞬間を。
それをただ信じきれる幸福をひたすらに感じながら、大切な歌を歌わせていただく時間はあっという間に過ぎていきました。
ライブが終わってから、当日来てくれた人も、これなかった人も、身に余るほど多くの人が祝福してくれました。
あの日皆さんがかけてくれた言葉を、これから先も信じて生きていきます。
私の中であの日が、間違いなく私の物語が始まる瞬間でした。
足りないものはたくさんあります。きっとそれを一生追いかけていく人生だと思うし、それでも完璧にはなれないのかもしれません。
それでも私は、私のままで、誰にも、何にも負けないように、表現者として胸を張ってこれからも私を辞めず生きていきたいと思いました。
そう強く思わせてくれたのは皆さんのおかげです。
いくつあっても足りない感謝の気持ちを、『この先』もずっと。
最後にセットリストと、アンコールラスト、イキってクールに終わらせようとしたけれど喜びを隠しきれなかった私を添えて終わりとします。個人的にお気に入りでファイルにしてるのでよければ見てください。笑
ありがとうございました!!!
P.S.
これから1年間、ただ漫然と音楽を頑張る、だけでなく、環境を変え、研鑽を積み、表現者として生きていくために計画していこうと思います。見ててください。