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なぜ「あのサービスは売れる」のか?

売れる!ヒットする!サービスや企画の考え方が分かったらいいのに。。。一度でも、そう望んだ事はありませんか?
つい買ってしまう商品やサービスとは、いったいどんなサービスでしょう?
私自身、商品の企画やPRに携わる際に毎回と言っていいほど悩んでいます。

関連の書籍を、GW中に読み漁ってみると
そこには、たった1つの共通点がありました。

ヒットする商品は生活者の隠れた本音を見ている
ズバリ!ヒットしている商品やサービスのほとんどが生活者の隠れた心の本音をついています。有名な事例だと、LCCにキットカット、任天堂のWiiが挙げられます。そして、その全てが生活者の隠れた本音を突く事で爆発的なヒットを生み出しています。

不満の無い時代=隠れた本音を見つけ出さなければいけない時代
テクノロジーや技術が進化した今、生活者は満たされた状態が当たり前になってしまいました。

それに比べて、昔は生活者の抱く不満が明確でした。なので、企業は生活者に「何か困っている事は無いですか?」と質問をすれば、明確なニーズを浮き彫りにする事が出来たのです。つまり、御用聞のポジションでいれば、何となく売れる商品を作り出す事ができました。

しかし、今や技術の進歩によって生活者は満たされている状態となってしまいました。なので「何か困っている事は無いですか?」と聞いても、明確が不満が見当たらず、思いついたとしても苦し紛れに繕った答えだったりと、生活者自身も不満を言語化できていないのが現状です。

生活者が言語化できていない価値を提供すると売れる
記憶に残るヒット商品のほとんどが、生活者の言語化できていない不満を見つけ出し、価値を提供しています。

任天堂のWiiは『長時間遊んでも怒られないゲーム(家族で楽しめるゲーム)』
不満:ゲームをしていると母親に怒られる

LCCは『格安飛行機(空飛ぶバス)』
不満:飛行機は料金が高い

という生活者が自分でも言語化できていない不満を見つけ出し、価値として提供する事で爆発的ブームを生み出しました。
当時、子供達はゲームを長時間すると怒られて当たり前!旅行者達は飛行機の料金は高くて当たり前!と考えていた事でしょう。
もしも、Wiiが動きながら楽しめるという機能を謳い文句に販売していたら、日本中の家族を巻き込むまでの爆発的ヒット商品になっていたでしょうか?恐らく、新機能が搭載されたゲームとして中規模なヒット止まりだったと思います。

まとめ:売れるサービスを作りたければ隠れた本音に着目せよ
売れる!ヒットする!サービス(広報PRの企画も)を作りたければ、常に生活者の隠れた本音を見つけ出す事に情熱を注いでみてください。
マーケティング用語では『インサイト』と表現される事が多いですが、簡単に言えば、インサイトとは隠れた本音です。

当たり前の事ですが、ヒットの本質は『隠れた本音(インサイト)』を見つけ出す作業である事は確実です。

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