日本医療デザインセンターの 2022年の3つのコミットメント
自分の中の恐れ
一昨年の2020年7月末でJump Start株式会社の代表取締役を後任に譲り、軸足を一般社団法人 日本医療デザインセンターに移してから1年と4ヶ月。特に昨年の2020年の1年間で多くの変化がありました。
株式会社の経営と一般社団法人の経営は異なります。同じスタイルで経営することも可能かもしれませんが、自分自身の経営スタイルを変えるために、一般社団法人を立ち上げたとも言えます。
もう少し踏み込めば、「人を雇用する経営」と「人を雇用しない経営」の違いかもしれないし、経営における「利益」のプライオリティの違いかもしれない。
ただ、いずれにしても自分は人が離れていくこと、人から嫌われることを常に恐れています。
社員だったら『離職』、パートナー企業だったらプロジェクト頓挫によるチームの『解散』、クライアントだったらプロジェクト半ばでの『契約解消』、、、自分の中で大切なステークホルダーに位置付けている人たちと離れていくことにとてつもない恐怖を持っています。
その直接の原因が自分ではなかったとしてもです。そして、自分に原因があったときには、外部に要因を見出し、自分の傷を深くしないように自分の心を守るようにするくらい恐れています。
『一人ひとりを大切にすること』と、『嫌われないために遠慮する』ことは違います。『貢献に対して感謝で報酬をお支払いさせていただくこと』と『相手が離れないためにお金で繋ぎ止めること』は違います。
しかし、いつの間にかそこの区別がなくなるときがあります。
新年早々、ここまでウジウジとしたことを書いているのは、このマインドを自分の中から断ち切ることへの宣言のためです。
2021年に描き出したビジョンを実現するために
軸をぶらさないこと(=プライオリティが明確であること)
そして、ビジョンから外れることは誠意を持って断ること
その結果、人から嫌われたり苦言を言われることを覚悟すること
周りからはワガママに見えても、この1年でビジョンを達成する覚悟を持ちます。2022年で描いたビジョンまで到達できなければ、大きなチャンスを失い、一生後悔します。
2022年の3つの宣言
1. “某”大学病院構内に日本医療デザインセンターを設立することが決まる
僕らは2027年までに全国の7つの大学病院構内に日本医療デザインセンターを設立することをコミットしています(本気で目指しています)。
そのために2022年の9月に “某”大学から文部科学省の概算要求にチャレンジし、2023年度に一つ目の日本医療デザインセンターを設立するための準備を進めています(どこの大学かは年内に公表できるように!)。
その申請時に、企画内容を魅力あるものに仕上げるのはもちろんのこと、そこまでに「機運」をつくるために、いくつかのことを仕掛け、社会実装していくことに挑戦します。
2. “コレクティブインパクト”による医療デザインの社会実装を実現する
前項で記した「機運」をつくるために、「医療デザイン」のインパクトのある実績を理事、賛助会員を始めとする関係者を巻き込んで創り出します。
そのために何をどういう体制で創り出すのか?
今まで以上にサービスデザインに注力します。
3. 『医療デザイン』の本を出版する
2020年10月に出版プロデューサーと契約しましたが、出版企画の途中で2020年は終わってしまいました。
この1月で出版企画を仕上げて出版社を確定させ、年内の出版を実現します。
ビジョンの実現のために『完璧主義』をやめる
以上の3つのことを達成します。
例年であれば、欲張って多くの目標をリストアップしますが、2022年は3つのことに集中します。この3つが達成することによって、その他に構想していることも一気に動き出すと考えます。
そのために、自分自身の『完璧主義』をやめます。
自分で定めた時間の中で100%取り組み、そして70点でも世に出していきます。
なので、このnoteの記事もこれまでであれば、完璧を求めていく中で納得がいかずにお蔵入りするような内容なんですが(汗)、今回は70点で世に出し、そしてしっかりと育てていこうと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?