下城戸「巨岩」の声
本稿の目次①~➃は、去る11月16日、白山平泉寺歴史探遊館「まほろば」映像ホールにて開催された講演「石は黙ってものを言う」で私が話させていただいた内容の中、「下城戸」に関する部分だけを抜粋した記事です。
文体は講演での話し言葉を改変してあります。
(目次⑤は新たに10枚加えた画像「いのち」で、講演とは無関係です。)
① 下城戸は検問所だった
下城戸は上城戸とともに一乗城下町の玄関(入り口)でした。
その役割は二つあったと言われています。
一つは往時、外来者(旅人)の身元をチェックする機能、すなわち検問所です。
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