面白い本・好きな本|芸術の世界を覗いてみる?[秘境の藝大、群青の漫画、楽園のカンヴァス]篇
古代日本の色の概念は、4原色だった
その色とは「赤」「青」「黒」「白」の4つ。なぜなら、この4色だけは形容詞としても使える色だから。
「赤い」「青い」「黒い」「白い」
「黄い」と言わないし、「緑い」とも言わない。形容するときは「黄色い」「緑色っぽい」と“色”をつけて表現する。さらに、2つ重ねて表現できるのもこの4色のみ。「真」をつけるのもこの4色のみ。
「赤々と」「青々と」「白々と」「黒々と」
「真っ赤」「真っ青」「真っ白」「真っ黒」
紅白が対の概念になったり、緑の