真ROE革命、建設的な「内部留保」批判に
今日の日経ヴェリタス1面の「『メタボ資本』燃やせ 真ROE革命、波乱相場乗り切る力に」は、ROE(自己資本収益率)の改善事例も含めて最近の動向を解説している。
巷間の「内部留保」批判の多くは的を射ていない。企業金融の理論に即せば、「内部留保」も1つの重要な資金調達手段。しかし、それでROEが上げられないのでは、「内部留保」の使途は非効率と評価せざるを得ない。調達した資金で収益を上げるのに適切に配分できているかを見る指標としても、ROEに着目した議論が喚起されることを期待したい。
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