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今年はたくさんの音楽に触れた一年でした。 私は残念ながら何の楽器も弾けませんが、もし大人になって習う楽器が有るとしたら、そしてもし日本に住んでいたら...習っていたかも知れないと思う楽器があります。 それは三味線、それも津軽三味線。 関西で生まれ育った私が岩手にある看護短大に進学したきっかけは津軽三味線の音色でした。 高校生活も終わりのころ、たまたま付けていたテレビで盲目の少年が弾く津軽三味線のドキュメンタリーをやっていました。 高校卒業後、家を出るつもりでしたがなるべく遠く
先週の日曜日、ある教会でマンドリンとクラッシックギターとコントラバスのアンサンブルが催され、そこで友人がギターを弾く姿を、初めて間近で見ることが出来ました。 いつも遠慮気味で線の細い友人の、ギターを抱くその背筋が伸びた姿は凛として、とても美しく静かな気迫を感じました。 こうやって音楽に向き合い弾き続けて来たのだと、ギターを包むように前傾し真っ直ぐに伸びた背中を見ながら、彼女の音を最前列で聴いていました。 音楽に対峙する厳粛さと、心に語りかけるような深い音色を聴きながら、何か
周りに話すと引かれてしまうので、なかなか言えないが、昆虫や生き物が好きである。 ずっと昔から。 子どもの頃は、夏休みのキャンプ場でクワガタを見つけることが何よりの宝探しだった。 他にも好きなのはセミやカマキリやカブトムシやカミキリ虫。カエルやトカゲ。ザリガニ。沢蟹。 中身が子どもの頃から変わってないのかもしれない。 40代となった今でも、見つけるとそれはもう嬉しくてはしゃいでしまう。 小さな命の愛らしさ、生きている愛しさ。 昆虫との一期一会に感謝だ。 しかし、これが、な
一年が経ち新しい目で見ることができた満開の菜の花畑 日が長くなってなかなか暮れていかない時間帯、黄色と空色が滲んで融合するような空気の中を走った もう菜の花は咲き終わったけど、節目となる決断をした今の私の心の中に、この風景はいつまでも映っていて励まされている様です。
『地始凍‥ちはじめてこおる』 11月12日から16日頃 立冬の次候となり、寒さで大地が凍り始める時期となりました。 しかし、日中は暖かい日が続き今日(11/12)の 山陰地方は24度まで上がりポカポカ陽気。 まさに小春日和の小春空。 そして小春凪 寒さを忘れるようなこんな日は 神様からの贈り物。 ポカポカとした春のような陽気に 想いを馳せながら‥ ほんわかした気持ちで過ぎていく一日は いつもより穏やかな気持ちになれるような気がします。 そんな
上手く撮ろう!そう思った瞬間から 女神様は遠ざかるらしい。 ある写真家さんの言葉だ。 そうかもしれない。 おみくじだって 抽選だって 欲をチラッとでも出したものなら‥ 神様はすぐにお気づきになって スルスルーって 運が手の中からこぼれ落ちちゃう。 見逃してはくれないのだ。 無欲であれ!と 言われているような気がして 心を見透かされたような気に なってしてしまう。 そんなことを 子供の頃から信じていたりして。 だから おみくじだって 抽選だっていつも 無欲で挑も
こんにちは。Coral Hzです。 今回は、創作活動の意義について、私たちの考えを書こうと思います。 最近息子を出産したのですが、まだ生まれて間もない息子は、立つことも話すこともできません。それでも、毎日を懸命に生きています。生きるエネルギーに満ち溢れた息子の姿を見て、生命について深く考えることが自然と増えてきました。 人は生まれたと同時に、終わりへのカウントダウンが始まります。生命が有限である以上、避けることはできません。終わりの時は今日かもしれないし、10年後かもし
従来の常識から逸脱するほどの強靭性をもつゲルが開発されたとのことです。 通常のゲルは4方向に枝分かれする4分岐構造をもちますが、今回の研究では3分岐まで分岐数を減らしたことで伸びの向上が確認されました。 この「引き算の構造設計」は非常に重要な示唆を与えてくれます。 例えば楽曲を作るとき、「どんな音を足せば良いか」と考えることがありますが、「どの音を減らせば良いか」と考えることも重要なのです。 作詞をする時も、助詞を一音減らすことでメロディに上手く乗ってくれるようになった
フランクフルトのシュテーデル美術館へ行ってきました。 在独10年を軽く超えるというのに、自宅から150キロに位置するフランクフルトの街を知りませんでした。空港には何十回も行ってるけれど、改めてフランクフルトの市街を訪ねるのはこれが初めてのことです。 シュテーデル美術館についての予備知識はほとんどなく、唯一フェルメールの絵があるのをガイドブックで読んだくらい。 平日の午前中ということもありますが、かなり広い館内に人もまばらで静かに見て周ることができました。 パリのオルセー