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広報の役割は変わる 活躍する企業広報の心構えとは?
SNS参加者の増加やメディアの多様化によって、広報やPRの役割が大きく変化しようとしています。そこで、これからの広報やPRの役割と、必要なスキルについて考えました。
お時間あれば、少しだけ読んで貰えると嬉しいです。
広報を取り巻く環境変化
SNSの参加者が増加し、誰でもメディアになれる時代になった今、マスメディアの役割が大きく変化しました。
かつてのマスメディアは、『大衆の行動に影響を与える強力なツール』でした。しかし、SNSが発展した今、マスメディアの影響力は圧倒的に低下し、人や企業が双方向に繋がる事ができる為に、流行がクラスター的に発生していくようになりました。
つまり世論や流行は、まず特定のコミュニティ内で話題になり、その後、マスメディアが取りげる事で作られるようになったのです。
今までとは、順番が逆になりました。
●情報はマス型からクラスター型に変化
コミュニケーションで売り上げを伸ばす時代は終わった
今までは、広告代理店は広告やイベントで、サービスや商品の売り上げを伸ばそうとしていました。PR会社はマスメディアへの露出獲得で売り上げを伸ばそうとしていました。つまり、広告代理店もPR会社も、マスメディアの影響力を信じすぎてた部分があります。
しかし、基本に立ち返ってみると売り上げを伸ばす要因ってあまりにも多く存在します。
今までは、この要素から目を反らして、『強引に売り上げに繋がるロジック』を作りだし、広報企画を組み立てていたのではないでしょうか?
もちろん、最終的なゴールは売り上げ向上ですので、どの部分を広報やPRでサポートしていくのか?というポジションのお話です。
これからの広報の役割
今後、社会が成熟するにつれて必要・不必要の基準が明確になり、経済活動においても、より本質的サービスのみが生き起こる時代が来ると思います。
つまり、営利だけを追い求める企業が淘汰される時代です。
『SDGS』や『CSR』活動が活発になったのは、その様な背景があるからでは無いでしょうか?
そして広報やPRの役割は、より本質的な価値が重要視される世の中になるにつれ、企業の存続価値・期待値を高める役割に、ウエイトを占めるようになると思われます。
つまり、企業の世界観や理念を、一般の生活者に受け入れて貰える『言葉』や『活動』に具現化していく事で、企業の価値を高めていく存在です。結果的に、企業が提供する商品やサービスの購入に繋げ、経済活動のサポートを行います。広報担当や企業トップには、このポジションへの共通認識を持つことが、まず大切だと思われます。
広報担当者の必須スキル
これからの広報担当者に必要なスキルを一言で表すならば『共感力』だと思います。企業を取り巻く、あらゆる関係者の『価値観』『経験』『視点』に共感して理解する力です。それらの人々に共感し理解して初めて、自社の理念や世界観とターゲットのそれとチューニングができるのです。
なので、仕事に関連する情報でなくても常に、情報を集める事が大切です。私は、『google アラート』と『News picks』を活用して敢えて、自分とは遠い情報を取得するようにしています。また、忙しくなると動画コンテンツを見る時間が少なくなると思いますがテレビは、世の中の感覚知るツールとしてはとても良いのでオススメです。
情報収集の方法については、書籍やネットで多数紹介されているので、この辺で割愛させて頂きますね。
まとめ
これからは共感力が広報パーソンには必須のスキル。
自分とは遠い存在と思う情報も敢えて、キャッチして様々な視点や価値観を理解していけると活躍できるかもしれないですね。
私も、自分の知的好奇心をどんどん活性化させていこうと思います。