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10/6 政治学がすごい

政治とは

今日は政治学のセミナーに行ってきた。政治学の概念から議論し、政治的と政治の違いは何かなど話し合った。複雑すぎてあまり理解はできていない。ただ一つだけしっかり記憶に刻んだのは、政治には二種類あって一つは政治は政府や政治家、行政の一部限られたグループや人が行う、権力の行使や判断、もう一つは人間全てが行う選択するという政治的判断すなわち人間生活全般、例えば、今日授業に参加した理由は学びたいという意思があるからだ。行かない選択をしなかったのは両親が高い学費を払っているから授業に行かないと勿体無いや出席率が下がると怒られるなどという要因である。これはいたって理性的で政治的判断である。なぜこれが政治かというと、より良い選択肢を求めて熟考しているためである。政治家や政府も国や自治体のために最善の判断をしているはずだ。残念ながら今の政府が日本国民のためを思って行動しているとは思えないが。根本的概念から話し合う今日の授業は非常に面白かった。まず今日取った政治的な行動と政治的でない行動2つ全員発表させられた。その後、それが正しいのか否かを議論した。今日七時間寝たことを政治的判断といった女子学生に対し、僕は「政治的判断ではないと感じる、なぜなら寝ることというのは生き延びるための本能的選択であり我々人間は動物でありそれは私たちの根本的性質ではないだろうかと」と皆に問うたらまずは笑いが起き、何人も頷いてくれた。それはそれは嬉しかった。

グラウンドルール

時系列は完全に逆だが言い忘れていたことがあった。それは政治学セミナーにおけるグラウンドルール(基本的規則)を説明されたことだ。この規則はもちろん他にも応用が効くが主に小学生や幼稚園で習うほどのものだ。だがなぜかその時と効力が違う気がする。まず規則を五つ説明する
1 Respect the opinions of others in class discussions.
2 When you disagree, make sure that you use arguments to criticise the idea, not the person.
3 Avoid dominating class discussions.
4 Be open to the ideas and experiences of others in the class.
5 If you are nervous about speaking in class, remember that your perspective is valid and the class deserves to hear it.
1 クラスでのディスカッションでは、他の人の意見を尊重すること。
2 意見を異論を唱える時は、その人物を批判するのではなく、その考え方を批判するように論証すること。
3 クラスの議論を支配しないようにする。
4 クラスの他の人の考えや経験を受け入れる。
5 クラスで発言することに緊張している場合は、あなたの視点はとても価値があり、クラスはそれを聞く価値があることを忘れないでください。
こういった基本的条項である。みんなを尊重しようなどといったありきたり文言ではあるものの政治学だけに文言以上に威厳を生徒に与えた。今日の議論ほど温かく尊重されたものはなかった。正直、人間の汚いところが見える時なんていっぱいないだろうか?変わり者を苦笑したり、筋違いな意見と対峙するとその人を馬鹿にしたり様々である。僕もこういった愚行は働いたことがある。だが、いざこうやってこのルールを突きつけられると、喧嘩や貶し合いがどれだけ醜く、本筋から逸れており、未成熟であると言われているような気にしかならない。日本の高校や大学でもこれはやったほうがいいかもしれない。なんとなくだが、中学高校は陰湿な感じがする。出る杭は打たれるというが実際、些細な理由で袋叩きに合う。だが今日、穏やかに議論が進み、一概に日本だけを指せないが日本の中学高校生の揉め事を対比させると心や金銭的の余裕さ、両親から注がれた愛情などの差がUCLの生徒と日本の生徒の間にあるのではないかと考える。少し飛躍させすぎで尚且つ、UCLを美化しすぎで、日本をスケープゴートにしすぎだが、モラル、倫理観の差は人間性を確定させる長期間その個人に向けられた愛や教育が要因なのではないかと今日ふと頭によぎったのであった。

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