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雀荘のセット客を常連にするための「値引き囲い込み施策」おすすめまとめ!
巷の雀荘はセット集客にあまり力を入れていないイメージがありますが、セット客の常連さんが多いと安定した収益モデルを描けるのではないかと思っています。
今回は多くの雀士が気にする価格の面で、セット集客を増やすための値下げアプローチを紹介します。
自分が思う有効な施策は以下の通りです。
・常連客への値引き
・主催者割
・学生料金の延長適用
値引き系はこの3つかなと思っています。
それぞれ解説します。
セット利用者側からみた既存雀荘の問題点
まずは簡単に利用者側から見た意見を振り返っていきましょう。
もちろんあくまで客側の理想としてはそうだよねみたいな話なので、これを知った上で、どう両者が満足できる落とし所を探っていけるかというのが主題です。
(ただ知らないことには始まらないと思うので一応つけました)
・値段が高い
結局はこれです。いや、物価も上がってるのに時間1200円とかだとギリギリなんだよ!と雀荘オーナーは思うと思うのですが、客側からすると時間400円/人、1日10h打って4,000円とかだとやや高いなと感じます。
なぜかというと、麻雀を打つという行為は雀荘でなくても家でもどこでもでき、また、雀荘側から何らかのサービスを受けているわけではないからです。
(畢竟、卓だけ置いてあればいい)
頻度が高い人ほどそう感じる可能性が高く、たくさん打つ人ほど、セットの場代にこだわります。(ひま雀などで聞いてきました)
逆に言えば、値段をうまく下げることができれば、常連化しやすいアクティブな打ち手の集団を得ることができ、施策の効果が大きいです。
また、レートが乗っている場合、場代を含めてのトータル収支で見る人が多く、場代が高く見える傾向もあります。
この対策としては、先に集金してレートと分離して見えるようにする、サブスク化する、などもありますが、やや斬新なので今回は割愛します。
常連化するセット客を引き込むための効果的な雀荘値下げ施策まとめ
本題に入ります。
毎週使ってくれるようなアクティブな打ち手を誘致する施策は以下の通りです。
・常連客への値引き
・主催者割
・学生料金の延長適用
それぞれ解説します。
常連客への値引き
まずは常連客への値引きです。
すでに常連な客は値下げせずとも使ってくれているのだから、定価で使ってもらった方がいい!と思うかもですが、それには見えないリスクがあります。
あるとき、スッと雀荘を乗り換えてしまう可能性です。
これを避けるには、常連客にサンクコスト(止めることの勿体無い感)を感じてもらうのが王道の戦略で、具体的には使用数に応じた値下げが有効です。
外食で言うと「いきなりステーキ」などがこの戦略を用いていて、利用に応じてカードのランクが上がっていき、ランクが上がると値下げ率がアップします。
このシステムを導入することで、他の雀荘へ乗り換えられるリスクが低下し、常連客が溜まりやすくなります。
例:
使用数10回以上の人がいる場合:5%オフ!
使用数100回以上の人がいる場合:10%オフ!
主催者割
ここからは新規客を常連化させる戦略です。
1回目の新規客を呼び込む施策として、「初回は安い!」みたいなのを打ち出している雀荘は多いですが、そのほとんどはそこで終わり(次に繋がらない)になっています。
なぜかと言うと、2回目以降に使うメリットを提示できていないからで、よほど設備がいい雀荘でない限り、「まあ、1回使ったけど次からは元の雀荘で良いかなー」(安いし)となります。
これを何とか繋ぎ止めるための施策としては、1つ目で挙げた「常連割り」も有効ですが、そのほかにも主催者割り(主催者値引き)と言うのもおすすめです。
セット客のほとんどのグループには、セットを企画する係の人がいて、その人が雀荘の決定権を持っています。
その人に、「うちは主催応援キャンペーンをやってて事前決済すると10%オフになるからよろ!」みたいに言っておけば、それなら使うかーとなる可能性があります。
この戦略は地域のターミナル駅などで有効で、特定の拠点が決まっていない人(オフ会等)に刺さります。
最近は雀魂が1,000万ユーザーを突破したりとネット麻雀の人口もかなり増えています。そのオフ会として毎回使ってもらえるようになれば、結構強いんじゃないでしょうか?
(参考:ネット麻雀初のユーザーを誘致する策としては、リアル麻雀に慣れていない人も多いので、卓の使い方サポートしますなども有効)
学生料金の延長適用
学生街の雀荘はこれがもっとも有効な戦略です。
具体的には、学生料金の適用期間を30歳まで引き上げ、学生証の提示をなしでよくします。
この戦略のメリットは、学生の人数を実質2〜3倍程度にできることで、ライフタイムバリュー(ある顧客が生涯に自社に落としてくれる利益)が高まります。
・通常の学割:18~22歳程度が対象(学生の4年間のみ)
・30歳までにすると:18~30歳までが対象(卒業してから結婚して子供できてあまり打てなくなるまでの新社会人時代もそこそこ取れる)
取れるなら一般料金で取りたいと言うのはその通りだと思うのですが、一番お金がないのって実は新卒の頃だったりもするので、そこをカバーした雀荘は需要があります。
・・それと単純に、学生時代に通った雀荘ってできればずっと使いたいですしね。
More:さらに言うと、これはハードルが高いやり方ですが、複数の雀荘を経営されている人であれば、松竹梅のランクの雀荘を分けて、学生向け雀荘に通い詰めていてくれていた人が30歳以上になったら、より大人向けの高級感ある雀荘の方へ誘導する(「生涯割引するから使ってや!」等)をすると、施策1と連動して良さそう。できればですが!(高級系の雀荘と提携してコンビ組むのも良いかも?)
終わりに
以上がセット集客を伸ばすための値下げ戦略でした。
空卓率がやっぱり一番重要かなと思うので、土日も埋まらないんだよなぁ・・という雀荘さんはぜひ試してみてください。
ちなみに余談ですが、雀荘側に最低限整えて欲しい点アンケ結果はこんな感じ↓
【雀荘の譲れない点アンケート】
— たkる@麻雀グッズ研究所 (@majyanyohinlabo) August 28, 2023
セットで使う雀荘を選ぶ際、これだけは嫌というポイントはどれですか?
(値段、設備等は同じと仮定して)
一番嫌なのは…
また、最後になりますが、自分実はセット雀荘向けの雀荘検索サイトを運営しています。登録無料でPRできますので、セットを伸ばしたい雀荘さんはぜひご検討をお願いいたします。(詳細まで登録必須で15分程度。会費はずっと無料です)
これ↓
以上になります。
麻雀人口は今増えているので、多くの雀荘が流行ると良いなと思っています。
終わり。
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