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PR×WEBで顧客を集める
PR(パブリックリレーション)を事業としている会社は
東京都内に約60社存在します。
そして、その得意分野やPR手法は様々です。
ここだけの話、メディア掲載は獲得したけれども
商品の売り上げやターゲットの行動変容に繋げる事が出来なかった
という事例も少なくないはずです。
そこで、私の最近のテーマであるPR×WEBの連携による
PR手法をご紹介したいと思います。
ターゲットの顧客化はWEB×PRの連携が鉄則
”PR×WEB”の連携ではPRでモノを広めて
WEB上でコミュニケーションを取り顧客を育成します。
具体的には、PRによる露出記事で商品や企業を知ってもらい、企業の公式SNSアカウントやHPへ誘導、訪問してくれた人が継続的にコンタクトしてくれる様に良質なコンテンツを継続的に発信していくという方法です。
日本のPRは中国を見て学ぶべし
中国ではWEBとPR施策が上手く連携しています。
番組の数が多すぎる中国はテレビの影響力が少なく、視料率は1%程しかありません。その代わり、ネットがコミュニケーションの中核になっています。そのような環境が、”PR×WEB施策”の発展を促したと考えられます。
これからの日本も、『メディアの多様化』や『SNSの発展』に伴い
中国に近いコミュニケーション環境になる事が予想されます。
つまり、中国式のPRを学び実践する事で国内広報で有利に立てるのです。
PR×WEB~ローソンの成功事例~
あのローソンは日本国内でPR×WEBの連動で大きな成功を収めています。
ローソンはPRによるメディア露出と口コミをフックにして、ターゲットを自社のSNSアカウントに誘導します。そして自社アカウントでは、『あきこちゃん』という架空のローソンクルーキャラクターをアイコンとして、ターゲットとの関係を構築し、店舗に誘導しています。
具体的には、
①PRで新商品等をTVで露出させる
②自社SNSアカウントに誘導
③SNSキャンペーンの発信(割引・ユニークなコンテンツ発信)
④店舗へ誘導
この4段階の施策で顧客化に繋げています。
デジタルとのかけ合わせでターゲットを可視化できる
WEB×PR施策の連携は、リーチから顧客育成をスムーズに行えるだけでなく、ターゲットの属性やインサイトを可視化できるというメリットもあります。
HPやSNSにグーグルアナリティクスを実装できれば、流入してきたターゲットの年齢、性別、趣味、地域が明確になります。ソーシャルリスニングを行えばインサイト(興味や関心)も可視化ができるのです。
ターゲットが分かればリーチの段階でも、誰に、何を、どの様に伝えると一番効果的なのか?が明確になるので、PRネタやターゲットメディアをより詳細に設定する事が可能です。
メディアに出すのではなく目的に紐づいたPRを
日本国内のPRはまだまだ『広報』のステージで止まっているのが現状です。つまり、メディアに出して終わり。。。
これから日本の広報・PR担当者が目指すべきステージは、
PRと周辺施策を掛け合わせ、いかにターゲットの行動変容に繋げるか
という段階です。
その1つの手法として、今回は『PR×WEB』の施策についてご紹介を致しました。
まとめ~PR×WEBの連携~
①PRでリーチを取る (メディア露出)
②WEB上で顧客育成・分析 (継続的コンテンツの発信)
③顧客化 (店頭誘導、商品購買)