【エメラルド】 バトルタワー802連勝構築(鉢巻トリック)
はじめに
はじめまして。たけぴーです。
最近しばらくポケットモンスターエメラルドのバトルタワーを実機(GBA、GC)でプレイしていました。
目標にしていた700連勝を達成したので、記事を書いてみます!
なお、記録は802連勝まで伸びたところで負けてしまいました…!
構築に至った経緯
子供の頃ハマっていたポケモン三世代、エメラルド、バトルフロンティア。
今年になって、「そういえばバトルフロンティアってちゃんと制覇はしてなかったよなぁ」とか、なんとなくエメラルドのことを思い出してソフトを引っ張り出してちょっとやってみた。やっぱたのしい。
そこで、「あえて今ガチでやってみたら面白いかも?」と思って情報収集してみると、どうやらバトルタワーの攻略研究が一部のコアなファンの方の間で未だに進んでいるようだということを知って改めて興味を持ちました。
特に最初に目についたのが、Baoさんという方のいくつかのバトルタワー攻略記事、そしてバトルタワー連勝世界記録パーティの紹介記事でした。
それらの記事から学んだことは、「バトルタワーの基本戦略はPP削り」だということ。
自分も記録に挑戦してみたいと思ったけど、とはいえ世界記録パーティを超えるものをそう簡単に生み出せるわけもなさそうで、また何より、純粋なPP削りはプレイにかかる時間も長すぎる…と悩んでいました。
そうこう考えているうちに、こだわりハチマキ(以下鉢巻)トリックパーティという軸があることを知ります。
鉢巻トリック軸なら、相手の技を固定して速やかにPPを削ることが出来ると…。つまり、時短の理念を組み込んだタワー攻略構築なのです。
今挑戦するならこれだと思いました。
それから鉢巻トリックパーティ考察と実践の日々が始まりました。今年の5月ぐらいからかな?時間あるときにぼちぼちやっていました。
なので、実はこのパーティに至るまでに結構色々試しています。
他の方の鉢巻トリックパーティの記事も素晴らしいアイデアが多く、大変参考にさせていただきました!
加えて記事の書き方も参考にさせていただきましたm(__)m
パーティ紹介と採用理由
1番手のトリック要員はフーディン。鉢巻をトリックして相手に押しつけます。
2番手のPP削り要員はハガネール。鉢巻によって1つの技しか選択できなくなった相手の唯一のわざPPを削って枯らします。
3番手の積みエース要員はボーマンダ。かげぶんしんとりゅうのまいを積んで全抜きします。
以下に採用理由を書いていきます。
トリック要員:フーディン
①素早さ
フーディンは三世代トリック使い中ナンバーワンの素早さを持っています。
基本的には、「トリックさえしてくれれば良い」という前提でパーティを組むことにしたので、その意味で最大限、トリック遂行率を高めてくれる素早さは魅力的です。素早さが低い(抜かれる相手が多い)ほど、急所、麻痺、催眠、混乱、メロメロなどによる事故は増えます。
フーディンは耐久が低く、トリック後の行動や爪持ち粉持ち相手への事故率はやや気になるかもしれませんが、イレギュラーのパターン自体は少ないため、あらかじめ織り込んで裏で対策をしやすいというのが大きな強みです。
②スキルスワップ、いちゃもん等の優秀な技
トリック軸パーティの永遠の課題であるvsメタグロスにおける回答として、スキルスワップを搭載できることも一つの大きな長所です。(vsソーナンスも超時短♪)
いちゃもんも、初手で撃つパターンがあったり、電磁波毒々等で拘った相手に撃って時短したりと何かと便利です。
③格闘耐性
格闘技を半減に抑えるため、ハガネールでは対処に不安の残る格闘技を耐えて電磁波やいちゃもんを入れることが出来ます。
何よりそもそも格闘技を選んでくることが少ないことも嬉しいポイント。きあいパンチとかは基本打ってきません。
PP削り要員:ハガネール
①圧倒的な物理耐久
防御種族値は驚異の200。わるあがきでびくともしないことはもちろん、鉢巻すてみタックルを受けても平気な顔です。
②いちゃもん
鉢巻を持った相手に対して使うと2ターンに1回わるあがきを撃つようになるので、ハガネールが身代わりを残せない技で拘らせた場合等はいちゃもんを撃ちます。
また、鉢巻トリックしなかった(できなかった)ルートでも大変重要な技です。ハガネールに対して有効な技を2種類以上持っている相手は少ないので、いちゃもんさえ入れておけば安全にPPを枯らせることが多いです。
③ボーマンダとの相性補完
鋼タイプが優秀な耐性を持っていることは言うまでもありませんが、実は今回は、地面技が弱点であることも重要です。じしんを持っている相手はハガネール対面でじしんを撃ってくることが多く、ボーマンダと交代を繰り返すだけで相手に威嚇のAダウンを重ねていけます。
④特性:頑丈
これもかなり優秀な要素です。サイドンやナマズン等の一撃技持ちから事故らされることがグッと減ります。
積みエース要員:ボーマンダ
①全能力値の高さ
本当は構築案スタート時点ではハガネールとの相性補完がより優秀なギャラドスが有力候補に挙がっていたのですが、数値面での差を覆すことが難しそうなのでボーマンダにしました。
②りゅうのまい
攻撃と素早さを同時に上げる強力な積み技です。
③特性:威嚇
Aデバフ技を持たないハガネールを2番手として採用する以上、これが無いと成立しません。この特性によって、ボーマンダは積みエース兼A下げ要員のような役割になっています。
個別解説
フーディン
特性は精神力一択。シンクロだと毒や火傷を食らったとき相手に状態異常をうつしてしまい勝手に死んでしまうので。
A…混乱自傷ダメージを抑えるため、低いほど良い。いうて誤差すぎる。
B…A193爪メタグロスのコメットパンチ確定耐え、A187爪メタグロスのシャドーボール高乱数(93.7%)耐え。
D…C177リザードン・バクフーンのだいもんじ確定耐え。
S…S180テッカニン抜き、1舞S120ボーマンダ抜き。
ハガネール
H…身代わりを4回張れます。
A…攻撃技はありませんが、自身のわるあがきのダメージを上げるためA数値を下げていません。
混乱する機会がほぼ無い上に防御が高いので混乱ケアは考えないとして、わるあがきのダメージが高い方が良いのか低い方が良いのかが争点です。難しいですが、一応最後の最後にワンチャンがあることや、実際に分身レジスチルの身代わりをわるあがきで破壊してボーマンダの負担を軽減したこともあるのでひとまずこれで。
B…A200鉢巻カイリキーのクロスチョップ確定耐え。A200リングマのすてみタックルを身代わりが確定1耐え。
D…全ポケモンのかえんほうしゃ・なみのりを確定耐え。C147メタグロスのれいとうパンチを身代わりが確定1耐え。
ボーマンダ
かげぶんしんは自身の積みサポートと、積んだあとの安定感確保の二つの働きを持ちます。
相手の後続によって身代わりが壊された際には回避率を盾に再度身代わりを張りなおして、身代わりを残した状態で再度攻撃に転じます。
H…16n+1
食べ残しによる回復効率が最大になり、身代わり1回分を4ターンで丁度回復出来るようになります。
A…以下全てA6段階↑のめざパ飛行で、爪ドンファン高乱数(87.5%)1発、爪カビゴン(H235B117の個体)高乱数(87.5%)1発、爪メタグロス確定2発、レジロック超高乱数(99.29%)3発。
B…A200サイドンのいわなだれ確定耐え、A200リングマやA193メタグロス等のつばめがえしを身代わりが確定1耐え、全ポケモンの鉢巻持ちA1段階↓わるあがきを身代わりが確定1耐え、A194鉢巻ヘラクロス・アーマルドのA3段階↓わるあがきを身代わりが超高乱数(99.61%)2耐え。
D…C147メタグロスのかみなりパンチを身代わりが高乱数(93.7%)1耐え、C156スイクンのなみのりを身代わりが高乱数(93.7%)1耐え。
S…S145ブーバー抜き。
立ち回り
フーディンで鉢巻をトリックして、ハガネールでPPを削り、わるあがきしか出来なくなった相手をボーマンダで起点にしてかげぶんしんりゅうのまいを全積みして3タテ
これが基本の動きです。基本的にハガネールは眠るで全回復してHPが綺麗な状態で温存します。
とはいえ例外もちょくちょくあります。初手トリックから入らない相手すらも割といます(これに関しては一応下に簡易メモ載せておきます)。
…下書きに色々書いていましたがこれ以上立ち回りの詳細を書くと長くなりすぎてしまうので割愛します。
それと、これもこのパーティの重要なポイントなのですが、フーディンがトリックすら出来ずに出落ちした場合も大体なんとかなるようになっています。
爪サイドン、爪ナマズン、爪リングマ等をはじめとする爪一撃持ちor高火力ポケモンに対しては、ハガネールのいちゃもんやボーマンダの威嚇を絡めると基本的に大丈夫です。
あんまり下振れると負け筋はあるので完璧ではありませんが…。
【初手トリック以外から入る相手メモ】
ざっと列挙したんで抜けがあるかもしれません。
・初手いちゃもん
リングマ、オニドリル、ドードリオ、ケンタロス、グランブル、ヌケニン、バクフーン、ベトベトン、ヌオー
・初手スキルスワップ
メタグロス、レジロック、マルノーム
・初手でんじは
プテラ、アブソル、ギャロップ
最後に
読んでくださりありがとうございました。
疑問やご指摘などあればX(旧Twitter)の@takep_rまでお気軽に。
このパーティもまだまだ改良するかもしれませんし、他のパーティを考えるかもしれません。