
「22級 vs 5級──格上撃破!“王道”の一手はどこだったのか?」
「格上相手に挑む22級。振り飛車党の戦いを制したのは?」
将棋ウォーズで行われた 「22級 vs 5級」 の一局。後手の22級は 早石田から石田流へ と進め、振り飛車の王道を貫きました。果たして、この戦いの決め手はどこにあったのか?
棋譜を振り返りながら、詳しく解析していきます!
【対局の詳細】
• 先手:JohnOreoreo(5級)
• 後手:TheMezaseShodan(22級)
• 戦型:相振り飛車(四間飛車 vs 早石田→石田流)
• 決着:74手で後手
序盤戦──相振り飛車、主導権を握るのは?
お互いに振り飛車を採用し、相振り飛車 の展開に。
後手の狙い:「早石田から石田流へ」
• 2手目:△3四歩(飛車先を伸ばす)
• 6手目:△3二飛(早石田の形へ)
• 34手目:△3三桂(石田流の形に組む)
この流れで、後手はスムーズに石田流へ。「飛車・角・桂」の連携で攻める準備が整った!
中盤戦──3筋の仕掛けが炸裂!
36手目:△3六歩(こびん攻め)
• ポイント! 「先手の金銀の形に隙がある」と見て、早めの仕掛け。
58手目:△3六桂打(ふんどしの桂)
• ポイント! ここからの桂馬連打が勝負の分かれ目!
• 狙いは金頭攻め!
64手目:△5六桂打(歩頭の桂 & ふんどしの桂)
• 一気に先手玉の周りが乱れる。 ここで先手は対応を誤り、後手ペースに。
終盤戦──華麗なる「尻金」フィニッシュ!
72手目:△2七飛成(詰めろ)
• ポイント! 先手玉に逃げ道なし!
74手目:△4七金打(尻金!)
• 決め手! 「玉を下から金で押さえつける尻金で勝負あり!」
まとめ & 振り返り
この一局、後手が勝つためのポイントは3つ!
1. 「3六歩の仕掛け」 で先手陣を乱した
2. 「ふんどしの桂」 で金頭を攻めた
3. 「尻金」 で華麗にフィニッシュ!
格上相手に見事な勝利!まさに「王道の一手」が光った一局でした。