なぜ家なのか
旅行・家・車の3本立てでお送りしているnoteですが、なぜ家を取り上げるのか、まずご説明です。
私が子供の頃は、団地→建売→借家→建売、と引っ越してきました。その後実家を出たわけですが、考えてみれば親と一緒に住んだのは4軒ということになります。物心ついてから引っ越したのは最後の借家から建売住宅だけですが、その時はバブルの最後あたりであちこちで団地が造成されて、建売住宅が大量に作られていた時期でした。
引っ越し先を親と一緒に家を見て回ったりするわけですが、そうすると分厚いカタログがもらえるわけです。分譲地の数十軒全部の家の間取りとか仕様が載せられている本です。子供ながらにそれを読んでいるのがとても楽しかった記憶があります。一斉に分譲されている家にも、高い家もあれば安い家もあり、高い家はこう違うのか、みたいに見てると意外と面白いものです。
で、おうち熱はいったんそこで収まるわけですが、実家を出てからも定期的に引っ越しはしていて、アパート→アパート→借家→アパート→借家→注文住宅、という経緯で今に至ります。よく考えたら私はマンションに住んだことが無いんですよね。最初に実家を出た時は、家なんてボロで十分!と思っていたのですが住んでみるとやはり色々と分かってくるわけです。家賃の違いはこういうことか、というわけです。実は最初のアパートは2週間で引っ越しました。ボロすぎて耐えられませんでした・・・。
2軒目のアパートは、木造2階建ての1階だったのですが、2階の人がまぁうるさい。足音がめちゃめちゃ響く。上と下で間取りはおそらく同じなのですが、どの部屋からどの部屋に移動しているかが手に取るようにわかる。こういうの平気な人もいると思うのですが、私はダメでした。これがめっちゃ可愛い子が住んでる、とかならまだ我慢できたのかもしれませんが、静かにしてもらうようお願いしに行くと大声て怒鳴ってくるようなおばちゃん・・・、引っ越しました。
3軒目の借家は、2世帯住宅の2階です。これは友人経由で空家を紹介されたのですが、オーナーは有名な外資系企業の社長を引退してオーストラリアに移住していて、家が空いていると、そして2階部分なら貸し出し可能、ということで、家賃というよりは微々たる管理費のみで借りることができました。立派な豪邸でしたが、しばらくするとその家族の娘が1階部分に引っ越してきて、別世帯ですが同じ家に住むという状況。しかもその娘は仕事が忙しく、家の工事の立ち合いとかを頼まれたりとかして、鍵を預かって不在時に家に入る必要などもあり、付かず離れずの距離を保ちました。
4軒目のアパートは、実は親所有のアパート。借家は駅から徒歩10分くらいとちょっと遠かったのですが、親のアパートが同じ駅から4分くらいに建替え完成して、当初は別に移転するつもりもなかったのですが駅の近さにひかれ、空室がどんどん埋まっていきあと1部屋というところで私も申込。へーベルの管理会社経由だったので親のアパートでも金銭的なメリットは全くありませんでしたが、やはり久々の新築は十分に快適でした。ただ問題は、隣に住んでいる親族。色々と干渉も多く、距離を置こうということで移転しました。
5軒目の借家は、またしても2世帯住宅の2階。なんかこのパターン、自分でも慣れていて抵抗なく選択しました。今回は普通に不動産屋の紹介。年配のおばあちゃんが1階に住んでおり、2階は息子のために用意したものの、実家には戻ってこなくて新築後にずっと空家、という家でした。なので設備系もすべて未使用でした。この家はおばあちゃんのこだわりが凝縮されており、設備もかなり充実。キッチンにオーブンが組み込まれていたり、床暖がついていたり、電動シャッターがついていたり、エアコンは天井埋め込みになっていたりと、まぁこだわりが色々と。こちらは家は十分に快適だったのですが、コロナが始まり在宅勤務を始めた頃に、近所のおばちゃんのペット問題が勃発し、近隣住民を巻き込む大騒動に。借家の私はさっさと引っ越すことにしました。
そして6軒目、賃貸でもなかなか良い物件も見つからず、だったら買って建てちゃおうということになりました。その経緯はまた追って書いていきたいと思います。