【カードゲーム】フィールド探訪 遊戯王編
こんにちは、各カードゲームのフィールドを旅するカタカナ3文字で「タケル」です。
今回は遊戯王のフィールドを見ていきたいと思います。
各ゲームのフィールドを見るときの共通の基準として、以下の4つの分類を作ります。
使用前カードエリア〈前〉
使用中カードエリア〈中〉
使用後カードエリア〈後〉
何かを数えるエリア〈数〉
右の〈○〉をフィールドのエリアの説明に添えて、どのようなエリアかを分類をしてみます。
さぁ、実際のフィールドを見てみましょう。
番号がすでにあるので、その通りにエリアを回りましょう!!
1.メインモンスターゾーン 〈中〉
モンスターカード(攻撃するカード)を出すエリアです。ここが主な戦場ですね。5枚分しかエリアがないのが特徴です。限られた枚数のモンスターしか出せないということで、どのモンスターカードを出すかという選択を迫られます。制約があることでより洗練された作戦が必要になりそうですね。
2.魔法&罠ゾーン 〈中〉
魔法カードと罠カード(どちらもサポートカード)を使うエリアです。こちらも5枚という制約があります。一部の魔法カードや罠カードは裏向きでセットすることで、相手のターンにも使うことができます。つまり、ここは駆け引きの場、相手にとっては5枚という枚数ですら多く感じてしまうでしょう。
3.墓地 〈後〉
効果を使い終わったカードや、破壊されたカードが置かれるエリアです。「墓地」という名前は役目を終えたカードに対する弔いの気持ち、敬いの気持ちがあってよい名前だと思います。
4.デッキゾーン 〈前〉
ゲームではまだ使えないデッキと言われるカードの束を裏向きにおくエリアです。次に引くカードが分からないその不確かさがカードゲームに緊張感を与え、プレイヤーの運命を左右するのです。
5.フィールドゾーン 〈中〉
魔法カード(サポートカード)のうちで、「フィールド魔法」と呼ばれるカードを使うときに置くためのエリアです。ここは遊戯王特有のエリアですね。モンスターカードがより戦いやすいように場を整えるカードが、1枚分のみ使えるということで、これはデッキを組む時点で悩みどころになりそうですね。
6.エクストラデッキゾーン 〈前〉
ここは、「4.デッキゾーン」に置くデッキにとは別に、下記の「7.エクストラモンスターゾーン」に特別な出し方で出すモンスターカードを、表向きで置いておくエリアです。ここも遊戯王特有のエリアですね。特別な出し方でしかフォールドに出せないのですが、その代わり、そのカードを裏向きのデッキから引く必要がないという優しい設計のように思えます。
7.エクストラモンスターゾーン 〈中〉
世にも珍しい、相手のフィールドと自分のフィールドとのど真ん中に2つ存在するエリアです。ゲーム開始の時点で、どちらのプレイヤーのものか決まっているわけではないようです。先にどちらかを使ったプレイヤーがそのエリアを使い、もう一方のプレイヤーが残りのエリアを使うという、早い者勝ちと平等の両方を兼ね備えたルールを持つエリアです。
「6.エクストラデッキゾーン」からモンスターを召喚するときは基本的にこのエリアに召喚します。つまり、「エクストラデッキゾーン」のモンスターは基本は1枚ずつしか出せないということのようです。
遊戯王のフィールドを探訪してみて
遊戯王のフィールドには2つの特徴が見られました。
1つ目は、何かを数えるエリアがないということ。勝利条件のライフポイントなどは、フィールド外で整理しておかなくてはいけないようです。また、効果で何かのカウントを数えるカードは、多くは作りづらいかな思います。フィールドで処理できないカウントは、カード以外に何かを用意しなければ整理が出来ないので、プレイしづらくなる可能性がある可能性があるためです。
「○○カウンターを××個置く」という効果を聞いたことがあるので、数える効果自体はあるようなので、何か解決策はありそうですね。
2つ目は、カードの枚数に制限があること。1度にフィールドに並べられるカードの枚数が決まっていることで、1枚当たりに色々な効果を持ったカードがないと、複雑なゲームは生まれづらくなると思われます。ただ、1枚当たりに効果が多くなると、それだけルールを超えた難しさが生まれます。「入るは易く、楽しむは難し」とそんな性格のフィールドだと読みました。
……とここまではあくまで想像ですので、これからここで戦うカードを見てまた認識を改めて行きましょう!!
ただ、これだけ制限のあるフィールドで、25年に及び「遊び」を提供し続けているゲームの運営さまは、本当に素晴らしいと思います。
「制約の中に複雑さを見出だしたり」
カタカナ3文字で「タケル」
in遊戯王フィールド
参考資料:rulebook_new_master_rule_ver10(遊戯王ルールブック)