今更、縫製工場さんとマスクを販売しようと思ったのは、、、
縫製工場は葛藤していました。
アパレルの縫製工場の社長さんの多くは、マスクを作ってお金をいただくことに抵抗や葛藤がありました。もちろん現在通常のSSシーズンの生産が稼働しています。ですが縫製工場にとってマスクを作ることは、全く難しいことではなく、
2月以降マスクが入手できなくなり、ニュースでは世間が混乱していっている状況は目に見えていました。しかし縫製工場の方はおそらくマスクで困ってはいないでしょう。作ろうと思えば、布のマスクなら自分の分、家族の分くらいは簡単に作れます。生地を買ってきて、終業後に作っている方もおられました。
僕も工場に出入りしているので、手作りマスクをもらっちゃいました。”おっさんが外出するのをためらうマスク” 1枚目はこれでした。
2枚目は可愛さは中に控えめに、ちょっとおっさんでも着けて外に出てもいいかなというマスクです。
工場内の人やその近親者には縫って提供することができていました。
変わらない現状に悩んだ結果
それでも、毎朝近所のドラッグストアには行列ができています。こんなにもマスクが手に入らないのかと考えていました。そして、連日報道されているコロナウィルスのニュース。医療関係者にも十分に届かないマスク。
やはい縫製工場として布マスクだったら作れるのならば、少しでも布マスクを作ることが貢献に繋がるのではないか??そうすれば、少しでもマスクを買いに並ぶ人を減らして、本当にマスクが必要な医療従事者や介護職の方などにマスクが届きやすくなるかもしれない。
まずは周囲の人にリサーチ
実際にフェイスブックやツイッターで、まだマスクが欲しい人がいるかどうかということと、工場のミシン設備をお貸しするのでマスク作りたい方がいるかどうかという方向で呼びかけてみました。工場もマスクばかり縫製するわけにはいかないからです。
すぐに反応していただいた方がいたのでマスク販売を決めました。
フェイスブックですぐに反応いただいた方は、娘さんが来週から訪問看護ステーションで実習とのこと。マスクの買い置きが無くなりそうだと非常に懸念されていました。
緊急を要する状態だったので、本日出荷致します。
ダラダラ悩んでいても仕方ない。っということで麻100%で肌触りが良く、蒸れが少ない快適な布マスクを作ることにしました。縫製工場の稼働の合間で作りますので、数は1日50枚くらいからになると思います。そして限りのある生地ですので、数量も限られております。ですが少しでもできることをしようと考えています。ショップオープンまで急遽のことで、至らぬことがあるかと思いますが、全力で取り組んで行きますのでよろしくお願い致します。
そして、繰り返しになりますが、
布マスクを供給することで、医療従事者や介護職を始め、人と接触をしなくては仕事ができないような、本当にマスクを必要とされている方に優先して、早急に医療用マスクが供給されることを願っています。