やぶさかでない
「やぶさか(吝か)」は物惜しみする様子という意味なので、「やぶさかでない」と言うと「仕方なくする」と思われがちですが、実は「喜んで……する」が本来の意味です。
「嫌いではない」が「わりと好きである」、「悪くはない」が「ある程度良い」を意味する類のものです。このような、否定を用いて肯定を控えめに言う修辞技法は緩叙法(litotes)と呼ばれます。
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