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OMORIを見てみた感想と考察(その6)

最初に

この記事は前回の「OOMORIを見てみた感想と考察#5」の続きです。前回を見ていない方はそちらから見ていただくことを推奨します。また、OMORIは「死」と「うつ病」、「精神的恐怖」の要素を含むゲームであり、サイコホラー・狂気的なシーンも一部に登場します。そして、主は「自殺」表現が苦手であります。極力最後までプレイつもりですが、予想外のシーンや演出によっては、続きを書かない可能性もあります。ご了承くださいませ。また、この記事にはネタバレを多く含みますのでご注意ください。また、主自身のトラウマと関係している描写があるため、自分語りなどがあります。
この記事は主が実際にプレイしたうえで、さらに実況を見てから書いております。そして、今回の拝見させていただいたOMORIの実況は、ジャック・オ・蘭たん様の実況でございます。敬意を示しつつ、チャンネルを掲載させていただきます(日本語怪しいぞおい。敬意伝われ。)。




本日2つ目の記事書き上げました!!

どうも、お疲れ様です。たけぽんずです。そう、本日二つ目の記事です!!ああ、疲れた。よく頑張ったよ俺。前記事にも書いた通り、本当は前回とまとめて出すつもりでしたが、長くなりすぎたので分割した所存です。なので、ここから下の記事を書き終えてから、この挨拶を書いております。今回はスイートハートと戦った後、穴に落ちた後の話です。過去の話がたくさん出てきて、たくさん考察しました。長いと思いますが、ぜひ見て行ってください!!ジャック・オ・蘭たん様の実況動画で言うところの#8の最後の15分ですね。動画はこちら!


深淵の中へ

オモリ君が行きついた先はと古びた図書館みたいな場所でした。図書館にはサギソウがたくさん飾られています。「夢でもあなたを想う」ここにサギソウがあるということは、オモリ君は誰かを想っているということでしょう。一体誰を想っているのでしょうか。
この場所の管理者はとっくに無くなっているようです。亡くなっている。と聞くとマリちゃんが思い浮かびます。ですが、オモリ君はマリちゃんの記憶に触れることができるはずがありません。

図書館で、オモリ君はいくつか興味深い本を見つけます。全部丁寧に考察したいので、それぞれの本を原文そのまますべて文字お越しして考察していこうと思います。

浜辺の帰り


「長い一日が終わり、帰りの車で一人ずつ眠りに落ちていった。浜辺で遊んで疲れてしまったのだ。仕方ない。□□□がこっくりこっくりしていると思ったら、やがて全員すやすやと眠った。夕暮れ。□が寝たまま頭を□□□□□のk谷載せるように姿勢を変えた。突然のことに□□□□□は起きたのだが。目を開けはしなかった。彼は寝たふりをして、道路の音を聞きながら、ゆっくり呼吸を整えた。太陽が暖かく、花のてっぺんがわずかに沁みる。明日には日焼けしているだろう。彼は今、幸せだ。とても、とても幸せだ….。そして彼は自分に誓った。何があっても、この日を絶対に忘れないと。」

なんと甘酸っぱいロマンチックな話ですが、誰がなにをしているのか□で隠されています。が、文字数である程度予想はつきそうです。
□が五文字の物はおそらくオーブリーちゃんでしょう。□が三文字はバジルだと思います。□はおそらく、サニー君だと思われます。メタい話、主人公の名前が変えれることから、□を一文字にしているのでしょう。よって、姿勢を変えたのはサニー君、起きたのはオーブリーちゃんだと思われます。「彼」はおそらくサニー君のことでしょう。姿勢を変えた時にサニーも起きてしまったのだと思います。神視点の書き方なので、おそらくオモリ君の記憶を参考にした「夢」がこの本を書いたのでしょう。いやぁ、甘酸っぱい。てぇてぇ。

ツリーハウス

「今日はとても暑い夏の日。□は毎日こうして過ごせればいいのにと考えていた、裏庭はひどく散らかっていた。庭には木の板が乱雑に置かれていて、□□□と□□□□□にせいで草にペンキがついていた。□は□□が一日中ずっと父のトラックから木の板を運ぶ様子を見ていた。□□が金づちで何回指を売っているかを数え、□□が梯子から降りてきてからどれほどの時間が経っているのか計算していた。一時間は経っていた。僕は応援だけでいいだろう。そう思いながら、□はお気に入りの木の下で眠そうにくつろいでいた。もちろん、そんな都合のいいことはないとわかっていた。友達はきっとすぐに彼に助けを求めるし、彼もそれを拒むことはできない。このツリーハウスはみんなのものだ。全員で協力して完成させるのは当然のことだ。□はそれを知っていた。同意もしていたが….やはり面倒だった。彼はゆっくり立ち上がり、仕方なくそのごたごたに首を突っ込むことになった。彼も頑張らなければならないと思っていた。ただ、夏の一番暑い日にこんなことをするのはさすがに勘弁してほしかった。」

夏の日にみんなで裏庭にツリーハウスを作っている話ですね。サニー君自身は暑い日に力仕事をするのは勘弁してほしかったそうですね。でも、みんなに協力することを拒まないあたり、やはりみんなのことが好きなんでしょう。それにしても□が二文字だと、マリちゃんなのか、ケル君なのか、ヒロ君なのか、見当がつきませんね(笑)。ツリーハウスを作るって、相当仲良くないとできないことだと思うので、6人はとっても固い絆で結ばれていたのでしょう。

ジュースをこぼした

「ジュースがこぼれて、カーペットに染み渡った。そこに立っていたのは、開いたジュースパックを持っている□□だけだった。周りを見渡すと、みんな、やれやれと言わんばかりの表情で彼を見ていた。彼は申し訳なさそうな顔で空笑いをした。そして□□は隙を見計らい、一瞬にして玄関から飛び出していった。小さな黒猫がジュースの沁みの上を歩き、べとべとの足跡を家中につけた。□□□□□は顔を真っ赤にして□□の名前を呼んだが、□□はすでに逃げ出していた。□□は□□□□□にウェットティッシュを渡した。ここを片付けようとしているのは、この二人だけ….早く吹かなければシミが残ってしまう。□□には、あとでたっぷりお説教するとしよう….」

ジュースをこぼして玄関から飛び出していったのはケル君。オーブリーちゃんが顔を真っ赤にして、ヒロ君がウェットティッシュを渡していることから、オーブリーにもジュースがかかったのでしょう。片付けようとしえ居るのは二人、バジル君かサニー君かマリちゃんですね。そして、「あとでお説教するとしよう。」というセリフです。このことから、この本はこの場面にいた人のうち誰かの視点ということになります。ケル君、オーブリーちゃん、ティッシュを差し出す優しい行動をしそうなヒロ君は違うでしょう。ではサニー君はどうでしょうか。サニー君がケル君にお説教するでしょうか。あのおとなしげなサニー君が、ケル君にお説教するのはあまり考えれません。では、バジル君はどうでしょう。今までの話で□の三文字が出てきてるということは、バジル君という説も薄いと思います。では、マリちゃんはどうでしょう。前の二冊にも、□が二文字のところで当てはまりそうなところはありません。ということは、この本(記憶)はマリちゃんの視点で書かれているのでしょうか。この三冊の視点がマリちゃんとしたら、本の物語としては成立します。マリちゃんはサニー君の姉なので、弟の気持ちもある程度読めるのでしょう。しかし、なぜサニーの中にマリちゃんの記憶があるのでしょうか。それにこの三冊、まるでマリちゃんがサニーの記憶に触れながら語っているような気がします。

空想

「今年、□は運よく窓際の席を割り当てられた。□は毎日、授業の時に窓の外を眺めていた。揺れる木の陰や、流れゆくくものかたちを眺め続けた。彼は旅をした….自分の世界、自分の冒険に出掛けた。それが習慣になった。夢中になりやすく、時間もあっという間に過ぎていった。今日もいつもと同じように見ていた。口はポカンとした顔で小さな窓の外に流れる雲を眺めた。そしたら□は突然背中を叩かれ、素敵な空想から引きずり出された。□は窓から目を離した。□□はにっこりと笑った。身振り手振りで授業の終わりとお昼の始まりを伝えた。今日はピザが食べられるらしいから、全部なくなる前に急いで食堂に行かなければならなかったのだ。□は腹を鳴らした。最後にもう一度だけ窓の外を見た。今日の冒険の続きは、また明日にすることにした。

サニーはこの時期からよく空想することがあったそうです。自分の世界にがいる込み、夢中になって冒険する。その世界が、今の夢の世界となっているのでしょう。さすがにサニー君の教室にマリちゃんはいないので、マリちゃんが語っているようには思えません、が、サニーの記憶を共有して語っているとしたら、どうでしょうか。
最初に現実世界に目覚めた時のことを思い出します。マリちゃんが家にやってきて、サニーがドアをあけても誰もいなかったあの描写。もしかしたら、マリちゃんはサニーの中に入り込んでいるのかもしれません。もしそうなら、マリーちゃんがサニーの記憶を共有して、語り部になっていてもおかしくないですよね。それに、高いところも、蜘蛛も、怖くなくなったのなマリちゃんが勇気づけてくれたおかげです。マリちゃんは、引っ越してしまうサニーに会いに来て、サニーのトラウマを克服するためにとりついたのかもしれません。

トラウマ

「夕方。変わった銅像が湖を見守るように立っていた。つくられた当時は大事な意味が込められていたかもしれないが、今では彫刻された文字が擦れて読めなくなっていた。どっちにしろ、今日の来客には関係ない話だった。彼らにとって、この石像はただの飛び板に過ぎなかったのだから。まずは兄弟が飛び込んでいった。□□が先に飛んだ。次は□□が飛び、□□がまた飛び、□□がまた飛んだ。兄弟は上機嫌のようで□にも飛ぼうと進めた。調光の末、□はうなずいた。□は足を引きずりながら銅像を上り、湖を見下した。心臓がバクバクしていた。耳鳴りがした。足をぶるぶる震わせながら、□は体制を崩さないようにと目を閉じて深呼吸して集中してみたが….方に何かが動いているのを感じた。目開けたら、黒いクモがそこにいた。その瞬間。□は狂ったように自分の体を湖ん投げ入れた。鼻に水が入った。手足を動かし必死にもがいたが、水の力は強かった。自分はこんなに弱くて、何もできな....彼はそう思った。□はゆっくり目を閉じ.…兄弟が助けに来るのを待った。」

サニーのトラウマの原因が書いてありました。ヒロ君とケル君が湖に飛び込んで遊んでいるときの話ですね。サニー君。主も飛び込みは怖くてできないよ。それに主は泳げないし。だからだ丈夫だよ。自分の無力さに襲われたサニー君。自分に自信がなくなったように見えます。より引きこもりやすい性格へと変わっていったのですね。

だからバイオリンをやめた

「今日はみんなが遊びに来ている。土曜日の朝が待ち遠しい。7時から11時まで、仲良し6人組でお手製の朝ごはんを食べながらテレビを一緒に観る。毎週の楽しみだ。□は時計を見た。8時だ。あと2時間。」10時には先生が来る。それまではみんなと一緒に観れる。□は顔をしかめた。楽しい趣味のはずが生活の邪魔になりつつあった。今までならこの時間はみんなと一緒にテレビを観る時間だったのに、今は一人だけ観れなくなったのだ。最後の一時間も、みんなと観れたらいいのに。バイオリンなんて、辞めてしまいたい….」

サニー君にとってバイオリンは生活の邪魔になりつつあったようです。アルバムにツリーハウスを作る写真がないことから、おそらくバジル君が写真を撮り始める前の出来事でしょうか。バイオリンよりみんなとの時間を大切にしたい。だからサニーは一度バイオリンを辞めたのかもしれません。だとしたら、アルバムにあったバイオリンのプレゼントは、マリちゃんとヒロ君のまたバイオリンをやって欲しいという想いから送られた物だということでしょうか。

以上、図書館の興味深い本の考察でした。この後オモリ君は、バジル君を見てからホワイトスペースに戻ることとなります。昔の仲がいい話を聞けて、ホrたーな雰囲気とは裏腹に、楽しませてもらいました。楽しませてマリちゃんの視点で書かれているという底で話を進めてきましたが、どうしてもオモリ君視点だと思えない文章でした。やはり、マリちゃんはサニーの中にいるのでしょうか。

最後に

重要なものが凝縮していたこのシーン。考察もすごくはかどりました。マリちゃんの存在がオカルトっぽくなってきましたね。夢の中のマリちゃんは、オモリ君が作り出したマリちゃんなのか、それとも、マリちゃんの幽霊なのか。どうなのでしょうか。そういえば、現実世界で就寝したとき、女の人が映ってましたね。
では。

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