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PRコンテンツの生み出し方

PRと聞くと、BtoC向けの分かりやすい商品やサービスでしか
実施する事が難しいと思っていませんか?

パンケーキ・BBQ・商業施設・タピオカ等、PRの成功事例として
話題になるのは、分かりやすいBtoC向けの商品が大半を占めています。
また、多くのPRコンサルタントも結果の出やすいそれらのPRに携わりたがっているのも現状です。

地方の小さなネジ工場でもPRはできる!
私はPRコンテンツの考え方によっては、地方の小さなネジ工場でもPRで
大きな成果を出す事は簡単だと考えています。
実際、私は『製造業向けのITサービス』や『古物商の買取業者』のPRを支援させて頂きましたが、適切なコンテンツを作る事ができれば、メディアに連鎖的に掲載させる事が可能です。

ITサービスは『日本経済新聞』や『フジテレビ NEWSα』
買取業者は『フジテレビとくダネ!』で取り上げて頂きました。

後になって分かったのですが、特に買取業者様は、
他社のPRコンサルタントからはWEB広告の領域であり、
画として見せる事が出来ない為、PRで成果を出す事はできないと
断られたそうです。

そこで、私が良く活用するPRコンテンツ(ネタ)の
生み出し方をご紹介できればと思います。


ネタに行き詰ったらバリューチェーンに着目せよ

バリューチェーン

バリューチェーンとは、1つの製品が顧客のもとに届くまでに行われる業務活動を表します。つまり、購買→製造→出荷物流→販売→アフターサービスです。

私は、PRネタを考えるのが難しそうな業種の場合
企業のバリューチェーン毎に使えるネタが無いかを探します。


事例①買取業者様
古物商の買取業者様は、テレビで映像映えするコンテンツを作る事は難しいです。メディアに露出しているパターンとしては、買取現場に密着して新宿で働くホステスが『エルメスのバーキン』を売りに来る様子を撮影する!というものです。しかし、それでは毎年4月~6月の放映しか狙えません。

買取業者様のバリューチェーン毎に分析をした結果
買い取った品物を美しく掃除する作業が非常にユニークである事が分かりました。(実際にはダイヤモンドをパイプユニッシュにつける等)

そこで、古物商の買取業者様のみが知る買取価格をアップさせる㊙術として番組向け企画書を作りアプローチを行った結果、CXの情報番組での露出が決まりました。


事例②製造業向けITサービス
ITサービスのPRも撮影できる画を撮る事が難しく、通常はPRが難しいサービスの一つとして知られています。

そこでもバリューチェーンを分析し、サービスを導入したお客様に焦点を当て企画書を作成、導入に至った経緯や成果(従業員の働き方)への取材を仕込みました。

結果として、日本経済新聞やフジサンケイビジネスアイでの露出
フジテレビの夕方情報番組での放映を獲得しました。


まとめ_PRネタに困ったらバリューチェーンを分析せよ!
企業広報をしていれば、常に数か月先のPRネタを開発しなければなりません。その作業は容易ではありませんよね?

もし、PRネタの開発に困った際は
『バリューチェーンを分析する』という事を思い出して
作業毎に、PRネタとして使える情報が無いかを洗い出してみてください。
きっと、何かアイデアが転がっているはずですよ。




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